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俺は幸運で伝説を始める  作者: おみやさん
11/12

ちょっとだけ自慢話を始める

長らくお待たせしました、毎度すみません。

嬉しいことがありました。

なんと読者からの初コメが着ました。(随分前ですが)

これからもご指摘、疑問、感想等が来たら嬉しいな。

あと次回ですが。

「俺のスキル「無双」がチートです」が全然書けてないのでしばらく出せません。

編集して少し変わったので見た人も見ていない方も良かったら見てください。

「ゆ・・さん・・・・、お・・・・・い」


 ん?誰だ俺を呼ぶのはエノテラか?


「ゆう・さんあさ・・、お・て・・さい」


 いや違う、これはエノテラじゃない。


「裕次さん朝です、起きて下さい」


 そこにはもう会えるはずの無い元恋人と瓜二つの少女を横目で見て、一瞬動揺するがすぐに冷静に状況を考える。

 何故俺はテントで寝ていたのかも含め、昨日の事を思い出す。

 自分が転生しアンデットドラゴンとの戦い、お宝発見や情報交換した事等。

 そしてこの少女がリナリアである事も思い出した。


「おはよう、リナリア」

「おはようございます、裕次さん」


 右側の方に正座したリナリア、俺は上半身を起こしリナリアの方に向いて胡坐を掻いて座る。


「早いな、リナリア」

「いえ、裕次さんより、少し早く起きたただけです」

「もう朝なのか? 確認をして来る。リナリアはリミアを」

「今は太陽が出始めの朝です」

「何故朝なのが分かる、この洞窟内では外の様子が分からないはずだが」

「それは私の種族が関係しております」

「確か「精霊神帝」だったな」

「はい、精霊族や精霊魔法を使う者は、それぞれにある属性の自然の魔力(マナ)を感じる事が出来ます、そうでなくては精霊魔法が使えません」

「それがどう関係するのだい」

「例えば、太陽が出ていると火、風、光のマナが活発に、月が出ていると水、土、闇のマナが活発になります」

「つまり、火、風、光のマナが活発なら朝、夜なら水、土、闇のマナが活発になる、その活発になった属性で判断したと」

「あと他にも環境によって、さらに活発になるマナの違いが出ますが、その通りです」

「では、時間とかは分かるのか?」

「はい、普通は朝、昼、夜、ぐらいしか分かりませんが、私ぐらいに成れば一時間間隔で分かります」

「なるほど、参考になった」


 ちなみに今は朝の五時らしいが、さて何かをする事は無いかを確認しておくとしよ。

 首だけの動かしテントの中を見渡す、真上に一つの白く丸い発光体のお蔭で良く見る。

 恐らくリナリアが魔法を使い作ったのだろうか。

 やはり魔法は便利だ、今度機会が有ればリナリアか誰かに教えてもらおう事にしよう。

 後ろではリミアが背を向けて寝ていて、ふっと俺が寝ていた枕の上を見て。

 そこに有る筈の無い物を見て、おもわず二度見をして固まった。


「どうしのですか裕次さん?」


 固まった俺の見る方にリナリアが目を向けそこに有る物に気づく。


「あれは刀ですね、何も無かった筈なのに何時の間に?」

「ああ、しかも俺の推測に間違いが無ければ、あれは生前の頃からの相棒だ」


 その場を立ち、刀の方に行き手に取り確認。

 艶のある黒い鞘、桜の花を模った銀色の鍔、変わらない握り心地の蒼い柄。

 そして鞘から抜刀し刀身を確認をするが歪みもなく、相変わらず美しい刃紋があり間違いなくこれは「灰桜」であることが分かった。

 一通り「灰桜」を確認し終え鞘に納刀した時、刀の下に置かれたであろう白紙のカードのに気が付きその白紙のカードを左手に右手に刀を持ち。

 元居た場所に再び座り刀を置きカードの方を見ると、カードに字が浮かぶ。


<拝啓 裕次>


 裕次、生還、心底感激。

 刀、灰桜、郵送。

 詳細、再会時、説明、要求。


 PS:灰桜、魔改造。


<敬具 桜奈>


 どうやらあの研究バカに居場所がバレた様だ、となると他の元居候達にもバレた事になる。

 これで何故ここに生前の愛刀「灰桜」があるのか、それが分かったが何時の間にバレた。

 カノンが言ってのはレェーネとフィリ、それと俺の推測でココノを含めた三人の内の誰かがバラしたのか。

 それに今更思い出すがレェーネとフィリとは何か、魔法の契約の様なを事生前やっていたな。

 だからレェーネとフィリはおおよそではあるが、俺がこの世界に居るのが分かるのだろうし。

 あとは、桜奈と雪城の二人のどちらかに頼んで分かったのだろう。


 ・・・・ある何処かの研究室・・・・


「桜姉ぇ、これでいいのぉ?」

「感謝、雪」

「でもぉ、灰桜を転送なら私の能力じゃなくてもぉ、桜姉ぇの転送すればいいのにぃ」

「建前、護身用、本音、裕次、驚愕、希望、写真、撮影、集中」

「なるほどぉ、つまりドッキリを仕掛けてぇ、写真の撮影に集中したいから転送を任せたとぉ」

「正解」

「でぇ、どうだたったぁ?」

「成功」

「じゃあぁ、私にも見せてくれるぅ」

「了解」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・


 考えたところで分かる訳ないか、それに元居候達はいつも常識を破るのが基本だからな。


「誰からでしたか?」

「元居候達の研究バカからだ、どうやら元居候達に見つかってしまった」

「科学バカとは、誰の事です?」

「リナリアは俺の記憶を見たのだろ」

「はい、ある程度ですが」

「その中に家の中では、基本パンツしか穿いていない幼女が居なかったか」

「居ました、あの人が桜奈さんですか」

「尤も今は、チャーミングで可愛らしい女性に成っているだろう」


 何故そんな事が分かるのかと言うと。

 あの裸族な研究バカは、飲めばすぐに五歳分身体が成長する薬「のびのび君(時間制限あり)」を開発し。

 俺が寝床やお風呂に入る時等、二人きりの時に隙が有ればその薬の飲んで色々な事(主に抱き着く)をして来た。

 最初の頃はやましい気持ちが湧かなかった、と言ったら嘘になる。

 だがよく考えると薬で大きくなっただけで、元は妹の様に思っている子だと思いそんな気持ちも消え失せたが。

 何故そんな事をしていたか分からないが、まあそのお陰で女性の裸を見ても冷静でいられる様になったがな。


「しかし何故灰桜を送って来たんだ?、直接会いに来ればいいはずだが、何か嫌われる事をしたか?」

「大丈夫です嫌われはいません、恐らく・・・・」

「何だ?」

「いえ、何でもないです、これは鈍感な裕次には分からない、乙女の心境みたいなものです」

「何だそれ?」

「それよりその刀、確か灰桜を「真偽の眼・真」で確認してはどうです、手紙には魔改造と書かれてますし」

「確かにそうだな、調べてみよう」


 無理やりはぐらかされた感があるが、リナリアの言う通り「灰桜」を「真偽の眼・真」で見てみ様う。


 名前:灰桜

 制作者:空蓮子くうれんじ桜奈/空蓮子雪城

 種類:万能刀

 能力:「能力吸収(あと:五回)」「不破」「道具成長強化」「浄めの波動」「所有者限定(限定対象:久遠裕次)」

 装備時特技:「魔力強化」「霊力強化」「気力強化」「神力強化」「破魔の刃」

 概能:なし

 称号:なし

 品質:最上質


 なるほど、さっぱり分からない。

 いや正確には、桜奈が「魔改造」と言っていた割にはいまいちの様に見えるが。

 そう思いながら「真偽の眼・完全」で、灰桜を見ているだろうリナリアも不思議そうにしていた。


「ふぁ~なんだい裕次もリナリア、何を見ておる」

「おはようございます、リミアさん」

「おはようリミア、見ていたのは俺の生前の刀だ。この世界に生前俺の家にいた元居候達が居てな、ちなみに異人者は四人この世界出身が二人なのだが。その内二人桜奈と雪城が魔改造して送って来たらしい、まだ全部の能力を詳しくは見ていないが」

「え! この世界に裕次の知人と知り合いの異人者が居るのか」

「そう言えばリミアに言っていなかったな、すまなかった」

「それはかわんが、それよりその刀を我にも見せておくれ」

「ああ、構わないぞ」


 俺はリミヤに渡したがその瞬間手元から消え、何処に消えたか探そうとした時。

 左側が重く感じて見ると、ジーンズにあるベルトを通す所に納まっていた。


「アレ? 裕次、その刀「所有者限定」の能力を持っていたの?」

「確か能力の欄に有ったな」

「それじゃあ、その状態で見せてもらおうかのう。と言っても「所有者限定」があるから「鑑定眼」だと、名前と種類と品質しか分からないがの」


 そう言いながらリミアが「鑑定眼」で見る、少しすると眼を見開き。

 まるで油の切れたロボットの様に、ギギギと今にも聞こえそうな首の動かし方で裕次の方を向く。


「どうしたリミア」

「なんで裕次がこんな化け物染みた刀を持っておるのじゃ、お主の元居候達は何者じゃ。」

「さーな、俺が分かっているのは。別の意味で狂っている研究者。怠惰な超能力者。神話に出て来る二匹の神獣の力を持ち、末裔に当たる少女。自称見習いメイド。もしかしたらこの世界で北と南、それぞれ女王をやっている二人。そしてみんなに共通しているのは」

「しているのは?」

「全員一人一人が溜め息が出る程に強く、綺麗であり可愛い少女達である事くらいだな」

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