衣谷家の家臣団紹介その1
不破 一真(19)とは
口数が少なく、非常に物静かな男であるために、時にその存在さえも周囲に気付かせることなくユウの護衛に当たっている。ユウの直弟子十人衆の一人であり、実力は十人衆筆頭の大谷 左近を上回る。
彼の配下には影衆と呼ばれる隠密部隊がいる。 彼らがユウの警護に就くときには影供とも呼ばれる。 その姿を極力見せることなく任務にあたることから、影衆と呼ばれるようになった。
彼らの多くは、ユウの一族の遺児である。 一真もその一人で、亡き父の遺書に書かれていた『父に代わりて族長の御子をお守りせよ』という父から託された任務に命を懸けている。
一真の父は、一族の本拠地が襲撃された際に、ユウの両親(族長夫妻)を逃がすための囮となって戦っていたユウの祖父(隠居、元族長)と共に奮死している。
この辺りの詳しい話については、またいずれ明かされる時がくるだろう。
影衆もその多くがユウと同じ孤児院で育った仲間たちでもある。
一真はユウの身辺警護を兼ねて、ユウのバンドである“えるむ”のドラムを担当している。
加賀見 アキラ(16)とは
元気で活発な少年。ユウの一族出身ではないが、同じ孤児院で兄弟のように育った。
ユウに心服しており、ユウのすべての能力や思想を学び取ろうとするほどユウに憧れてもいる。
武術については、ユウの直弟子でもあり、相当な腕前でもある。ユウの直弟子十人衆の一人。
ユウのバンドである“えるむ”ではベースを担当している。
常にユウの傍を離れず、秘書兼護衛として活動している。
桜井 雪之丞(19)・結城 夢之介(19)・渡 真悟(20)とは
雪之丞と夢之介は孤児院でユウが知り合った孤児院仲間。 二人ともユウから武術の指導を受けているためかなり戦闘能力は高い。ユウの直弟子十人衆でもあり、“えるむ”のメンバーでもある。
真悟は一族の遺児であり、孤児院仲間でもある。
武術においては、ユウの直弟子十人衆の一人でもある。
“えるむ”ではトランペットを担当。
短髪でキリリと引き締まった顔つきのシブイ男前であるが、気が優しく笑みを絶やさないため人に好かれる。衣谷家の運転手としても活躍中。
大谷 左近(23)とは
衣谷家の軍事全般を管理する大幹部。
ユウの直弟子十人衆の筆頭。
彼を補佐している幹部として帯刀 左京(22)、轟 左門(25)がいる。二人ともユウの直弟子十人衆である。
※ 名前に左が付くのが衣谷家の軍事部門の幹部であることを示す。 同様に名前に右が付くのが財政部門の幹部を示す。要するに衣谷家で名乗られている名前は本名ではなく、衣谷ユウに名付けられた名前であるということ。衣谷家の一員(家臣)になる際に、ユウから新たな名前が与えられるのだ。