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一条の言葉に内心驚きつつそれを見せないようにした。
セロ「……もしやお前も転移者だな?ここが分かったこといい、俺と協力してということとなど普通なら考えない。それにお前は前に俺たちのせい、俺がやらないって言っていた。それが何より転移者と関係を持っている証だ。」
やはりかというような顔をうっかり一条はしてしまう。顔に出すつもりではなかったがポーカーフェイスは彼には難しかった。思考を読み次のセロの回答を読んだうえで質問をする。
一条「転移者ならどうする?」
セロ「転移者は憎き仇だ!全員殺してデスゲームを終わらしてやる!!」
一条「だったら取引だ。俺と協力するかわりに俺を見逃してくれないか?」
セロ「駄目だといったら?」
一条「セロ、お前のことを他の転移者にばらす。」
そんなことはセロにとってはあまり不利にはならないことだったが一条の覚悟を彼は感じた。今回だけじゃなく前回の時といい他の転移者と違う気がしていた。
セロ「……一つ聞かせろ。お前はこのデスゲームで生き残ったら願いを何に使う?」
一条「俺はこの世界で生きられたらよかっただけだった。願いはそれだけだったけど今はこのデスゲームで巻き込まれて死んだこの世界の住人全員を生き返らせてほしい。」
セロは一条の言葉に驚いた。嘘をついているようにも全く見えなかったからだ。
セロ(こいつが前の優勝者ならよかったのに……。他の転移者が優勝するよりははるかにマシだな。それに信じてみようか?)
セロは信じてみることにした。
セロ「分かった。とりあえず協力する。」
一条「ありがとう。それと言い忘れていたが俺の能力は相手の心が読める能力だ。」
セロ「全て分かった上でこの話を持ち掛けたのか。流石だな。」
二人は協力の証として握手をした。




