表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

過呼吸

お風呂場を覗くとそこには知らない者達が倒れていた

とりあえずリビングへと移した桜夜

これからの事を考えていると彼らは目を覚ました

目を覚ました事に喜びを感じた途端、1人に押し倒され3人からそれぞれの武器を向けられていたのであった…

桜夜『あ、ああ…い、いや…いやぁ…』


「お、おい」


上に乗っていた彼は自分の反応に驚いているようだった。銃を地面に下ろし不安そうな顔で顔を覗き込んでくる


桜夜『やだ…こ、怖い…こっち来ないで…』


恐怖心が込み上げてきてぼろぼろと涙を流す。さらに恐怖心からか手足が痺れてきて呼吸がしづらくなり過呼吸に陥る


「息をゆっくり吸って。そしてゆっくり吐いて」


桜夜『はっ…っ…はぁ…』


サーベルを向けていた人が駆け寄り背中をさすってくれる。彼の声に合わせて呼吸を整えると痺れもなくなってきた


「落ち着いたかい?」


桜夜『は、はい…』


「辛いところ悪いけれど現状を教えて貰いたい」


彼をよく見てみると海軍のような服装をしていた。確かに彼も現状が呑み込めていないのだから自分がわかる事でも話す必要がある


桜夜『ここは私の家です…仕事から帰ってきて、物音がしたので見に行ったんです…そしたら貴方達が倒れてて…』


「そうだったんだね。こちら側がいつの間にか君の家に不法侵入していた訳か…」


桜夜『あ、あの…あ、貴方達は…誰なんです、?』


そろそろそちらのことを教えて貰えないと信用もできないし強いったらありゃしない。すると彼らは申し訳なさそうな顔をして自己紹介してくれる


戒斗「自己紹介遅れて申し訳ない。私は海軍第二艦隊に就任している星野戒斗だよ。よろしくね」


理久「俺は陸軍第八部隊、日向理久。よろしく」


空耶「最後は僕か…空軍第三特攻部隊の東雲空耶。よろしくねお姉さん」


そして彼らは自分達のことを事細かに教えてくれた。死んだ後、目を覚ますとここにいた事を


桜夜『っ…ぐすっ…』


戒斗「えっな、泣いちゃった…ど、どうしたの?どこか痛い?」


桜夜『ち、違うんです…皆さんの人生が…とても…辛く思えて…』


戒斗「そっか…私達にとってこれが日常だからね。君が泣くことは無いさ」


理久「ねぇここはどこなの?空襲があるかもしれないのに対策してないし」


彼らの話を聞いてわかったことがあった。それは彼らは過去の時代の人物だということだ。それを話した所で信じてくれるだろうか


桜夜『い、今から伝えるのは…信じられないことかもしれません…それでも…信じてくれますか?』


彼らの返答によって話すか話さないか決まる。しかし、3人はお互いに顔を見合せたあとこちらに笑顔を向けてくれる


戒斗「君が私達に嘘つくようには見えません。信じますよ」


理久「信じるけど、まずは話聞いてからかな」


空耶「全て話して。それは僕達は聞かないといけないことだと思うから」


桜夜『わかりました…では話しますね。ここは…』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ