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だって自由に歌って良いって言うから……!

 

 あまりの人の多さに目眩がした。

「やめとくか?」

「今更怖じ気づいたの?」

「跳ねっ返りめ」

 溜息を吐き少年は道を空けた。

 演壇に進む私に付いて来たので睨めば、ピアノの前に座った彼が呆れ顔を向けて来る。

 ごめん。

 「静粛に」と一喝し、我が校の歌姫が病欠だと告げ、ざわつきゴネる生徒達を無視して伴奏が流れる中、胸一杯空気を吸う。

「代打、軽音部部長桑原みづき、歌います!」

 カラオケのノリで吠え、メジャーな演歌を唸った。

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― 新着の感想 ―
[一言] 演歌かよ!! びっくりしましたー ありがとー
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