決闘!
「なんだかぁ、まるでキョウスケが絶対に負けるみたいな言い方ですけど、ピリカ先生もキョウスケに勝ってもらいたいんじゃないんですかぁ?」
決闘の為に外へ向かって3人で歩いていた途中、メジェドちゃんと話していると、なかなか鋭い質問をされた。
「まぁ、確かにキョウスケ会長に勝ってもらって、彼に超能力研究部に入ってもらうのが私としても1番良いんですよ、でも彼が圧倒的な差で負けると、私が、私自身をとても弱く感じてしまうんですよ」
「弱く感じるぅ?...もしかして!ピリカ先生、救世主君に負けちゃったんですかぁ?!」
「...」
「マジすかぁ、しかもその様子だとかなりの完敗だったぽいですねぇ」
「...」
「なるほど救世主君の凄さは何となく分かりましたよぉ、ピリカ先生に勝てる人間なんて今の世界じぁ、せいぜい20人いるかどうかって所ですもんねぇ」
「余計なことは言わなくて良いんですよ」
「はぁい、すいませぇん」
メジェドちゃんは少しも悪びた様子もなく誤った
「確かにピリカ先生が負けたっていうなら救世主君はかなり、少なくとも私なんかよりは強いでしょうけど、でも私はキョウスケが勝つ気がしますねぇ」
「まぁ、私はキョウスケ会長が勝つとも、負けるとも言えませんですよ」
「へぇーかなり救世主君に興味が湧いてきましたぁ。もしキョウスケが救世主君に勝って超能力研究部に入ることになったら私が救世主君に我らが部活のことについてとか色々教えてあげて良いですかぁ?」
「いいですよ」
「2人とも、さっきから何をこそこそ喋ってるんですか、早く行きますよ」
私達がこそこそと歩きながら喋っていると、前を歩いていた彼にせかされたので、私とメジェドちゃんは、少し急いで彼に追いついた
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
外に出たら俺とキョウスケ会長と俺は10メートルぐらい距離を取り向かい合った
キョウスケ会長はさっき部屋から取ってきたであろう、真っ黒で刃渡40センチほどの大きいナイフを両手に1つずつ持っていた
「新入生A君、武器は使っていいか?」
「い、いいですよ」
新入生徒A君って俺のことだよな?
なんかこの学校に来てから、少年くんだの救世主君だの新入生A君だの変なあだ名がいっぱいできてしまった
まぁ、あだ名なんか2度の人生で1回もつけられたことないので、嬉しくなくもない
「それじゃ決闘を始めるですよ、ルールは相手に骨折以上の怪我はさせないこと、そして私が戦闘不能と判断したら負け、このルールでやりますですよ」
「分かりました」
「了解です」
「それじゃよーいドンですよ」
開始の合図が聞こえた瞬間に俺は会長に様子見で極炎を放った。
「威力はなかなかだな」
そういうと、会長は右手に持っていたナイフで、バランスボールぐらいの大きさの極炎の火の玉を一刀両断にした
「だが、俺には効果なしだ」
まぁ、流石の俺も超常学園の生徒会長に極炎が通じるなんてこれっぽっちも思っていないが
「A君、こっちから行くぞ」
そう言うと会長は気がついたら持っていたナイフが届きうる場所にまで近づいていた
「やっば、会長はっや」
ピリカ先生やカーナよりも全然速い
会長は俺の胸もとを狙ってナイフを振りかぶった
俺は会長の攻撃を避けようと後ろに下がったが、少し攻撃かすめてしまった
俺は後ろに下がった勢いで再び距離をとった
会長は瞬間移動の異能と疑いたくなるほどに早かったが、猛烈に大きい足音が一瞬だけ聞こえたので瞬間移動の異能ではなさそうだ
「あっぶねぇ」
会長はそこまで深い傷をつけるつもりがなく攻撃も浅かったから避けれたが、本気だったら避けれなかっただろう
「ヤベェですね会長」
俺は形質変化で胸元の傷を治した
「ほぉ、回復待ちか」
「そうです、だからどんなに切っても無駄ですよ」
本当は回復の魔法ではないのだが、わざと回復の魔法と思わせるような言い方をした
今度は俺から攻撃を仕掛けるとしよう
俺は形質変化を使って両腕を伸ばした
流石に腕を伸ばして会長に形質変化で骨をぐちゃぐちゃに...は、出来ないから膝と肘の関節を曲がらないようにすれば勝ちと言っていいだろう
「治るなら手を切ってもいいな」
会長はそう言うと凄い斬撃の速度で俺の腕を両腕とも切り落とした
俺は、切り落とされることを要素はしていたが、武器と腕が振れる瞬間に武器に形質変化を発動させて壊そうと考えていたが、あまりの速さに出来なかった
「その以上な速さ、それが会長の神通力ですかね」
俺が両腕を切り落とされた痛みに無理矢理耐えながら言うと会長満面の笑みになった
「何がそんなにおかしいんですか」
俺がそう言うと会長はニヤつきながら言った
「いやぁ〜俺に神通力があるなんて本気で思ってくれるのが、つい嬉しくて」
「?」
「隠すようなことでもないから教えるよ」
そう言うと会長はまた、通常ののクールな感じの顔になった
「俺は、神通力は愚か魔法すら持ってない」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
決闘を近くから見ていた私は、隣で見ていたメジェドちゃんに聞いた
「キョウスケ会長、神通力がないことについて話して大丈夫なんですよ?」
「大丈夫なんじゃないですかね、秘密にしてても大して意味もないですし」
「それにしても何でキョウスケ会長はあんなに強いんでしょうね?ですよ」
「私もキョウスケとの付き合いは長いですけど知りませんねぇ」
「本当に不思議ですよ」
「キョウスケは、なんか強いんですよね、ここが強いっていうのはないんですけど、神通力もなくスピードも頭も人間国宝と渡り合える程ではない」
「でも彼は過去に人間国宝を2人倒してますですよ」
「そうなんですよねぇ〜なんか強いんですよねぇ〜謎ですねぇ〜不思議ですねぇ〜怖いですねぇ〜」
「そうですね、ですよ」
「にしても救世主君、あの子本当にピリカ先生に勝ったんですか?」
「そうですよ」
「なんだかぁ、あの子は確かに強いけど割と普通でせいぜい中の上ぐらいの実力じゃないですか、なんだかもう手札は出し切ってるっぽいし」
「大丈夫ですよ」
私達2人が呑気におしゃべりをしていると、決闘をしていた彼が何やら覚悟を決めたような顔をした
「もうすぐ彼の本気が見れるんですよ」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
もう神通力使っちまうか
このままだと切られまくって痛みで意識を失って終わりだ
正直、会長に強いという感覚は感じないのだが、何故か勝てないという感覚だけが感じる
神通力なしじゃ、まず勝てないだろう
まぁ正直この決闘に負けても俺的には、あまり問題ないが、なんだか会長には俺と同類のような感じがして負けたくないと思ってしまう
何故だろう、なんだが同類と感じてしまう
その正体は分からないが負けたくないことに変わりはない
「よし!」
「覚悟を決めたようだな」
「?」
「お前、神通力隠してただろう」
ギクッ
「図星のようだね」
やっぱり俺って分かりやすいのかな
「さっきまで、何でピリカ先生がA君を教員特別推薦枠で選んだのか全く分からないほど君に強さを感じなかったけど、今のA君からは絶対にこいつには勝てないと感じるんだ」
「すいません言ってる意味がよく分かんないんですけど」
「つまり...早く本気を出せってことだ」
「いいですよ」
使ってやる、俺の神通力、自由人を
でも、状況はかなりまずい気がする
何故かというと俺の神通力である自由人は、発動条件と制限時間がある
今ここで発動条件を満たすことは出来ないし、ピリカ先生と戦っていた時の制限時間がまだ少し残っているが、せいぜい使えるのは30秒ぐらいだ
戦う前はそれでも行けると思っていたが、戦ってみると不安になった
神通力を持っていないことには驚いたが、それを知った途端、何故だか急に勝てる気が急にしなくなった
なんでこんなこと感じるのか全く分からない
会長本当に不思議な人だな
ピリカ先生の時でもこんな勝てないなんてことは感じなかったのに
「まぁやるだけやってみます」
「こい」
会長がらを言ったのと同時に俺は神通力、自由人を発動させた
この30秒で会長を倒す




