表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
弓兵はモンスターを駆る?  作者: 狭凪
第二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/91

53

 一日跨いでゲームにログインした。えっと今日は何するんだっけな……? なんだろう、一日ログインしなかったからか前にしようとしたことを忘れてしまった。歳か?


「う~ん、なにかしたいとか思ってたのはたしかだと思うけど……」


 考え事のため歩きながら牧場を見回り、ウサギ達を集合させる。うんうん唸りながら始まりの町に歩みを進めるとゆっくりの行軍なので雀や犬どもが襲ってくるが、その程度にやられるうちの子達ではないので出てきてはやられ、襲っては天に還っていく。


「とりあえずギルドに来たものの今日の目標が見当たらない」

「こんにちはコクーンさん」

「うわぁおっ!? なんだ変態3号(お茶汲み童子)か。今日はどうした? 今のところ明星はログインしてないが」

「今日は明星さんは関係なく、スキル入手のためにギルド来たんです。それでスキルポイントのために依頼をこなしていたんですが、ちょっと残った依頼が詰まっていまして」

「手伝って欲しいと」

「そのついでに竜車が使えるようになるみたいで」

「それたぶんついでじゃなくメインだと思うが」

「そうなんですか? スキルポイントが欲しかったのでいろいろできる範囲で受けてたらイロイロできるようになってましたね。特定のNPC販売の値引きとか」

「依頼をクリアしていくとそんな特典が付いてくる場合があるのか」


 俺の場合レギオンハウスで武具を作ってNPCのフィラミアに頼んでギルドに納品、売却してから初回クリアポイントが入ってからは反復だけしているからお金くらいしか増えてない。その分も金属の購入に回してるから自転車操業並みに入ってくる分も雀の涙程度で、それも飼料や携帯食料に回したら霞くらいしか残らない。

 なので手伝うことにする。スキルポイントにお金、経験値とデメリットはないから一石いくつだろう?


「なら早速申請をしまして、さあ、行きましょう!」

「依頼は受けなくて良いのか?」

「コクーンさんが来る前に受けておきました」

「俺が来なかったら他の誰かでも誘っていたのか?」

「いえ、コクーンさんならこの時間にログインしたらこの前ログアウトした時から間が空いたので近況から次の目標を見つけるためにテイムモンスターを育てながらギルド来るって分かってましたから先に受けました」

「そ、そうか」

「はい!」


 流石明星に関しての情報収集が得意な変態3号。その名に恥じない変態っぷりだな。

 いまはあまり気にならないからいいが……、とりあえず依頼をクリアすることに集中しておこう。


「あ、コクーンさん?今、空腹度が減っているから果実タイプが多いのでそれから食べたほうが良いですよ? 依頼は長めですから」

「いや、確認で聞くんじゃなくて断言で言うなよ」

「?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ