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弓兵はモンスターを駆る?  作者: 狭凪
第二章

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前話は短かったので一個前と統合しますた

1/30 ちょいと書いていったもののキリでそっから広がらなかったので合成

 変態2号から改めて方法や豆知識を引き出し、ファームに戻ってキタルファを隅の方に埋葬した。

 様式は土葬にしたが、アイテム二品なので小型の箱を埋めて名前を掘った杭を突き刺しただけだけど。


「さて、今日はどうしょうか。東西南北どっちへすーすむ!」


 迷ったときの運試し。木の枝を放り投げて向いた方向に進むことにした。

 倒れた方向は西。この方向についてはあまり情報が得られてないらしい。気候や植生の変化もあまり見られていないようで、準備なしに進めるかもと書いてあった。


「なんだ西に向かうのか。私も行こう」

「花〇院。と言うテンプレをしたが、今回は遠出しようかと思ってるから一人で行く」


 今回は探索メインなので殲滅型のティグアは置いていく。その事に拗ねたのか爪先で床を鳴らし始めた。


「マップを進めるときはちゃんと呼ぶから自分の事をしておけよ。火力担当」

「了解。ふて寝する」


 肩を落としてログアウトしていった。最近忙しい時もあったしこっちで一人レベル上げしてたらしいから後で誘ってやろう。


「さぁて、セットレディ……」


 ゴーの掛け声で目的の方向に走っていく。今回のお伴はシリウスとアルネブ、ニハルにヘベリスのフルパ、と言ってもただ増やしてないだけだしな。次は何を仲間にするか悩み中だし。


 走り続けて一時間経った辺りで外縁部に到着した。こっから情報を仕入れてないから初見になるな。


「ん? シリウスなんか拾ってきたのか?」


 一足先に行っていたらしいシリウスが持っていたのは小さいが空洞になっている角の様なもの。シリウスが運べるくらいだから何かの役に立つかわからないがしまっておこう。使う機会がなかったら後でシリウスの首飾りにしてやろう。


 ゆっくりと一足飛びで走りながら見つけた敵は猿。イベント戦で見たような感じの猿だが通常の猿っぽい。引っ掻いたり殴ったり原始的な攻撃ばかりなので蹴りを一発蹴り込んだらゲージが四半分残った。蹴った足に若干違和感を感じるので硬めの猿のようだ。改めて鑑定しようかと転がった先を見ると四匹で残りHPを削りきったようだ。まあ後から出るだろうしレベルも2、3辺りだろう。

 いまのでシリウスとヘベリスのレベルが上がったようだ。ウサギコンビは当たり前に上がっていない。


[今回の戦闘によりシリウスのレベルが上昇。

 能力値を2つ上げてください]


[name:シリウス]

種:クロウ Lv10(↑1)

STR:11(↑1)

VIT:8

INT:6

SPD:11(↑1)

RES:2

TEC:7


[今回の戦闘によりヘベリスのレベルが上昇。

 能力値を2つ上げてください]


[name:ヘベリス]

 種:サヴラ Lv8(↑1)

STR:6

VIT:7(↑1)

INT:3

SPD:5

RES:7(↑1)

TEC:5




 さて、今回はどこまで行こうか。

 西のさきは荒野のようなフィールドになっていてある程度走りやすかった。出てくる猿の敵も木登り用に発達した腕ではなく、殴る蹴るに発達した感じの猿が増えてきた。

 そう言えばと確認したいことがあってシリウス達のフォローをしながらラファロにメールを送る。この前の影のドラゴンを倒したときのことだがあのとき経験値が入ったのならそのあとのログアウトするときに気付いたはずのシリウスの進化――まあ無難にショットクロウにしたが――ついさっきしたのだが、それならあのとき経験値がとメールを送った後に戦闘に参加させてないやと気がついた。

 まあ、それでも返信は俺の間違いと同じだった。


「経験値が入ってなくてドロップが『影のさわり』ってなんに使えるんだよこれ」


 試験管に入っている黒い靄だ。黒い靄、それだけしか言いようがなく、鑑定レベルが足りないのか説明もあやふや、使用例のヒント無しだとロスト覚悟で使わないといけないのでちょっともったいない。

 改めて確認したところで戦闘が終わったウサギらを回収、ようやくなにか見えてきた方へ走り出す。




 数十分走ったところで見えてきたのは壁。よくあるファンタジーものの町を守る様なあれだ。魔物の侵入を防ぐやつ。スタート地点の防衛も壁が用いられていたが、空からの魔物が小型化だからのほかに犬や兎ばかりだから3m位あれば物足りることだったがこちらは10mくらいある。しかも壁の表面はコーティングされていて凹凸は全く無い。周辺が猿の魔物だから登るのも得意なんだろうな。入り口も破られないように堅牢そうな造りになっている。


「止まれ! どのような用件でここを訪れた!」

「通りすがりの冒険者です。テイマーのね」

「ふむ。旅の者と言うことか。どこから来た」

「あちらにある町から」

「そうか。別段怪しいと言うこともないし……。大丈夫だろう。うむ、ようこそベテルラニへ。中に入るなら通行料を払ってもらう」


 識別か鑑定、看破なんかで職業を調べているのかもしれないが、PKをしていないからそんなことを心配しなくてもいい。門のところで表示された払う通行料は財布に響くなんてことはなく、それならと払って中に入った。さてこの町の特色はなにがあるのだろうか。

[name:シリウス]

種:ショットクロウ Lv1

STR:13(↑3)

VIT:8

INT:6

SPD:11(↑1)

RES:2

TEC:9(↑2)


[スキル]

 飛翔 体当たり 捕獲 漁る 収集


[name:ヘベリス]

 種:サヴラ Lv8(↑1)

STR:6

VIT:7(↑1)

INT:3

SPD:5

RES:7(↑1)

TEC:5


[スキル]

 噛付き 潜伏 自切 属性:土 抵抗:火

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