1話 出会い
これからはじまる伽音の物語。展開がわかっていると思いますが温かい目で見てください。
1話 出会い
私の名前は近衛伽音。共学の学校に通うjk1。私の欠点?それは押しに弱いところとかかなぁ…。今日だって仲良くなったクラスの子が弓道部を見に行くからってついていくことになったし…。運動は苦手なんだよなぁ…。
「こんにちわ〜。見学していきますか〜?」
わっ、弓道部の人だ。…なんか弓道着?ってカッコイイなぁ…。
「あっはい、よろしくお願いします!」
「そんなに固くならなくていいよ〜?」
なんか優しそうな人だなぁ。てか私一言も発してないよどうしよう…。
…?弓道部の人、1人ずつみて物色してる…。端の私の友達を流れるように見てるわ…。………。私だけキラキラした目で見られたのは気のせいか…?いや、私なんか見るはずない、気のせい気のせい。
「すみませーん、これって体験させてもらえますかー?」
そうそう、部活見学に集中しないと…!弓道部の人達にも悪いや。
見学してるうちに時間が経ち、今日はもう終わりになった。雰囲気とか、好きだなぁ。いやでも他のみんなに合わせよう…。
「出来れば入部してね」
なんか言わないと…。今まで何もいってないな…
「はい、今のところ1番入りたいです。先輩も優しいですし!」
よし、言えた!!伝わるといいなぁ、この気持ち。こうして私達4人は弓道場を後にして帰った。
帰り道、私達4人はどの部活に入るか、という話になった。
「なんの部活に入ろっかぁ」
「軽音部もカッコよかったなぁ」
「そうそう!かっこいい先輩もいたし!」
皆楽しそうだなぁ。…この流れだと私も軽音部かぁ…。…なんだろう、頭の中をさっき行った弓道のことが横切った…。
「そうだ伽音、伽音はどうなの?何に入りたい?」
「うぇ!?わ、わたしは……弓道か、なぁ………」
「なんか意外〜、運動苦手だから運動部には伽音入らなそうだからって思って文化部で考えてたけど…。伽音が弓道部入りたいなら決まりだね!」
は、初めてこの3人に自分の思いを伝えられた気がする…。なんか嬉しい……。
4月中旬。私達4人は揃って弓道弓道弓道部に入部届けを出した。私達の心の中に入り混じる不安と期待。そして私はまだしらない。私が初めて友達に伝えた思いが、後の私の人生を狂わせていくことに…。
どうもエ口です!!伽音サイドを書き始めました!!展開とか、わかるとは思うんですけどあぁ、この場面伽音はこう思ってたのね。ほーほー。位の気持ちで読んでいただけると幸いです。新作も作っていくのでよろしくお願いします!