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一条は能力でさまざまな人の心の声を聞き他の転移者の動向を探っていた。能力は使いこなすと範囲がかなり広く使え、対象のありとあらゆる記憶や深層心理まで除くことができた。セロが広めた転移者の話で特定にあまり時間はかからなかった。二葉、3、五氏の居場所を特定し密かに能力の有効距離まで近づき彼らの能力、能力の弱点、これからの行動の予定などほぼ全ての情報を引き出していた。少し危険な行動だったがもう無駄な犠牲を一条は出したくはなかったからこそ行動に出た。
一条(二葉、四家、五氏の三人のチームを組んでいる。特に二葉には物理攻撃がほとんど通用しない。3は単独だが戦闘力が非常に高い。しかし、能力はさほど強力でもない。6は七宮に倒された。その七宮もセロに倒された……か。情報をまとめるとこんな感じか?今のところは俺だけ正体が誰にも知られていないみたいだけど、逆にいえば何もしていないからということ。一人だとうまく立ち回れる自信がない。危険だがもう一度セロに接触してみるか?)
一条は転移者を探した要領でセロを探してみるが全く見つけることができなかった。彼かに情報を提供したり協力したものはいても居場所を知っているものは誰もいなかった。一条はこの情報で逆に人気のない場所に彼がいると考えた。その上で生活できそうな場所のいくつかの近くを歩きやっとセロを発見する。
一条「やっと見つけた、セロ。話がある。」
セロ「お前はあの時の。」
セロは一条に警戒しながら用件をきくことにした。
セロ「話とはなんだ?」
一条「俺と協力してこの国の人々を転移者の戦いに巻き込まないようにしたい。」




