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このキノコ人間が。  作者: 天城春香
誰かの日記
341/366

2012年7月20日

※この作品は作者の日記ではありません。

7月20日(金)

 この世界に住んでいる「会員」と呼ばれる正式な人間は28万人程度で、その会員からの会費だけでは経営していけないのでこの世界を閉鎖します、というお触れ書きが出回る、という夢を見た。この世界が誰かのフィクションの中であるという、そんな精神的症状。これには名前がついていたはずだ。ずいぶん前に立ち読みしためだかボックスにそんなことが書いてあったが、難解な単語だったので覚えていない。なるほど、この程度のことも調べられない私はプロにはなれず、猿の引退のための代筆を頼まれるわけだ。


 もし日本全土がフィクション化したら、本は一体誰が出版するのだろう。確かにフィクション化された世界で出版された本がこの現実の九州にも出回っていたが、フィクション化された世界に出回る小説に価値などあるのだろうか? なにせ世界はフィクション化されているのだ、フィクションだと銘打っている小説にその存在価値はあるのか。それともフィクションの中でフィクションと銘打っている小説はノンフィクションということになるのだろうか。分からない。


 近所に宮崎書店という宮崎県内に有り得てはならない名前の書店ができていたので入ってみた。するとで入口付近に漫画の古書と数冊のパソコン雑誌が置かれていた。そしてなぜか奥で仕切られている垂れ幕の中に入ってみると、そこには本ではなく大量のDVDが置かれていた。これで書店と言えるのか。一応同人誌コーナーもあるにはあったが、それでもこの品揃えからして書店ではなくDVDショップといったほうが妥当である。それとも書店と言わないと都合が悪い理由でもあるのだろうか。エロをおいていることがばれると面倒なことが起きる。とか。

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