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神に育てられた男 改 戦闘 #編  作者: Inu_TT
水中作戦 〜第二戦〜
9/44

#9.0 離陸!

「よう、新入!初実戦、頑張れよ!」

「はい!」

肩を叩きながら声をかけてきたのは2期先輩の発令所担当士官、代田雄吉だった。

ちなみに俺たちが配属になったのは戦線攻撃担当だった。

つまり、一番危ないが一番神能力を発揮できる場所であった。

代田はこの課ではかなり愛想の良い先輩だった。(他の先輩は目をギラつかせて滅多に話してこない)

今回目標が出現した場所まで専用輸送機で5、6分といったところだろうか。

話すのを忘れていたが、俺たちは巨神に装甲板をつけた兵器に乗り込み、操縦する。

たまに暴走すると巨神が本性を表す。何かとこっちの方が強い。

この兵器は通称『ポット』と呼ばれていて、世界中にその基地がある。

現在、本部は日本に移転してひっそり活動している。

ポットには大きな欠点が二つある。

まず先述の暴走だが、書いた通り制御不能になる。しかも完全に野生化しているから敵を倒さぬ限り戦い続ける。

次に活動時間だ。

いくら神とはいえ、暴走しない限りは意思を持って動くことはない。

だから代わりに電気を使ってその肉体を動かしているのだが、バッテリー容量で活動するのは10分が限界。

だから普段はケーブルを接続して電源供給を行いながら戦闘を行う。

しかしこのケーブルは結構足手まといになる。

しかもケーブルをビームで切られたら一巻の終わりだ。

でもやっぱりケーブルはいる。

それで今はケーブルをつけた想定で訓練をしてきた。

ハズなんだけどネ……

「今回は水中作戦ということで凍結解除された潜航特化型ポット4で攻撃を行う。よってケーブルは降下と同時に分離する必要がある。その分活動時間は1.5倍の15分だ。15分でケリをつけろ!では、パイロットはポットに搭乗、援護支援部隊はC2輸送機二機に分乗!急げ!」

「ハッ!」

俺はパイロット。他のみんなとはここでお別れ。

「パイロット、準備はいいか!」

「機体状態良好、オールグリーン!」

『専用輸送機パイロット、聞こえるか。A滑走路へ移動、離陸せよ!』

「了解。管制の指示も同じだ。」

「エンジン始動、滑走開始」

「専用輸送機及びポット4、テイク・オフ!」

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