表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私の知らないこと

作者: みづき

ブラインドから差し込んだ光で目が覚めた。一瞬ここはどこだろうと迷ってしまったのは昨日ベッドの位置を変えたからだろうか。昨日までタンスで隠れていた窓から朝日が差し込んで眩しい。でも、朝が苦手な私には丁度良い目覚ましだ。家具を移動すると新しい部屋新しい空間に生まれかわる気がして少しわくわくしてしまう。下の部屋の人にいつか怒られるんじゃないかと危惧していたが、幸いいつも日曜日はでかけているようだ。しかし寝癖がひどい。長い髪がまた邪魔に思えてきた。

今日は大学が午後からなのにまだ7時過ぎだなんて。早起きは三文の得なんていうけど、目的がない早起きなんて体力の無駄遣いでしかない。いつも何をしようか迷ってうろうろしている間に出かける時間になってしまうから、今日は考えるのをやめて寝ようかななんて考えてた。ただ空腹が気になる。しかし、ベッドから出るのが億劫で迷ってしまった。キッチンの方に目をやるとと部屋の郵便受けに真っ白紙のようなものが見えた。いつもと違う状況に、その白いものに興味が湧き、ベッドから出ることに成功した。手に取ると、ただセロハンテープで封がされた真っ白な封筒だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ