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eruza  作者: プクリッチ
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6話:宣戦布告

eruzaとの戦いに備え、準備を進めていたターミナル。しかし、突然の事態に冷静に対応する北村。直接話したいと言うeruza。果たして、eruzaの目的とは。そしてその影で、新たな組織が組まれようとしていた。

「久しぶりだな、eruza。お前から姿を現してくれるなんて、珍しいな。」「お前達が俺を探すのに手こずってたから、こっちから出向いてやったんだよ。」「そうか。お前を見つけられなくて悪かったな。で、用件は何だ?」「フン。今日ここに来たのは戦いに来たとかそういうんじゃない。」「じゃあ何だ。」「宣戦布告だよ。もうじき壮大な戦いをすることになるだろう。だからそれを伝えに来たんだよ。」「そんなこと言われなくてもわかっている。それに壮大なんかじゃない。壮絶な戦いだ。」「ほう。気合が入ってるな。では北村、そしてターミナルの皆さん。一ヶ月、時間をあげよう。それまでに、俺らを楽しませてくれる程度の強さになるまで頑張ってくださいね。」「その言葉、そっくりそのまま返させてもらう。」「そう来なくては。楽しめないからな。」「eruza。お前の部下よりももっと多くの人数を集めてやる。」「人数?何の話だ。俺は人数で勝負しようなんて思ってない。」「何?ならこの大群はなんだ。」「ああ。この中から強いのを何人か選ぼうと思っているだけだ。」「なんだ、そうだったのか。」「そういえば、何か見た事のある顔だと思ったら、小出と西條か。」「覚えていてくれたか。一回しか会ってなかったから忘れたのかと思ったよ。」「そんなわけないだろ。ってことは、高橋や海老原も?」「それはお楽しみだな。」「そう。それじゃ、用は済んだから、帰らせてもらうよ。」そう言うと、eruzaは帰っていった。そして周りにいた大群はいつの間にかいなくなっていた。「廉くん。」「一ヶ月か。わた、泰斗、それに黄の部隊隊長の乾。やることはわかったな。」「ああ。気合が入るぜ。」「北村先輩。黄の部隊も赤の部隊と同じ訓練内容を行ってもいいですか?」「ああ。その方が戦力も上がるしな。」「青の部隊もやってみる。」「それじゃ、それぞれの部隊に伝えておいてくれ。」「はい。」「廉くん、俺らはどうする?」「とりあえず高橋達に今のことを伝えよう。話はそのあとだ。」「わかった。」「篤、向こうにも連絡しておいてくれ。こっちで一緒に訓練を行う。」「わかった。」「廉、その人達って誰?」「来たらわかるって。それより高橋、海老原、お前達もこれから一ヶ月、一緒に特訓だ。」「え?何の話?」「eruzaとの戦いが一ヵ月後ってこと。」「えー、嘘ー!?」「よし、みんな、eruzaを倒すぞ!」「おーー!」

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