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堕天使組2(ライアー×クルーエル〈女体化〉)

前作の続きではありません

「ただいま」


そう言いながら男は歩く


いつもならすぐに「おかえりなさい」と言う声とともに可愛らしい少女が出迎えるのだが今日は返事すら返ってこない


少し変だと思いつつリビングへと入る男


リビングへ入ると見覚えのある少女の後ろ姿が。机に突っ伏している


「クルーエル?風邪引いちゃうよ?」


そばに寄って確認すると小さく寝息を立てていた少女


どうやら眠ってしまっているようだ


男は自分が着ていた上着を少女の肩へとかける


「…ライアー…さん…」


男の温もりに包まれた少女はポツリと寝言を呟いた


そんな少女に優しく微笑むと机の上のものに目がついた


日記…だろうか。


開きっぱなしで置いてある


きっと少女はこれを書いている途中で寝てしまったのだろう


男は日記を手に取るとペラペラとページをめくった


日記には男が少女の誕生日を祝ったことや二人で出かけた時の出来事や他愛もない会話のことが書かれていた


どれにも必ず男の名前が出てきている


『×月△日、本日はライアーさんと外出しましたーー』


『△月×日、ライアーさんが怪我を負って帰宅されて…』


『⚪︎月⚪︎日、ライアーさんが私の誕生日を祝って下さりーー』


読みながら俺の事ばかりじゃないかと笑う男の手があるページで止まる


日付は結構最近で二行しか書かれていない


『×月⚪︎日、とても不安です。怖いです。こんな自分が嫌です』


唯一男の事が書かれていない日記


「……ん、…」


男がそのページをじっと見ていると少女の声が聞こえた


今度は寝言ではないらしく眠たそうに目をこすりながら体を起こした


「おはよう、クルーエル」


男が優しく微笑みながら言う


「おはようございま……!?ライアーさんッ!!おかえりなさいですっ」


男の存在に気づいた少女はがばりと勢い良く立ち上がった


と同時に肩にかかっていた上着が落ちかけるのを慌ててとって男に返した


「すみません…」


申し訳なさそうに言う少女


男はそんな少女の頭を優しく撫でた


「どうして謝るの?」


男の言葉に俯いてしまう少女


言葉にと言うより撫でられて恥ずかしいのだろう


ふと、少女が男の顔を見るとハッとした顔になった


彼の持つ日記が目に入ったのだった


「ら、ライアーさん!その日記…まさか…」


「さぁ?どうだろう?」


あわあわと焦り出した少女をみて妖艶ににやりと笑う男


みるみるうちに顔が真っ赤になる少女の頭を再び撫でる


「クルーエル、何かあったら何でも俺に言ってね?」


「クルーエルは俺の大事な人だから。俺には我慢も隠し事もして欲しくないかな」


男が言うと再び無言で俯く少女


「…クルーエルは俺の事嫌い?」


わざとらしく落ち込んだ調子で言うと少女は首を横にブンブンと振り否定する


「嫌いじゃないです…!!凄く、凄くっ…お慕いしております…!」


「ありがとう、嬉しいよ」


そんな少女の姿に嬉しそうに微笑む男は優しく少女を抱きしめた




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