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2話 転機

伽音は初めて自分の気持ちを伝え、見事弓道部に入ることになったのだが…?

2話 転機


「これからよろしくお願いします!」


四人揃って先輩方に挨拶。最初の印象って大事だよなぁ。これから頑張ろう!!よしっ!!


「じゃあまず準備運動!」


筋トレをした後走るようだ…。筋トレは何とかできた…。いや、出来てないけど比較的周りに迷惑かけること無くできた…。けど問題は走ることだ。弓道場の周りを走るといってもそんなに一周が長くない。これじゃあ皆と周遅れなんて確実だよぉ…。


そんな思い虚しく、やはり私は周遅れ…。


「はぁっ…、はぁっ…。疲れた…」


「ちゃんとついてきて!」


「は、はぃぃぃぃぃぃ…ごめんなさい…」


走った後は弓道場の使い方とか注意点、揃える道具などの説明が行われた。そんなに厳しくなさそうだし、よかったぁぁぁ…。


「今日はここまで。自主練したい人は残ってください。お疲れ様でした!」


自主練も出来るのか…。でも皆帰ってるなぁ。私も…。はっ、駄目だ私は人に合わせてばかりな人にはならないって決めたんだ…!あっ、先輩戻ってきた…。


「先輩!自分に教えてくれませんか!!」


「熱心だねwいいよ、教えてあげる!」


なんか先輩にやけてなかった…?いや、気のせい気のせい…。ほかの人より早く始めたんだから頑張らないとな…。…でもこの体勢よく分からない…。…こういう時は勇気を出して聞いてやる…!


「この時って体勢ってどうなるんですか?」


「ここはこうやって…」


…先輩近い。あとなんか鼻息荒い…?…ブンブン!そんな訳ない!…でも先輩いい匂い…。理性を保つこと1時間。今日の自主練は終わることになった。


「お疲れ様、終わろっか」


「あっはい。でも電車の時間までまだ時間あるので居てもいいですか?」


「うんいいよー、私帰り歩きだし一緒にいよっか?」


「凄く嬉しいです^^*」


先輩優しすぎる…。先輩が先輩で良かった…。…それから私たちは世間話をした。好きな食べ物とか学校生活についてとか。でも話を聞いていると先輩は頭がいいし運動もできる。顔も可愛いんじゃないかな?あと、優しいし。なのに恋人の話だけは頑なにしないな…。自分からじゃしないのかな…きいてみよ…。


「先輩って好きな人いないんですか?」


「…っ!」


凄く困ってるやん…。…でもなんて言うのか気になるなぁ…。


「伽音はいないの〜?」


話しそらされたわ…。…先輩顔ちょっと引きつってるしw必死だなあ…。…私かぁ。私は彼氏いるけど別れるタイミング見えないんだよなぁ…。


「あー、先輩話そらしましたね〜wまぁ、いないことも無いですけど…。」


先輩凄くキョドってる?なんかオドオドしてて可愛いなぁ…。…なんか意を決したような顔になった…。何いうんだろう?


「さっき聞かれたから言うけど私は一目惚れしたんだ。相手を。」


あっ、さっきのこと言おうとしたのね…。


「凄いですね!ドラマみたい!!それで告白したんですか?」


「しようか、迷ってるかなぁ〜。どうすればいいかな?」


「後で後悔したくないなら当たって砕けろです!!」


まぁ、ゴリ押し精神で行った結果が別れたくなるような相手と付き合うことになった私なんだけど。…?先輩がまた何か言いたそうな…。


「私の好きな人はねぇ」


お、教えてくれるの…?まぁ、興味はあるけど…。


「うんうん、」


誰だろう、…テニス部のエースの人とかかな!?あの人かっこいいs


「…っ。近衛伽音さん。あなたのことが好きです。一目惚れでした。付き合ってください」


!?近衛伽音さん!?私…の他にいないしな…?わ、私!?先輩みたいな素敵な人、なんで私に…。先輩凄く顔赤いし…。こっちまで照れてくる…。女同士だって?そこは別に問題じゃないんだけど…。あ、でも私彼氏いるし…。でもいい機会だ!これを機に彼氏と別れて先輩と付き合おうかなぁ…。んん〜。とりあえずその事を伝えないと…。


「先輩、私、彼氏がいるんです。」

どうもエ口です!!新作もちょくちょく作ってるのでちょっとお待ちくださいw次回もお楽しみに〜

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