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爆発を顔に食らったドラゴンは顔に着いた何かを払うように首を左右に振る。そこに粘り気がある泥状の物が張り付く。
「ヒャッハ! テメェなんざ怖かねぇ。怖かねぇ! 野郎オブクラッシャー!」
顔に張り付いた物を振り払おうとしているドラゴンの顔めがけ、詳しく言うとその張り付いた泥状の物に向けさらに矢を指に挟んで投げる。矢は顔に直撃すると次に爆発を起こし始め張り付いた泥状の物が炎上し始めた。張り付いたものは俺とベラが作った粘着式の燃料だ。
その燃料を起点に体に火が付いたドラゴンのHPが徐々に減り始めた。どうせ刀剣などの攻撃は鱗が硬いからとかの理由で減少するだろうし、弓で射っても鱗はもちろん露出している皮膚を狙ってもたいしたダメージも入らないだろう。目とか口とか狙えば何とかなるだろうがそんな短時間しか狙えない、且つすぐに動く場所を狙うなんて今の俺らじゃ自爆特攻するしか手がないじゃまいか。そうなると持続減少を狙うしかなくなるな。うん。
「焼き討ちじゃあ、焼き討ちじゃあ! 液体燃料はまだまだお代わりあるぜコノヤロウ!」
材料も木炭や石炭と言う安価で今のレベルだと簡単に作れるため調子に乗ってくっそ作ったから出血大サービスでも痛くも痒くもねえ。ぽんぽこぽんぽこ取り出しては投げつけ取り出しては投げ付けを続けているといきなりドラゴンが咆哮を上げ体の火が一気に掻き消えた。
「咆哮でかき消すとは味な真似をぉぉぉ、してんじゃぁぁぁぁねえぇぇぇぇ!!」
ところどころ焦げ付いた皮膚の中にピンク色の|皮膚の下(中身)が見えたためガラスビンに入った液体を投げつける。今度は単発の火炎で応酬するがガラスが割れると液体が燃え上がり顔面にぶつかった。それに驚いているところにさらに何個か瓶を投げつけてぶつける。中身は透明な液体とどろっとしたにごった液体でドラゴンの体に降り掛かるとドラゴンはさらに悲鳴のような声を上げた。
「その体にアルコールは効くだろう。俺もそれでかなり苦労した!」
何度も直りかけの指先にアルコールを浸さなければならなかったときの職場の出来事であり、こんなんでもいつか治るだろうと我慢してじくじくと焼けるような感覚で一日中仕事していたときはつらかった。そして治りが遅いと感じてゴム手をつけ始めたけど。
「さぁて、これからどうしよう?」
「あれだけ一人でやらかしてからこっちに相談を持ちかけるのかね君は……」
「はっはっは。で、案としては普通に倒す。撃退する。その他の方法を探すってとこだが」
そうそう会話をさせてくれないみたいでこちらに敵意の籠盛りMAXみたいな咆哮をはなってきた。あーもう静かにしてくれんかね? そうゆうとこ御都合主義してくれや運営さんや。
月末に投稿及び中途半端感になっているのはFGOの水着鯖の性(誤字ではない)
ワタシわるくないアルヨ




