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真実

彼らの過去を聞いて涙を流した桜夜

困惑している彼らに真実を話すことになる

その真実を語り、彼らはどういう反応をするのだろうか…

桜夜『ここは…恐らくですが、貴方達にとって未来になります』


空耶「み…らい?」


桜夜『百聞は一見にしかずです。映像をお見せします』


3人は想像以上の事を言われ、言葉を失っているようだった。いきなり自分が生きてた世界が過去だなんて言われて信じられるわけがなかった


理久「ああ…そうか…俺達は負けたのか…」


空耶「っ…そんなの…受け入れられる訳ない…」


戒斗「私達がしてきた事は無駄だったのかな…」


桜夜『そんなことあるわけありません。貴方達がしてきた事が無駄なんてことありません』


彼らの目から涙がぼろぼろと零れる。天皇陛下の声を直接聞いた人達の気持ちはこんな感じだったのかと思うと胸が締め付けられる


桜夜『貴方達が戦ってくれたから今の私達があります。今の日本があるんです。だからそんなこと言わないで…』


戒斗「君は本当に優しい子なんだね…ありがとう。そう言ってくれると気が安らぐよ」


理久「くそっ…くそぉぉぉ!!そんなことあってたまるかよ!」


空耶「ぼ、僕は…信じない…信じたくないよ…」


3人の反応はそれぞれであったが悔しいという思いが伝わってくる。理久に関しては憎しみも込められているように感じる


桜夜『あ、あの…その…わ、私ごときが烏滸がましいと思うんですけど…行く宛てがないのならここに住みませんか?』


理久「は…?見ず知らずの俺達を住まわせるってのか?」


桜夜『そうです…い、嫌じゃなければですけど…』


戒斗「私達からすれば有難いけど…いいのかい?」


桜夜『は、はい!一人暮らしで寂しいと思った所ですから』


空耶「僕、お腹すいちゃった…」


空耶から大きなお腹の音が鳴る。彼らがここに来てどれぐらいたったかわからないがお腹すいているようだ


戒斗「じ、実は私も、お腹が空きました…」


理久「俺もお腹すいた…なんでもいいから分けてくれないか?茎でも根でもいいんだ」


桜夜『え!?な、なにか作りますよ?』


理久「いいのか!?」


空耶「い、いいの!?」


戒斗「よろしいのですか!?」


キラキラとした目をこちらへ向けてくる彼ら。こんなに嬉しそうにしてくれると思わず驚いた


桜夜『リクエスト…要望はありますか?』


理久「やっぱり和食がいいな」


桜夜『和食…わかりました。少し待っててください。あっ…先に服着替えましょうか』


戒斗「そこまでして貰う訳には…」


桜夜『理久さんはもう着替えさせちゃいましたし、おふたりも着替えた方がよろしいかと』


2人にオーバーサイズの服を着てもらうととても似合っていた。戒斗にあう服がなかなか見つからず苦労した


戒斗「お手を煩わせてしまい申し訳ありません。なにかお礼を…」


桜夜『お、お礼!?べ、別にしていただかなくても…』


戒斗「駄目…でしょうか?」


桜夜『うっ!じゃ、じゃあ洗濯物を…』


戒斗のお願いに負けてしまった桜夜は洗濯機の使い方を教え、やってもらう事にした。洗濯機を見てキラキラしていた戒斗は可愛く見えたのだった


桜夜『よしっ!取り掛かりますか!』

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