不審者?
いつもと変わらぬ日常を過ごしていた桜夜
夜遅くまで仕事を終えた桜夜は無事に帰宅する
水を飲もうとするとお風呂場から物音がしたのであった
桜夜『な、何さっきの音…不審者?』
確実にお風呂場から物音がした。玄関に置いてある箒を手に取り恐る恐るお風呂場へ足を進める
桜夜『だ、誰かいるの?』
扉を開けて箒を構えるがそこには誰もいない。となると浴槽室となる訳だが一人のため心細い
桜夜『ふ、不審者なら警察…と、とにかく開けてみよう…』
ゆっくり扉を開き恐る恐る覗くとそこにはとんでもないものが目に飛び込んできた。そこにいたのは見た事もない男たちがいた
桜夜『誰!?というか1人だけじゃないんだけど!?し、しかも…寝てるの?死んでるの?』
1人目は浴槽でぷかぷか浮いており、2人目は壁にもたれ掛かり、3人目はタイルの上で寝そべっていた
桜夜『え、ええ…しかも1人銃持ってね?銃刀法違反なんですけど…』
状況が呑み込めず混乱してしまう。とりあえず3人をここから出さなければならない
桜夜『お、重い…流石は男の人…』
なんとか3人をリビングのソファーに寝かせることにした。1人はお湯でびしょ濡れだった為オーバーサイズの服を着せた。銃を取り上げようとしたのだがびくともしなかったので諦める
桜夜『誰なんだろう…というか…お、起きたらどうしよう…わ、私対人恐怖症なんですけど…』
「んっんん…」
「頭いった…」
「んぅ?」
桜夜『あ、起き…』
彼らが目を覚ましたのだがこちらを見た途端顔を強ばらせた気がした。すると突然自分の視線がぐるりと回転しいつの間にか天井を見上げていた
桜夜『へ?』
「質問にだけ応えろ。貴様は誰だ。それにここはどこだ」
銃を持っていた人が自分を押し倒したのだと気がつく。そして自分に銃が突きつけられている。両側を見ると他のふたりもサーベルと拳銃を突きつけているのが見えた
桜夜『え、えええええ!?』