#1.0 ついに反撃手段を発見か⁉︎
ファルの攻撃をかわし、何とか逃げ延びてきてはや1ヶ月がたとうとしていた。
「おい!あそこに光が見えるぞ!」
「何?こんな離島の沿岸に何が・・・・?」
後ろからボソッと声がした。
「え⁉︎ファナ?いつの間に・・・・?」
「まさに神出鬼没だな。神だけに。」
「それ、よりによって神四人と神に育てられた男が二人いる場所で笑えんぞ。」
「だが、確かめてみる必要はありそうだな。ファナが言った通り、この島には何もないはずだからな。」
だが目の前にあったのは太い道だった。
そこを通っている間に人工衛星を操って監視しているファルに見つかる可能性だってある。人間が進歩させた科学技術は、ある意味で役立っているが、この状況ではとても厄介で、脅威だ。
「こんな時にネコ型ロボットが出てくる某アニメの『透明マント』があるといいんだけどなぁ。」
だが残念なことにここにはそれがない。
「一か八か、このマンホールで伝って行ってみるか?」
『おい、それがあるなら先に言えよ!』
全く、なぜ進はいつも違う考えなんだろうか。
マンホールより道路を渡る方がかなり一か八かになるぞ!
てなわけで、行ってみると驚きなことがたくさんあった。
『!』がたくさんつきそうなので箇条書きにまとめると、
・陸上自衛隊の新兵器実験施設
・滑走路がある。
・そしてなんと倉庫には対悪神人型兵在中と書いてあるでないか。
その大きさにみんな口を大きく開いた。
寝せてあったが、立たせたら全高50mは軽くあるのではないか。
しかし、いくら何でもこれでファルと戦うのには無理があるのではないだろうか。
そもそも、デカいだけで兵装が見当たらない。
「お、このハッチ開ければ入れそうだぜ!」
「じゃあ入ってみる?この人数は入れそうだし。」
ギィィィ
「意外と重いな、このハッチ。」
「あ、操作説明書があるぜ!起動ボタンは・・・」