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弓兵はモンスターを駆る?  作者: 狭凪
第二章

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 いろいろ現実のほうに必要なこととフリーセルやほかの事してたら月一になりそうな最近。

 しかも他の話も浮かぶからまとめれないのがつらたん。ここで区切ってぶん投げとこうスタイルです。ストーリー構成とか考えると月二更新かな~?

 粉塵が巻き上がる戦線の先に一条の線が落ちてきた。落下の衝撃によって砂埃が舞い上がり、空から降り注がれる陽光で腰をさすっているシルエットが浮かび上がる。



「……あいたた。っと、援軍見参!」



 地面に突き刺さった槍を引き抜き、振り回して肩に担いぎ見得を切る。振り回したときに起きた旋風で巻き上がっていた砂埃が吹き飛んで周囲が見えるようになった。



「なんか落ちてきたぞ?」

「あれはなんだ? いや、誰だ?」

「それよりそっち行ったぞ!」

「あのファー、ウサギだ!?」

「うわっ! 森の方から泥の塊が出て来たぞ!」

「おい、あの腰!」

「ほっそい!?」

「そうじゃない! 弓の方だ! 狩人ハンターの情報が無い今だと……」

「アーチャーでテイマーってことはあいつは」


『被虐弓兵!!』



 なんだその不名誉な二つ名は? まあ、地雷職であるテイマーを選んだことからそういったのになったのだろうが、いじめられるのは好きじゃない。自ら安全な罠の上で綱渡りするのがすきなんだ! そこのところを間違えられたくない。

 っとそんなことを考えている時間じゃないな。チャットを一瞥すると他のところにも外枠のモンスターが出現し始めたようで、上位レベルの人らが出張り始めているみたいだ。担いだ槍を回し逆の手に巨大な弓を呼び出して、付属している四脚のアンカーを地面に突き刺す。そして森の方向に向けて槍を番えると引っ張り筋力の持つ限り弦を巻き取って張力をぎりぎりと溜め込む。

 泥のモンスターがそこそこ出てきたところで槍の石突を放すと風を切り裂いて真っ直ぐに飛んで行く。その勢いは泥の塊でしかないモンスターの体を吹き飛ばし木に突き刺さる。



「もしやして、コレってゲームよろしく宝具名叫んだほうが良かったか? まあ、自爆技じゃないから再現ではないけど」



 一拍遅れて槍を中心として爆発したかと思うと、その爆発に続くように次々と爆発が連鎖していく。その爆心地には泥の一滴すらも残っていなかった。



「うっわ、試したことも無かったからわからなかったが、さすが使い捨ての武器。その威力は折り紙つきか」



 今さっき放った矢の代わりにしていた槍はニトロを用いて作ったものだ。頻繁に出かけていたディレンナのお陰でニトロの材料が副次的に増えていっていたのでいろいろと試行錯誤した結果のうちの一品ひとしなだ。

 それに長距離ロングレンジで真っ直ぐ飛ばす用の弓もタメは長いが離れているなら有用だろう。両手に持っている武器に目を落とす。


[連爆の投槍]

 ATK+15 耐久90 重量23

【火属性:小】 付与【範囲拡大:小】

・心部にニトロが仕込まれ周囲に爆石の粉末が込められている投槍。振り回される等の衝撃には耐えるが止まった瞬間にニトロが爆発する。それに連鎖して撒かれる粉末に誘爆し大爆発を起こす。

 ランク7

[遠射とおうちの剛弓:カスタム]

 ATK+34 TEC+25 耐久82 重量31

 【風属性:大】【頑強】 付与【広距離】

・長く真っ直ぐ飛ぶように改良された剛弓。弦に石猿の尻尾の筋繊維を寄り合わされ、引き絞るために転魔石を弦の端につけられている。それに対して踏んばりを効かせるために四脚のアンカーが備わっている。

 ランク7


 それぞれノリで作っているので他の連中は今は作れないだろうが、売ってやるつもりは無い。毛頭無い。

 これらは俺が楽しむようであり、レシピ公開は頼まれたらしてやるが自分から進んで公開するつもりなし。たとえ公開しても錬金と鍛冶を両方使って、なおかつ錬金での薬品やら部品製作での精密なものを作らなければならないうえに、少しでも間違えると作動しないことや自爆することもあるのだ。そんなドMが俺以外に居るのかがわからないからな。



「さあて、今のゲージはっと……42? 今が第二波だから三波くらいを見越してしておくか」


『ティグア、そっちからの景色はどうだ?』

『今は森の奥から現れたモンスターに対してそれぞれのところは優勢だな』

『そうか。討ち漏らしのほうはどうなっている?』

『手前のモンスターのほうは粗方終わり始めていて少し戦線が上がっている。後ろに通る奴は若干数しかいないな』

『そうか、なら俺が見逃しをだしてもだれも気にしないな』

『あまり見逃しが多いと背中に風穴を開けるからな』


「りょーかい。っと」



 始めは数箇所しからしか出てこなかった外枠のモンスターもいっぺんに出てくるようになったから一発一発に時間を掛けていられなくなった。投槍と弓を大振りの短剣……と言えるのかわからないジャマダハルを左手に、逆のほうの右手にはパナバスを握りこむ。

 今現在の向こうのマップでは普通の短剣を使っていても難なく進めるだろうが、ここのマップで見たように硬いやらなんやらが出ても大丈夫なようにネットから探して作ったものである。まあぶっちゃけた話、ネットで短剣を調べたときに様々なものが出てきたのでいっそのことオールジャンルで戦えるようにと面白半分で作った感じだわ。ジャマダハルのほうはカスタムだし。

 ちなみに、このイベントは戦闘時継続設定なのでいったん区切りが付いたとしてもレベル上昇は上がりません。

 そして一気に上がるであろうからステータス管理が面倒になる。

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[気になる点] 「アーチャーでサモナーってことはあいつは」 →テイマーじゃないですか?
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