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刻限の神無月  作者: 雪平 夜々
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§1 【クロノス】

読んでくれた方何かアドバイス頂けると嬉しいです!

「ははぁん、さてはお前熱中症だろ!! いつも無理すんなって言ってんだろ」


「熱中症?? いや、そんなことは……」


「まぁまぁ、いいから。今日は誘った俺が悪かった!」


「帰ってゆっくり休みたまえよ、奏くん」


勝手なやつだなぁ。僕は熱中症なんかじゃないのに。でも、さっき聞こえた声は本当になんだったんだろう……


奏は、勘違いした蓮によって来て早々、帰宅することになった。


とりあえず、あの声のことは誰かに話してもバカにされる予感しかしないから、僕の心の中にしまっておこう。


「ただいまぁ!」


「ワンっ!!」


「なぁ聞いてくれよ、二菜ぁ!」


「ワン?」


「今日、気味悪い出来事が起きてさ、頭の中に直接声が聞こえてくる感覚があって、『みつけた!』ってさ」


それを言い終わったと同時に、二菜はリビングの方へ戻って行った。


「二菜、今日なんか、冷たいな……」


奏は、寂しさを覚えつつ、手を洗いに洗面所に向かった。


奏が立っている目の前には大きな鏡があり、なんだか少し自分自信がいつもと違う、何か大きな力が宿っているような、そんな気がした。


『……く』


『は……く』


『は……や……く……』


まただ…………


なんなんだこの声……


あぁ、もう、早く寝よ……疲れてるんだ。


奏は疑念が増える一方だったが、本当に蓮の言う通り自分の体調が悪いんだと思い早く寝ることにした。


『もうすぐだね』


『あなたが今回の……』


夢にまで出てくるのかこの声は……


『奏、起きて』


『奏!』


『奏!!』


がばっと飛び跳ねるように起きた奏は、寝る前より気分が悪くなっていることに嫌でも気づいた。


カーテンを開け、窓の外を見ると起きたての目には少々辛い光が、差し込んでいた。


「あぁ、もう朝なんだ。あんまり寝た感じしないな」


起きた後歯磨きをし、体操をして、朝食を食べる。その後に犬達に餌をあげて散歩をする。これが奏の朝の日課だった。


「あれ、一郎達の餌が無くなってる……買いに行かないと。スーパーやってるかな……」


まぁいいや、とりあえず行こう。


「じゃ、行ってきます!」


見送りに来ていた五亜の頭を撫でてから奏は外に出た。


はぁ、犬九匹もいると餌の出費が激しいなぁ。

バイトもう一個入れよっかな……でもそうするとテスト勉強の方が厳しくな…………


「ん?!」


「ここ……どこ?」


「あれ? 今僕自宅から出てきたよね?」


奏が出てきた自宅の方に振り返るともう自宅の玄関だった場所は跡形もなく消えていた。


「見るからに、ヨーロッパ風の街並み。すっごい耳とんがってる人とかいるし、動物が歩いて、喋ってたりしてる」


「僕は本が好きで、ラノベの部類の本もちょっとだけ読んだことがある。だから、こういうのが俗に言う異世界転移ということも時間が経って理解した」


考え込むようにしてその場に座り込んだ奏が、一生懸命この状況を理解しようとしている。


まぁ、この状況回避できないことはわかった。


けどさ……


「なんで、僕なんだよぉぉぉぉぉぉぉおお」


奏の、人生最大の嘆きが、この世界、最大大国の

『クロノス』中に響いていた。


いやぁほんとに小説って難しいです!

§2もなる早で出すのでよろしくです!

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