本当で本当の俺の神通力!
俺はピリカ先生と別れた後、自分の部屋に向かう通路で歩きながら部屋に向かっている最中に、周りに人がいないことを確認して独り言を呟いた
「最近の俺は嘘ついてばっかだな」
そう、俺がさっき3人に話した内容は殆どが嘘だ。
そもそも自由人なんていう神通力は存在しない
自由人は俺が転生する前に好きだった漫画を参考に俺が適当に考えた、架空の能力だ
「まぁ嘘つくのもしょうがないよな」
普通の人は生まれた時に自分にどんな神通力や魔法があるのかを何故か理解している
だが、俺の本当の神通力は、何故か俺自信でもわからないことが多い
だから他人に俺の神通力を説明をしても余り意味がない
「まぁ下手に分かってることだけ言ってもしょうがないよな」
俺の本当の神通力で俺が理解しているのは、四つの事実のみ
一つ目は、発動条件がある事、ちなみに敵意のない人を殺すという発動条件は本当だ
二つ目は、制限時間があるという事
三つ目はこの世の全ての神通力の上位互換であり、発動さえすれば不可能な事は何一つないという事
四つ目は、この世でもっとも必要な能力であるという事
必要とは誰の何のための物なのか俺にはサッパリ分からない
だが、俺が人間国宝になる為にはこの神通力が必要であると俺は思う
そして、この神通力は秘密にしておく必要があると何故か俺は感じた
「なんだか最近考えることが多くて疲れるな〜」
俺はため息をついた後に独り言を言った
「まぁこれから1ヶ月は暇なわけだし、1ヶ月間だけ引きこもり生活再開するか!嘘をつきまくった事を考えても仕方ないよな」
こうして自称約束を守る男の中の男の俺は、約束を破った事を気にもしないで自分の部屋に向かった
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
俺が引きこもり生活を再開してからほぼ1ヶ月が過ぎ、入学式当日になった
この1ヶ月間でピリカ先生が一回俺の部屋に来て超常学園の試験のその後が、どうなったのかを教えに来てくれた
例年は、第2次試験までとマリさんが言っていたが今年は名家出身の受験者が多く、慎重に選ぶため、最終的に第6次試験までやったらしい
第2時試験がほぼ俺の教員特別推薦枠の為の試験だったので実際の試験は5個と言ってもいいが、2個の試験から5個になるとは、なかなかの激戦だったようだ
そんな激戦を避けれたのはラッキーだった
「無駄なこと考えてないで、そろそろ行くか」
今日が入学式なので俺は超常学園の制服を着て寮の自分の部屋を出た
超常学園は異世界の学校だし派手な制服、具体的に言うと女子の胸元が見えたり、スカートが短過ぎるタイプのエッロい制服を期待していたのだが、超常学園の制服は現世でも普通にいそうなタイプの普通のブラザーだった
「なんか、この学校は異世界感ないよな」
この学園の寮には水道も、夜しか使えないが電気もあった
本校舎もマンションが9個まとまったみたいな感じの見た目だし、この学校の異世界感は皆無だと、本校舎の前に立って俺は思った
「お〜い、少年くん〜」
俺がまた無駄な事を考えていると制服をきたマリさんがこちらに小走りで来た
お尻の高さぐらいまで伸びた綺麗な金髪と日本の高校のありがちな制服、そして圧倒的美人な顔が噛み合わさると、異世界感が一気にでて感動しそうになった
「久しぶり〜、もうクラス表は観に行った?もし観てなかったら一緒に観に行かない?」
「まだ観てないですね、行きましょうか」
俺とマリさんは本校舎に入って少しのところにあったクラス表を見た
超常学園は1学年で毎年7組まであるらしい
俺ももマリさんも同じ7組だった
「同じクラスだね〜」
ちなみにカーナは1組だった
俺とマリさんが1年7組の教室に行くと殆どの生徒がすでに席に着いていた
ちなみに1クラス40人くらいだ
「皆さん、静かにするんですよ〜」
俺が教室に入り、席に書いてあった出席番号通りの席に座ると俺の背後から、聞き馴染みのある声がした
俺が座ってから少しすると同じクラスの人全員が来て、全員が席に着いた
「私が皆さんの担任になったピリカですよ、よろしくですよ」
俺たち7組の担任であるピリカ先生が自己紹介をした
「早速、体育館に移動するんですよ」
俺たち7組は、体育館に歩いて移動して、体育館に置いてあったパイプ椅子に座った
7組が最後だったようで1組から6組の全てのクラスはもう体育館にいた
「それでは入学式を始めます」
俺たちが席に着いて5分くらいすると入学式が始まった
入学式はありふれたつまらない内容だった
全く。校長とか来賓とかの話ってなんの意味があるんだよ
俺はあくびしながら無意味な校長の話を聞いていたのであった
「それでは、入学歌斉唱」
校長の話が終わり、司会の先生的な人がそういうと、入学式場にいた人間全員が一斉にたった
ピリカ先生が体育館に置いてあったピアノに着き、演奏を始めた
あの人ピアノ弾けんのか
「てか、このメロディーって」
演奏された曲は俺でも聴き馴染みのある曲だった
「「白い光の中に〜山なみは萌えて〜...」」
「これ入学式で歌う曲じゃないだろ...」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
入学式が終わり、俺は寮に帰った
「いやぁ〜疲れたぁ」
自分の部屋に帰って、すぐベットの上に寝転んでこのまま寝てしまおうと思っていたら急にドアを叩く音がした
どうやら来客のようだ
「隣の部屋にこれから住むことになりました〜これからもよろしくね〜少年君〜」
俺がドアを開けるとそこに立っていたのはマリさんだった
「隣の部屋?」
「そ〜隣の部屋〜」
俺は心の中で密かにガッツポーズをするのだった




