狂喜
おばあちゃん家に行ってきます。
目を覚ますとそこはサザンクロスだったしかし立ち上がることができないなんでだろうか、ふと横を見ると心愛がこの世界では見たことのない大木におそらく魔法でできている紐で縛り付けられていた。
「これより南十字裁判を行う着席ッ」
南十字裁判なんだそれは、今現状でわからないことが多すぎる。
「まず一度明日汰の契約を少し解かせてもらうそれでは契約者明日汰彼女をかばうなら今だぞあと君についても何個か聞きたいまずなぜ魔法の使えないはずのお前が、魔物を倒すことができたのかまたなぜおまえは魂のない状態で動くことが可能なんだ?」
あたりを見渡すと魔法少女それぞれの武器をこちらに向けているAKなどの現代的な武器や中世ヨーロッパなど古い時代のものが集まっていてまるで人類が生み出した兵器の博物館のようだ。
というか今魔物を倒したと言っていたしかも僕がだ、そんなわけがない自分は魔法が使えないしかも魂を武器に収めた動けるわけがない、しかし自分の体が戦った跡を残していた腹には少し大きな爪でひっかかれたような切り傷があるそして手は真っ赤に染まっている。まるでエレン・イェーガーが初めて巨人になったような状況である...それならあのセリフを放つしかない、
「お、俺は、オレはッ人間ですッ…」
すると周りの魔法少女たちはぽかんとした、すると指揮官などの方々が
「いや、人間なのはわかってるんだが、どうやったのかを教えてほしいんだ」
ふざけずに答えろと脳に語り掛けてきたそう心愛だふざけているつもりはなかったが彼女はきっと命すら危うい状況なのだろう。
「ほんとに僕は、何もしてないです。」
「そうか」
指揮官は突然顔面に手を当て詠唱を始めた
「Бог помер, я займу його місце」
顔面が爆発したしかし自分はなぜか詠唱の意味を理解したそれはウクライナ語で「神は死んだ私が成り代わる」という意味だっけな...いやここで倒れてどうする心愛はどうなる彼女は助からないだろ、僕が守り切らないと死んだなんて考えるな、くらいつけ、死なせるよりましだッ、何が神に成り代わるだ、神ならもっとすべてを幸せにしろよッ
「やはり動けるかскельний крок」
体が動かない動けるはずなのに
「君の体は特別な状態になっている、10年に一度舞い降りる遺伝子だ彼の体には魔力がため込まれている、そのため魔法攻撃を受けても体には大きなダメージがないさらにこぶしでの攻撃でだいぶ簡単に魔物は倒せるおそらく魂が戦うことを選んだから体だけ動いたんでしょうね、いまだに動けているということは筋力も精神力も相当なのね。ふふ気に入ったわ、これを上げるは」
何かを投げられたそれはハサミとメリケンサックであった、
「指を詰めろってことですか?」
すると話を聞いていた魔法少女は全員爆笑した。どうやら違うらしい
「違うよ、魂を半分に割るのよ」
聞き覚えのある声が後ろから聞こえた、心愛だ、安心して涙すら出てきた。
「確定だな、契約者、明日汰また被告人、心愛二人を無罪とする。これにて閉廷とする、またまだ夜は長い、いまだに魔物の出現は続いている。心してかかれ、暴走にも注意しろッ以上」
さて魂を半分に分け自分たちも戦おう心愛に伝えると泣きそうな笑顔でつぶやいた
「よかった...よかったよぉ」
大丈夫だよ
そして自分の魂を半分に切るとナックルを片方の魂が包み込みがもう片方は心愛のハルバードに包み込まれていった。
いざ戦場へ出るとそこは地獄絵図になっていた、町は破壊され荒地となり、いたるところに血痕が落ちている、中には顔だけの魔法少女と思われる者の遺体が転がっている。無残な姿に明日汰は吐き気をも要していた
「明日汰君...仲間が死んだのは確かに悲しい、でもそれ以上に私を今生かしてくれていることがありがたいんだ、もちろん私がこうならないように守ってね。」
すると心愛は詠唱を始めた
「Ruhe in Frieden」
意味はドイツ語で安らかにだった、やはり彼女からしても仲間の死はつらい毎晩、毎晩こうして死者一名は出るこれからはできる限り人を守ると誓おうすると空から一人が降ってきた。
「急いでD地点につけやばいことになった。無数の魔物しかも狂喜級だ見ての通りもうA、B、C地点の魔法少女はみんな死んだか拉致られた、今浄化したのはお前か?まぁそれはいいや今からDまで飛ばす。これは本部からで今から7分後に王政の魔法少女が来るらしいそれまで耐えてくれたのむぞ」
そこへワープを行ったすると目の前には親を殺した魔物と同じものが何体も現れた、まさに絶望だ。
いかがだったでしょうか?詠唱は基本的に魔法少女たちが使う武器を作った国などで決めたいと思います。
これを書いたのが新幹線の中なのでまじ周りの目怖かったけど、横に座ってた方と仲良くなって一応読んでもらいました(笑)