《春読古文・水上吟》
2. 古語難入心
古語 心に入り難し
古語如深潭,聲響沉水底。
古い言葉は深い淵のようで、
声を出しても、水底に沈んでしまう。
理解は、まだ浮かんでこない。
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## **《春読古文・水上吟》**
**(文言文 × 日本語詩)**
### **1. 春風拂書頁**
**春風 書頁を拂う**
**春風拂書頁,字義如雲散。**
春の風がページをめくり、意味は雲のように散っていく。
ぼくの指先だけが、取り残されていた。
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### **2. 古語難入心**
**古語 心に入り難し**
**古語如深潭,聲響沉水底。**
古い言葉は深い淵のようで、
声を出しても、水底に沈んでしまう。
理解は、まだ浮かんでこない。
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### **3. 春光照孤影**
**春光 孤影を照らす**
**春光照我身,独坐読難句。**
春の光がぼくの影を照らし、
ひとり縁側で、難しい句と向き合う。
桜だけが、静かに寄り添ってくれた。
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### **4. 水精来点悟**
**水の精、悟りを点ず**
**水精躍杯上,言曰:心如水,則文自明。**
湯のみの水面から、小さな精霊が跳ねて言った。
「心を水みたいに柔らかくすれば、
文字は自然に光るよ。」
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### **5. 春日終得解**
**春日 ついに解す**
**花落縁側上,忽悟一句意。**
花びらが縁側に落ちた瞬間、
ぼくはふっと一つの句の意味をつかんだ。
春の午後、
古文の苦悩は、少しだけ軽くなった。
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5. 春日終得解
春日 ついに解す
花落縁側上,忽悟一句意。
花びらが縁側に落ちた瞬間、
ぼくはふっと一つの句の意味をつかんだ。
春の午後、
古文の苦悩は、少しだけ軽くなった。




