変わらぬ日常
天気は晴天、現在の時刻は23時を超えていた。真夜中になりビルも暗くなったというのにまだ働く少女がいた
「月城明日締切の書類は出来てるのか!」
桜夜『ま、待ってください!こっちの書類が終わってなくて…』
「はぁ!?こっちが先っつったろ!」
桜夜『ええ!?部長がこっちが先って…』
「あほか!こっちが先だよ!」
ここ最近ずっと残業な気がする。部長には怒鳴られ同期たちには仕事を押し付けられていた
「せ、先輩これなんですけど…」
桜夜『え?あ、ああ…これは…』
「うぅ…わかんないですぅ。先輩お願いします!」
桜夜『無理だよ!?見て私のデスク!』
「ですよねぇ…先輩…他の先輩方に押し付けられてますし」
桜夜『そろそろ転職考えようかな…』
大量の仕事を終わらせ時計を見てみると針が1時を指していた。暗くなり人通りがない夜道を歩く
桜夜『綺麗な桜に満月とは…映えますなぁ…』
家に着き鍵を開ける。"ただいま"というが自分の他に住んでるものはいないため静かな空間が広がる
桜夜『あ〜疲れたぁ…シャワーだけして早く寝よ…』
スーツをハンガーにかけクローゼットへしまう。水を飲もうと蛇口を捻るとお風呂場から"ガタンッ!"と大きな音がした
咲夜『え…?』