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四家だけは今だに宗教国家にいた。信者たちの怪我が病気を治療し二葉以上に慕われるようになった。やがて彼を神の代行者と祀るものまででてきた。彼は能力を行使し続けそういった者たちを増やし続けた。そして四家はほとんどの信者を自身の味方につけることに成功した。二葉がいなくなったこの時をずっと狙っての行動だった。
仮に二葉がいたとしても四家か二葉の二人どちらかが神の代行者にふさわしいか能力を見れば明白であった。それに二葉は信者として国にいたが神の代行者など偉い立場になるつもりは毛頭なかった。
四家「これでこの国は私が支配したも同然です。」
二葉の味方だったものは密かに始末させ、この国に彼より偉いものはもういなかった。みんな彼の言葉を神と信じ込んでいた。彼は大人数の信者たちを王国に送り込むことにした。王国に何人かの転移者がいることは今まで二葉が調べてきたことからも知っていた。転移者を見つけたら可能なら始末せよと命令した。その転移者に当然二葉も含まれており四家にとってはもう不必要な存在だった。
彼の信者は裏切りなんてありえない。命を捨ててまでも命令を果たすだろう、そう思い信者を送り出した。いざとなれば自分が前に出るつもりでもあった。
四家「これからは私が攻める番だ!」




