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弓兵はモンスターを駆る?  作者: 狭凪
第二章

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 正月イベントは諦めた!

 皆が出入り出来るようになってから半月が過ぎた。その間に二マス目の攻略も着々と進んでいるらしく、とあるレギオンが四マス目に入ったところ新しい町が発見された。

 そこは歓楽街を中心とした街らしく軽いキャバクラみたいな店やカジノがあるらしい。カジノか……、リアルではティグアに止められてんだよな。行きたいなぁ。


 まあ今日は烏と馬のレベ上げにしておこう。なんか俺が仕事の追い込みでログイン出来なかったときに短いが正月イベントがあったらしい。それでファーム内に沸いた低ポイントのイベントモンスターを皆が倒していたみたいで、ファームのアイテム倉庫に五百ポイント分貯まっていたのでインスタントの餌と交換した。あとから聞いた話だが、ポイントアイテムが消費アイテムであり餅だったから皆がつまみ食いしていたらしい。


「で、巫女服か」

「防御力はないが耐久力もないから普段着としては優秀だろ」

「普段から着ねーよ」


 あと少しで上着の修復が終わるみたいで、ポーチから手頃な石を出してジャグリングして待っていたらティグアがやって来た。渡された巫女服はスキンアイテムらしく衣装替えが可能ってことになってる。これの上位互換に強化された奴があったのだがすぐさま売り切れたみたい。


「ところで、ジャグリングしているその石はなんだ?」

「ん? えっと、水晶に紅玉、翠玉に英霊晶石。鉄鉱石に硝石かな?」

「ん? なんだ。なにか知らないものが混ざっていたような?」

「……ああ、えっと多分英霊晶石ってやつかな? これあのとき俺の腕を吹き飛ばした敵を倒したらドロップしたアイテムだな」


 いつの間にか増えていたこのアイテムはアタランテからのドロップ以外に考えられない。しかし、俺の識別、鑑定レベルでもこれの表示結果が見えなさ過ぎる。


[英霊晶石:アタランテ]ランク??

・なにか不思議な感じがする石


 これしか見ないからどうすればいいかわからないし、消費アイテムか強化アイテムかもわからないからどうすることも出来ない。だからポーチの肥やしで不意のデスペナ食らってロストしたくないからあとでファームの方に保管して置いてちょくちょく確認しよう。


「修理完了だ。少し強化できたからやってデザインも新調しておいた」

「おおそうか。ありがとな」

「ここが使えるだけでありがたいからな」


 なんか他のとこではショバ代のために何個か作品を渡していたらしいが、俺そんなん聴いたこと無かったんだがな?

 

「じゃあ、俺ちょっと用事のために出かけてくるわ」


 返事は無く手をあげたことでいってらっしゃいを表していた。




「これはなかなかなものだ。これならいいだろう」


[スキル『彫金』を入手しました]

[『下手な横好き:彫金』をクリア]

[スキルポイントを2獲得しました。現在15ポイントです]

[取得可能スキルが追加されました]


 イベントを跨いだため彫金スキルを取るのに長い時間がかかった感じがする。えっとこの彫金の師匠の名前なんだったっけ? まあこれだけのためだからもう来ないかもしれないから大丈夫かもしれない。

 そして今日の一大用事はこのログなのだ。


[アルネブの進化条件を達成しました]

[ニハルの進化条件を達成しました]


 レベルが11越えたからなったのかなにかほかの条件があったのかわからないが進化が出来るようになったのでそのことについて変態二号ことテイマーの師匠のアクロアの牧場に会いに来ていた。


「アクロアさんですか? いま出かけていますが?」

「そうですか」

「なんのようで来たんですか? 多少のことなら私が対応できますけど」

「あ、うちのが始めて進化できるようになったので説明してもらおうかと思ってまして」

「なら私で出来ますね。その馬の子が進化になったんですか?」


 対応してくれていた女性のNPCが移動用に使っていたキタルファを見てこいつが進化に至ったと聞いてきた。一応足にも使うのでレベルアップが早いのか、俺の新しく付いたファーに隠れたウサギたちが見えなかったのか間違えられた。


「いえ、こっちのウサギですね。二羽とも条件を満たしたらしくて進化できるようになったんです」

「うわっ、びっくりしました。それはゲッコーラビットとシャッテンラビットですか。すごいですね。その子たちは最初弱いのですぐ倒されてしまうんですよね」

「それはうまく育てましたから」


 軽く雑談してから進化の用件を切り出した。


「進化条件はレベル上昇でなるのが一般的でいろいろな方法で達成されるんですよ」

「そうですか。今回はどんなことが?」

「多分レベルアップでの進化ですね。でもなんか普通と変わった感じがしますね」

「そういうことがわかるんですね」

「はい。プロですから!」


 綺麗な笑顔を返された。

 それじゃあ、一応この場を借りて進化を行うことにする。


[アルネブの進化先を表示します]

→ルナラビット

→ルナティックラビー


[ニハルの進化先を表示します]

→シャドウラビット

→ダークラビット


「これらの場合普通の進化先ってどんな感じなんですかね」

「それらに関したものだと思いますけどどんな風になったんですか?」

「ゲッコーがルナラビットとルナティックラビー。シャッテンがシャドウラビットとダークラビットになってます」

「それは……二羽とも特殊進化が出来るみたいですね」


  ならば特殊のほうを選ぶかな? そっちのほうが面白そうだし。


[name:アルネブ]

種:ルナティックラビー Lv1

STR:10

VIT:12(↑2)

INT:8

SPD:10

RES:9(↑2)

TEC:8


[スキル]

 体当たり 反光 薬草探知 夜目 夜行性

 跳躍 囮 狂騒(NEW) 誘引(NEW)


[name:ニハル]

種:ダークラビット Lv1

STR:14

VIT:9(↑1)

INT:6(↑2)

SPD:15

RES:5

TEC:9(↑1)


[スキル]

 体当たり 順闇 警戒 夜目 夜行性

 跳躍 隠行 闇属性(NEW) 盲目(NEW)



 能力がちょっと向上したし新しいスキルも増えたからかなり役立ってくれるようになったみたいだ。でもまだ俺の能力を超えないからまだまだ不安なところもあるな。

 まあそれはキタルファを鍛えながら追々成長させていくことにしよう。今回はフルメンでレベル上昇だ。

[name:コクーン]

種族 人間 女 Lv15

職業:アーチャー Lv11

副職業:テイマー Lv10


STR:31

VIT:29

INT:20

SPD:36

RES:22

TEC:39


[スキル]

弓Lv19 短剣Lv19 鏢LV11 縄LV10

無属性魔法Lv5

鷹の目Lv15 梟の目Lv13 鷲の目LV13

アクロバティックLv15 ダッシュLv19

手品Lv18 識別Lv21 鑑定Lv13

鍛金Lv8 錬金Lv7 鍛冶LV8 工作Lv16 部品製作Lv5 彫金Lv1(NEW)

耐毒Lv5 耐暑LV8


[name:アルネブ]

種:ルナティックラビー Lv1

STR:10

VIT:12(↑2)

INT:8

SPD:10

RES:9(↑2)

TEC:8


[スキル]

 体当たり 反光 薬草探知 夜目 夜行性

 跳躍 囮 狂騒(NEW) 誘引(NEW)


[name:ニハル]

種:ダークラビット Lv1

STR:14

VIT:9(↑1)

INT:6(↑2)

SPD:15

RES:5

TEC:9(↑1)


[スキル]

 体当たり 順闇 警戒 夜目 夜行性

 跳躍 隠行 闇属性(NEW) 盲目(NEW)


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