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2・5

2、5


 もうろうとする意識の中倒れながらも二葉は意識を必死で保とうとした。まだ彼女は終わるわけにはいかなかった。


男「さて終わったことだし戻りますか。四家様の毒に耐えられるものはいませんからね。」


 二葉に盛られた毒は四家が実際に信者の何人かに服用実験され効果があると証明されたものだった。男は任務を終えたため倒れた二葉を置いて去っていった。とどめをあえて刺さなかったのは反撃を恐れた四家からの指示であった。瀕死であっても能力の使用が可能と考えたのだ。



 その頃、二葉の帰りを待っていた五氏は心配で彼女を探しにいった。


五氏「もうあれからだいぶ時間が経っている。何かあったかもしれない。」


 彼女は二葉が言っていた路地に足を運んだ。たどり着いたところには血痕が残っていたものの二葉はいなかった。


五氏(この血はまさか!)

男「どうしてこの場所にいる?」


 五氏は後ろから話しかけてきた男に驚き振り返る。


男「さっきから見ていたがただの通りすがりじゃないようだな。」

五氏「だったら何?」


 五氏は男にばれないように拳銃を呼び出す。男は五氏を二葉の関係者と考え排除しようと毒を仕込んだナイフを取り出した。

 男は五氏に切りかかるため接近を試みようとする。しかし、行動から襲われると判断した五氏は拳銃で自衛する。そのために何発か放った銃弾は男に命中する。男は胸を被弾し崩れるように倒れる。


男「いたい!四家様早く救いを……。」


 動けない男に対し五氏は質問する。


五氏「質問に答えたら助けてあげる。ここで少女を見かけなかった?」

男「俺が殺したよ。今頃は四家様の仲間が死体を四家様に持っていているところだろう。」


 五氏はその男に怒りを向け頭に銃弾を放った。当然、男は即死だった。


五氏「四家……二葉が言っていた転移者」


 そう言っている間に彼女は隠れていた複数の男の仲間に気付かず後ろから殴打される。


信者「気を失ったか。すぐさま麻酔を打ち四家様の元にお連れしろ。」


 彼女から情報を聞き出すため信者たちは身動きを取れなくした上で彼女を運んだ。

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