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刻限の神無月  作者: 雪平 夜々
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§3 【無謀】

読んでくれた方、アドバイス頂けると嬉しいです!

え? ちょっと待って?! あれ、やばくない?


見ると、奏が話しかけようとしていた女の子の後ろを、今にも襲いそうな様子の男が彼女の事を睨みつけていた。


どうしよう……助ける? 見ず知らずの人を? もし相手が刃物とかもってたら?


やばい……あれもう、やろうとしてるよな? ほんとにやるの?


どうする…………


……でもさ、襲うって決まった訳じゃないんだし。


さ、他の聞き込み出来そうな人、探すか……


奏は気づいていた。男の右手には刃物があったこと。すごい周りを警戒していること。そして何より、離れたこの場所でも伝わってくるほどの殺気。


人なんてこんなもんだ……そりゃそうでしょ。自らの命の危険を晒してまで知らない人の命を助ける?


そんなのバカバカしいよ。どんなに正義感かざしたって、結局人間の体は正直なんだよ……


逃げるんだよ……いつだって。


まぁ……でもいるんだよたまに。


自分の命の危険があろうが他人のことに首突っ込んで、バカやって怒られる人。


そう、僕みたいな、バカがね……


思うと、いつも体が勝手に動くんだよな。


小学校四年生のあの時も……そう、確か子猫がトラックに轢かれそうになってた時、怖いって思った時には道路に体が飛びこんでいた。


女の子に切りかかろうとしている男の前に、逃げだしたはずの奏が飛び込んできていた。


「なっ!!」


男は、奏が目の前に現れ、一瞬混乱した様子だったがすぐに自分の責務を思い出したかのように、ものすごい形相で急所の首の部分を狙ってきた。


奏は、そのずば抜けた運動能力と、反射神経で男の一撃をかわした。男は体制を崩したがすぐに第二撃に移った。


「早っ!!」


さすがに、切りかかってくる奴は今までにいなかったからな……避け方とかわからんし。


男の素早い二撃目が喉元に刺しかかった。


…………あぁ、死ぬの怖いよ。親父


親父に言われてきたあの言葉、最後まで守ってきたけど、これでよかったのかな?


と、その時、強い風が吹いてきた、と言うよりかは、風を鋭い槍のようにした何かが後ろから飛んできたのだ。


その風の槍は男に命中し、消えていった。


「何が起きたんですか?! これは!」


声が聞こえ、後ろに振り返ると先程、奏が声をかけようとしていた美少女が困惑した様子でこちらを見ていた。


すると、後ろから強い殺気が飛んできてるのが分かった。


「殺す! 殺す! お前を殺さないと、俺が……」


そこまで言いかけると、男はその場を逃げるように立ち去っていった。


「ええと、私はあなたに助けられたっていう認識であってるのかな?」


一人ぽかんと口を開けている奏に、少女は愛くるしく微笑んだ。

いやぁ、なんかどう書いても納得いかないし……

てか、文自体が短い気もするんだよなぁ。

§4も、なる早で出すのでよろしくです!

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