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友達以上恋人未満ではないけれど  作者: 雲花エマ
高三の春
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廊下で

 彼女は今の俺にカノジョがいないことを知っているようだ。それは良い。でも、彼女の過去のイジメについて噂になるのは良くない。俺は陰ながらその話の言い出しっぺにきつく言っといた。もうそれ以上この話を広めるなと、この学校はイジメた奴は退学になる。その話をしたら黙った。違うクラスの女子だったから簡単だった。


 *


 何故かまた冷たい目で見られるようになった、それも違うクラスの女子から。科も違うはずなのに。小学校も中学校も違うはずなのに、高校でもまた、こうなのかな。

 じとっと見られるのは慣れているけれど、じーっと見られるのは慣れてない。

 何だろう? と思っても、じーっと見て来る紫桃くんは怖い。

 もし、この『紫桃くん』も呼んではいけない名前だったら怖いから、話せる機会があったら聞いてみたい。

 本当に『紫桃さん』じゃなくて良いのかと、『紫桃くん』で良いのかと。

 また最近、視線に敏感になって来た。

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