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仲直り、無事完了?

俺は、学園の入り口にいたおじさんに第1次試験の合格を受けた後第2次試験の日程を説明された。


どうやら第2次試験は1週間後に開催されるようだ。


その後、俺は慎重に学園を出た。


学園の外にカーナが待ち構えている可能性があるからだ。


だが学園の外に、カーナはいなかった


俺は少しホッとして、執事が俺を捨てた場所に戻った。


第1次試験では3日間まともに寝てなかったので、いい加減睡魔が襲ってきたのだ。


本当なら布団の上で寝たいが、今の俺は、所持金0円なので

野宿するしかない


執事が俺を捨てた場所は、山の中で人が来ない。なので野宿をするのにはとても良い場所なのだ。


だが俺には次なる問題に直面した。


超常学園の第1次試験は、執事が俺を捨てた場所のある山行われた。


つまり執事が俺を捨てた場所の周りで第1次試験が行われ、モンスターの死体で溢れかえっていると言うことなのだ。


そのせいで、執事が俺を捨てた場所はありえないほど臭かった。


色々な腐った肉の匂いが混ざり合いいるだけで吐きそうになる程だ。


どこぞの昼寝が得意な丸眼鏡の小学5年生でもなければこんな場所では寝られないだろう。


こうして俺は、寝床を失った。


俺は都市をさまよったが、公園のような野宿のできる場所はなかった。


恥ずかしいが、無理やり道路で寝ようとしたが、警察に怒られてしまった。


そうして俺は都市をフラフラさまよっていた


そしてもう1つ問題があった。

それは食べ物がないことだ。


水は都市にあった水道や川の水で何とかしていたが、食べ物を確保することは出来かった。


俺が捨てられてから5日が経ったがその間、俺は食べ物を少しも食べてない


人間は食べ物を食べなくても3週間は、生きていけるようだが、流石にもう限界だ。


「そんなことより今は寝床の確保だな、流石にこれ以上寝れないと...倒...れ」


そして俺は倒れた。

なんだかんだで、もう4日は寝てなかったのでもう限界だった


そして目が覚めると俺は知らない部屋のベッドで寝ていた。


見た感じ相当金持ちの家のようだ


「ようやく目が覚めたようだな」


俺が混乱していると部屋の隅にいた人間に声をかけられた。


「か、カーナ?!」


何とそこに居たのはカーナだったのだ。

となると、この家はカーナの家なのだろう


「何をそんなに驚いている」


「そりゃ目が覚めたら、自分の事を殺そうとしてきた男の家にいたら誰でもビビるだろ!!」


だが冷静な俺はすぐに落ち着いた。


「何で俺はカーナの家のベットで寝てるんだ?」


「別に、ただ都市を歩いてたらお前が倒れてたから助けてやっただけだ」


「何で俺を助けてくれたんだ?俺を恨んだりしてないのか?」


「確かに昨日はお前の印を奪おうとしたが、別にお前を恨んでいるわけではない」


「本当か?」


「俺が昨日やった行為はあまり良い事ではない事はわかっている。」


「一つ聞いて良いか?」


「何だ」


「カーナは、第1次試験を最初から、最終日に他人の印を奪ってクリアしようと考えていたのか?」


「いや、僕も最初は普通にモンスターを倒してクリアを目指していた、だが1匹も倒せていないまま3日過ぎたから他人の印を奪おうとした、それだけだ」


「カーナ程の強さでモンスターを倒せなかったのか?」


「いや、正確には戦えなかったんだ」


「どういう事だ?」


「モンスターとは10匹以上と出会った。どのモンスターも僕なら簡単に倒せただろう。だが、僕が神通力を発動させようとした瞬間に毎回、金髪の女に獲物を横取りされたんだ」


金髪の女とは、もしかしたら俺が超常学園の場所を聞いた金髪ロングの人だろうか?


でもあの金髪ロングの人は、とても良い人だったので恐らく別人だろう


「モンスターは、1匹倒せばクリアになる。だが金髪の女は10匹以上僕の邪魔をした。最初から邪魔するつもりで第1次試験に挑んでいたという事だ」


「なるほど、だが何のためにそんな事をしたんだ?」


「少なくとも僕に心当たりはない」


「じゃあ、そのカーナの邪魔をした金髪の人は意味もなく邪魔したのか?」


「分からない。だが俺はその金髪を死んでも許さない」


「なるほど、そのカーナの邪魔をした金髪の人を恨んでいるから、俺は恨んでない。そういうことか?」


「まぁそんな所だ、少なくともお前を恨むのはお門違いだしな」


そんな話をしていると俺の腹がかつてない程の轟音を鳴らした。


「お前、腹が減っているのか?


「...すまん、ここ5日間何も食ってなくてな」


「5日間も何も食っていないのか、それはしょうがないな、家にあるものでよければ食うか?」


「良いのか?!」


「別に良いぞ」


そういうとカーナは食事を持ってきてくれた。


俺はすぐにその食事を食べ始めた、するとその食事は物凄く美味かった


「ありがとうカーナ!!すげぇ美味いよ!!これはカーナのメイドさんとかがつくったのか?」


「いや、僕が作った。


「マジか!!お前天才だな!!」


「ごにゃごにゃ言わないでさっさと食え」


カーナに怒られた俺は、一瞬でその食事を食べ終えた。


「ありがとなカーナ、お前意外といい奴だったんだな」


「意外は余計だ」


カーナは、そう言ったが俺がらしてみれば、昨日のカーナと今のカーナでは、あまりにも印象が違う


昨日のカーナは悪魔にしか見えなかったが、今のカーナは、あるで天使のように見えた


「第2次試験は1週間後だと聞いたが、どこかに行く宛はあるのか?」


「いや...どこにもないな」


「そうか、お前さえ良ければ第2次試験まで僕の家にいてもいいぞ」


「マジで!!本当にいいのか?」


「ああ」


今のカーナは、天使じゃなく神だったようだ


「これからカーナ様とお呼びした方が...」


「やめろ」


俺が冗談っぽく、そんな事を言うと割と本気で拒否してきた



その後、俺は第2次試験までカーナの家でお邪魔することにした。








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