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聞こえてますか!?聖主様!(格好良すぎて聖主以外目に入りません)  作者: ユミグ


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神殿内を一周した後は仕事が残っている。と残酷な事を言われたので、ダメ元で抱き着いていたらそのまま執務室へ行ってくれました。


「ふふ」

「っ」


もちろん邪魔はしないようにソファへと座って、目障りでしょ?人が大勢居たら集中出来ないよね?という配慮を見せて2人きりになりましたよ!下心はバレバレだね!


私は訓練の為に部屋を出るか、レンの執務室や部屋に向かう以外に歩いた事はあまりなかったから見た事もない人達を今日は大勢見た。


レンに抱っこされているのを驚愕の目で見ている者達が殆ど。


クーパーは今まで怠惰…というか、あまり関心事がなかったようで神殿内の統率をしていなかったみたい。今はお勉強をしながら人を動かし、益を持つ者や美醜に煩くない者達を束ねているらしいけれど、その他が多いという印象を受けた。


今日見た神官達は一角だ。


王宮内の方が無能も、差別も多いだろう。


そして私は動けない。


動こうとも思っていないけど。


美しく見える私が動いても意味がないだろう。洗脳か、今から産まれてくる子供たちの教育に美醜を交えない絵本や常識を埋め込んでいった方が早い。


まぁ、クーパーはそれがしたいのかは分からないけどね。


私を召喚した王は能力主義であり美醜について問われる事を嫌う為、昔よりは緩和されたと聞く。

それを立派だと、配慮に感謝している者も居るが、それは王が挿げ替えられれば終わる話だ。未来を思うのならば子供の教育から見直さなければ早くに崩れ滅ぶ。


とまぁ、偉そうな事を考えてはいるけど私にとって大切なのは伴侶の幸福と国の浄化だけ。下手な事に首も手も突っ込むもんじゃない。


あ、違う。まだ伴侶じゃなかった。


「しご…んっ!……仕事が終われば、その、」

「…」

「しょ、食事でも、その、良ければ、一緒に、………食事を、し、し、……しませんか?」

「する」


食事のお誘い=伴侶のお誘いでもある気がします。


「一緒に寝る?」

「きゅっっ………!」


それはまだ早かったらしい。


鳴き声が止まらない…仕事終わるの遅くなっちゃう…ごめんなさい。


そうだ。


レンが眠った後に潜り込めばいいんじゃない?




*********************************




レンの仕事姿を見ていたけど、とても心が潤ったのでやっぱり毎日見続けていたい…


そんな下心満載で一緒にご飯を食べています。


もちろん横並びで、椅子はぴったりくっつけてもらった。


背は高い椅子だけど、私の体格に合わせた椅子座っている。


部屋もそうだけど、結局全て私の手持ちの家具にしてしまった。


なんかミニチュアを作られている。という常識を学んでから、それが気持ち悪くて早々にこの国にあるモノで…なんて考えは吹き飛んだ。お世話はされているけれど。


だから側仕え達は私の椅子やテーブルなどを空間収納に仕舞ってある。いつ何時でも私に合った家具を出してもらっている。


「とても綺麗な椅子ですね」

「ありがとう」

「っっ、ヒナノの世界にある物ですか?」

「そんな感じ」


私が作ったんだけどね。というか、私の手作りしかない。服も、櫛も、髪飾りも全てだ。


「レンにぬいぐるみ作った」

「あり、ありがとうございます」

「寝室に置いてくれる?」

「もちろんです」


侵入者が来た場合ぬいぐるみが起動して撃退するようになってるからね?安心して眠ってくれると嬉しいな。


「これ好き」

「ナグァですね、私も好きです」

「私はレンが好き」

「は、は、っっ〜!」


レンが好き。は、もう何十回も言っている。

最近は固まる事はなくなったけど、相変わらず顔を真っ赤にしちゃうレンは…


「可愛い」

「っっ〜〜!!!」


どうしてちゅーが出来ないんだ?なんで私我慢してるんだっけ?


こんなに可愛い伴侶………


まだ伴侶じゃないからだ。


「ヒナ…ヒナ…ヒナノが…」


ちょっと驚いた。


まさかレンが愛称を考えて呼んでくれてるのかと思っちゃったよ。


「ヒナノが!か、か、かわっ…!」


可愛いと言おうとしてくれているんだと推測すると一体何が可愛く思えているのか気になってくる。


この国基準で可愛いと言われても正直嬉しくない。でも、レンの感性だってこの国基準なのだから当然倣って可愛いと思うんだろう。


「可愛いです…私を見つめる瞳が…とても…」

「!」


そういう事じゃないみたいですよ!


「んふふ」

「………」


続きを聞きたかったけど、限界なのか固まっちゃったレンに満足しました。


レンを想う目が好きだって!


そういう好きなら大好き!


「レンとお話するの好き」

「わか、わ、分かりました」


そういえば…レンに告白したのってなかった事になってるのかな?


もう一度…いや?毎日言えば伝わる…かも?今なら空耳じゃなくきちんと聞こえてくれるかも?


「顔見せなど必要はないのですが…申し訳ございません。全てをお任せしてしまって…」


レンが出来るお話をしてくれてるのかな!?


「レンも一緒」

「はい………はい?」

「抱っこされてれば暇じゃない」

「そ、そ、そ、で、ですが…!」


うんうんとうねり出したレンはどうしようか悩んでいるみたい。


そのまま悩んでて欲しいな?出来れば抱っこする。という選択肢を取ってくれたりしないかな?


「???」


あ、久しぶりに“なに話してた?”って顔してる。


抱っこしてもらえるといいなぁ…って、思いながらご飯食べて、結局ぎこちないというか、固まりながらお別れしました。


ぬいぐるみは渡しておいた。カラフルな色味でツギハギのような見た目にしてみたけど、気に入ってくれたらいいな。



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