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セロ「いよいよこの時がきた!復讐の時!!」


 セロは復讐のためだけにこの五年間を生きてきた。帝国、王国、宗教国家の三つの国で七宮を探し続けていた。セロは七宮と対面したことはなかったがかつての五年前と今の状況が酷似していることから七宮がいることが明白であった。事前に手に入れていた情報からでも彼がこの国にいることは分かっていた。彼の能力の特徴などもセロなりに調べ上げていた。


セロ「奴が操れる人間はおそらく奴の意思や考えで動いている。知識なども操っている本人もの。だからこそ、地図で見た程度の地形しか奴は知らないし行動も単純。」


 セロは市街地の地下に潜り地図を広げる。その地図には記憶喪失になって操られた痕跡のある人間の統計がかかれていた。かなり細かく調べており、王宮のあたりの人がやけに多かった。


セロ「やはり王宮が中心か。となると見張りや兵、王様まで支配下においているな。なら計画通りにいこう!」


 セロは地下を通り王宮の付近まで来ていた。王宮の庭の花や木、王宮そのものに何か所にも分けて火をつける。それに気が付いた見張りなどは慌てて火を消しに行く。

こうして見張りを分散させてからセロは王宮に潜入した。ここの者たちの弱みや賄賂を渡すことで王宮の内部構造は完璧に理解していた。一部のものしか知らない金庫や宝物庫までの情報まで知り得ていた。セロが通った通路など爆薬などで柱や壁を爆破して追ってこられないようにした。見張りに見つかっても煙幕などを使いまいた。


七宮『何をしている!?たかが侵入者一人囲めば行けるはずだ!』

セロ「初めまして。」

七宮「馬鹿な!ここには鍵もしてあったはず。」


 そんなものは王宮のすべての部屋の合鍵を持っているセロには何の意味も持たない。七宮は3の時と同じく追いつめられていた。


七宮(相手は間違いなく転移者。以前のあいつとは別人だし降参したフリをして操れば……)


七宮「僕は降参する。君のいうことなら何でも聞くよ。他の転移者の情報も渡すよ。」

セロ「転移者?何の話だ。俺はお前を殺しに来た。」


 七宮はセロの目を見て危険を察知し逃げようとするがセロが投げたナイフが足に刺さる。


七宮「いったあああいいいい!!」

セロ「へんな素振りをみせると命はないと思え。」

七宮「お前は一体何者!?」


 転移者じゃなければ何なのだという疑問を七宮は抱く。


セロ「やっぱり覚えてないか。俺は五年前お前に両親を殺された。俺もその時傷を負ったが一命をとり止めた。そして、俺はお前を殺すためにここにいる!!」

七宮「まさか、あの時のガキ!?」


 七宮にとっては信じられなかった。彼に五年前といえば最初のデスゲームに参加しており現地の人間、転移者を見境なく操って襲っていた。全員殺したつもりで生き残りがいるとは全く思っていなかった。


七宮「悪かった。助けてくれ~」

セロ「だったらさっきの転移者、そして五年前のことお前が知っている情報全てよこせ。」


 セロは七宮を死なない程度に拷問し全ての情報を吐かせた。


七宮「これで助けてくれるか!?」

セロ「ああ。さっきいった通り……」


セロ「殺すよ!」


 セロは七宮の首をナイフで突き刺し絶命させた。これで七宮に操られた人々は正気を取り戻した。


セロ「仇はとったよ。父さん、母さん。でも、これで終わらせない。俺はこのデスゲームを終わらせたい。転移者というこの世界は狂わす悪魔を始末してみせる!それが俺にとっての復讐でもあるから。」


 セロはまだ戦うつもりでいた。これ以上デスゲームに巻き込まれる人を増やさないために、そして自分のために。


セロ「あと五人!」

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