表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

✧ 詩 ✧   祈り

風に吹かれて キラリと光って

 



 あの夜の桜はいつまでも散らない

 ぼくたちがこの世から消えるまで

 いつまでもあの夜のまま咲いている


 桜が散るとき

 ぼくたちの命も終わる




 ぼくたちの記憶は素粒子に姿を変えて

 風に吹かれてキラリと光って

 いつか遙か遠い星へ届く 




 あの夜の桜の記憶は

 遠い星でいつまでもぼくたちを想う


 桜の花にみつめられてふたりみつめあった記憶は

 いつまでもぼくたちを忘れないのだから


 



 いつまでも





 

    永遠に








      あの夜の二人を

 









 ----------------------------------------------------


 満開の桜の下は異界への入口。

 そう思うのは、もしかしたら記憶の素粒子に刻み込まれた遠い星の記憶が蘇るからなのかもしれない。

 




 

 

  


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ