19
背後でずしりと響く重量を肌で感じた。開いた口に単眼を見せる人狼めいて巨躯な機械兵と、可動する八脚を持った銀縁の鏡台。狂機械犬・強襲型と航空無人・八咫鏡接続形態。強烈な光のなか、それぞれの装備を構える。
地に片膝を付けた姿勢から立ち上がり、サクラは八咫鏡の鏡面の裏に身を潜めてクロスボウの弧を引く。半透明の内部装置にヴェールが充填され弦が固定される。
ゼロツーは腹部に装着した太い砲身を逃げゆく敵方に向け、砲台の両端の把手を固く握った。
「さっそく敵がいるがどうする?」
「足元!」
「うわっ、なんだこれ」
粗い網目状の黒い球体が周囲へと集まっていく。サクラは自分を囲むいくつもの球体を見回し、八咫鏡の背面に背中を密着させる。PGから視覚データを本体のビー助に送信する。
触れた背面から八咫鏡のエネルギーヴェールを充填。足先間近の球体が半透明のブロックに包まれる。
「これでまあ、大丈夫でしょう」
「アメリカで使われているスマート地雷の派生か?」
「なんにせよ、事を防げてなによりってもんです。急ぎましょう」
サクラが鏡面を降りる。八咫鏡は八脚を巧みに使って移動し、その背後について行く。ゼロツーが踏みとどまっていると、サクラが振り返った。
「なんですか」
「いや、踏んでうっかり爆発しないか不安でね。できれば退けてくれると助かるんだけど」
「……昔の慣用句だかなんだかからひとついいですか」
「そんなことより万一に備えて退けてくれると——」
「『象が踏んでも壊れない』……先に向かってます」
サクラが八咫鏡の背面に触れると再び走り出す。ゼロツーは困り果てて脚を上げてはためらい、それを数度繰り返して踏み出した。重量を込めても形を変えることなく、石を踏むような感覚。また一歩踏み出しても形を変えず、爆発することもなかった。
砕くほどに地に叩きつける重厚な蹄鉄の足音、動くたび高鳴るモーターの駆動音を打ち鳴らし走り出す。対弩級砲のせいで走りづらく、先行する二人の道筋を追う。
コンテナ群に入ってすぐ左側で、すぐに鏡台と少女の姿が見つける。コンテナの角に身を潜めて向こうの様子をうかがっている。近くに向かい脚を止め、声をかけた。
「なーにやってんのそこで」
「黙っててください」
「構造物か?」
「おそらくは。無人機の監視区域に入るのに、ひと気が全くないんです」
腹部の対弩級砲の把手を握り直す。構造物のうち一機はナツミによって破壊されたと連絡が入り、残りは二機になった。基地内だけで済むか、空から来るか。どちらにせよ、増援の見込めない今、構造物に対処できなければ検挙もできなかった。
はるか向かいで警告音が呻いた。それはひとつではなく、多数で幾重に響きあう。
サクラがクロスボウのヴェール残量を確かめる。弧がクロスボウ内部の容器の半ばに留まっていたのを見ると、弦を引いてヴェールを充填した。
角の向こうを覗き込む。その顔に困惑の色が見えるやいなや、素早く身を引いた。
「こちら六番! 白虎の出撃を!」
「おいどうした!」
「構造物とは異なる大型兵器が! 白虎はまだですか!」
「なんだと!」
『ExG1とExG2はハッキングによって無断出撃されました!』
「じゃあ霊亀は——」
『整備が完璧ではありませんが!』
「いいから今すぐ出撃を!」
『了解! ExG3、出撃準備!』
ゼロツーの視界の端、八咫鏡の脚部に黒い球体がぶつかるのを見る。それは紛れもなく、先ほどキューブに閉じ込めたそれと同じものだった。
「そこから離れろ!」
跳ぶように後退して、スピーカーの音が割れるほど叫ぶ。サクラは一歩遅れて後退して直後に爆発が起きた。
飛び散る金属片がエネルギーフィールドに迫って光粒子に変わり、焼くような熱を肌身に感じる。八咫鏡が脚部がくすぶって前のめりに倒れ、細々として輝く破片を散らし、内部機関をむき出しにした機体から火柱が上がった。
クロスボウを構えたと同時にコンテナの端が破砕され、金属音が鼓膜を貫くように響く。耳を押さえて集中力が削がれていたなか、破砕したところから巨体が姿を見せる。
長く伸びて打ち震える二本の金属レール。上部に左右対なった半球状のカメラアイを向け、アスファルトまで覆うほどのかさばる装甲を携えたそれは、そびえるほどの全高を得たガマガエルのような風貌だった。
サクラがクロスボウを向けてたじろいだ。
「クロスボウだと威力足りませんけど!」
「対弩級砲も三機が限界だ!」
「撤退ですか⁉︎」
「できたらよかっただろうな!」
進むたびカタカタと板を転がすような駆動音。装甲に隠れてはいるが、紛れもなく無限軌道のそれだった。
サクラは後じさりながら連射する。光弾は表面を溶かすだけで、内部に入り込めず消滅。ゼロツーに先をうながして金属レールに連射すると、穴は空かないものの少しひしゃげる。
エネルギーフィールドは備えていないが装甲が厚い。金属レールを徹底的に狙うものの、数発のうち一回は金属レールから外れて装甲に当たる。逃げながら動くものを撃つことがどれほどのものか、改めて思い知らされる。せめて八咫鏡があればと、そう思わずにはいられなかった。
突如、駆動を止めた。続けて、ひしゃげた対の金属レールをサクラに向ける。精密さを要する砲口に異常があるはずだが、それはしっかりと狙いをつけた。
コンテナを壊した砲弾の姿を見てないことに気づいた時、脳を貫く金属質な高音とともに、自分の周囲のアスファルトが破砕するのを見た。クロスボウを取り落とし、ディスプレイグラスの付属インカムを押さえるが、耐えきれずひざまずく。装甲の隙間から黒い球体が溢れることに気づかぬまま、それはエネルギフィールドに触れて次々と爆破した。
超音波による破壊。エネルギーフィールドでは音を遮断しきれず、肌を抉らない程度の高音に変わる。二本の金属レールは超音波を的確に伝導させるためのものでしかなく、多少ひしゃげていても精密さを要しない。
球体の爆破はやむことなく続き、やがてエネルギーフィールドが消滅する。サクラの身体がぐらりと倒れると、ガマガエルのような巨体と球体の動きが止まる。巨体は腹部装甲を開いて三畳ほどの檻をさらけ出し、内部のロボットアームの爪はサクラの胴を掴み上げて檻に引きずり込む。
抵抗する意思なくヴェールが消え、装甲と一体になった鉄格子の扉が閉じられた。
対象の確保を確認してPG窓を閉じる。水無月は口元に笑みを浮かべ、油臭い整備場の中で一人たたずむ。
メッセージの通知が表示される。娘からのものだった。
〈あまりに遅いので夕飯二人分食べちゃいました。帰りは外で済ませてください〉
遅くなるのを伝え忘れたことに気づき、苦笑する。帰った時に謝っておこうと決意し、PG窓を切り替える。鏡台のようなメカは大破、お国の秘密兵器の魔法少女一人を確保、残るは一機。しかし、蝦蟇戦車のカメラモニターを確認しても大した武器もなく、物量戦をしのぐ装備をしているように思えなかった。
こうしていると活力あった少年時代を思い出す。中学時代にコレクターだった祖父から、餞別として強化甲冑——当時の呼び方だと多機能装甲だったか——を貰った。色々聞いたり調べたりしながら整備して、大会にも参加した。
しかし、多機能装甲による犯罪も増え、それと同時に現れたある女子高生のところ構わずの私刑の連続により、多機能装甲は規制され、かつてあったブームも去っていった。
あのはた迷惑な私刑によって規制されたあの頃の反動か、今の立場はとても気に入っている。外回りの方が多い気もするが、こういう時にある種の快感があった。
思い出に浸っていたところでアラームが鳴る。蝦蟇戦車が一輌撃破されていた。さらに二、三と破壊され、急いで各機モニターを確認。闇にぼんやりと人影が浮かぶその直後、装甲の陥没する鈍い音が連続し、最後にカメラアイが破壊されて映像が途切れる。
水無月は息を飲んだ。さっきまで見なかったはずの誰かがいた。何かの見間違えでもなければ、厄介なことになってしまう。
高く金属を打ち付ける音とともに、目の前の鉄扉が破られた。暗闇を照らすのは一点の丸い光。引っ掻くようにアスファルトを削る音が生物とは思えない唸り声とともに迫り、丸い光は彼を捉えた。
「なんだお前。あの連中の仲間か?」
「前はなぁ。そんな用事で来た覚えはこれっぽっちもないのに、あの犬っころが頼んできましてね。まあ目的と見合ってるし、もののついでっつーわけね」
若い少女の声だ。
「それで、何の用だ?」
「強化膨張筋組織ってあるじゃない。そのウォルフ社が、あんたを気に入ったってわけでね。あの、人々を恐怖たらしめた構造物の開発に関わっていて、対魔纏機姫の蝦蟇戦車の開発主任。そんな人間を今こそ抜擢しなければ、ってね」
「くどいな。簡潔に」
「お前を連行する」
光の反射が届く距離。その距離にまで近づいた時、丸い単眼ヘッドライトに板状に無造作に散りばめられた強化装甲の輝くバイクが姿を見せた。そして、それに駆るその彼女。
灰の羽衣とドレスを纏って現す人影は、左手に柄の長い丸太ほどのメイスを引きずり、その顔は切れ長のバイザーを施す鉄仮面に覆われていた。
水無月は肩を落として言った。
「ちょっとね、仲間との日々にサヨナラはきついなぁ……俺ここで結構充実してたんだよ?」
「研究なら好きなだけさせてやるし、金だっていくらでも出す。それに、ここも潮時だろうからさ」
「俺はいい大人だからな。ここで離れたら、王の怒りに触れてしまう。いい大人が王の怒りに触れたら、どうなると思う?」
「水無月小春ならすでに我々が保護したし、それに簡単に噛まされるお前でもないだろ?」
「……別れが寂しくなるね」
少女の前に歩む。ハンドルを離した右手が鉄仮面側部スイッチに触れ、無骨な鉄仮面の顔が剃り上がるように後退し、少し長くなった髪が首に流れる。
もしこんな状況でなく日常で、こんな格好でもなく制服姿だったとしたら、どこにでもいる普通の少女。屈託のない笑顔で荷台に提げていたヘルメットを投げ渡し、親指で後ろを指す。
「早く乗ってね。時間押してるんだから」
「娘と同年代の子供に乗せてもらうなんてな。なんとも気恥ずかしい」
「わたしだって好んでやってないよ。興味のないおっさんを後ろに座らせるなんてね」
苦笑しながら水無月はヘルメットを被り、シートの後部に乗る。スイッチを押して鉄仮面を閉じ、目いっぱい排気させる。煙が立ち込め、重量のあるその物体は走り出す。
「妙な真似はしないように。ヴェールは全てお見通しだからね」
視線をふと落とすと、クラッチを踏んでいる。左手はメイスの柄で手が塞がっているはずだが、脳波によって遠隔で切り替えているのか。そういう仕組みのバイクが発表されたのは聞いたことがあるが、AMCの活動によって危険性や脆弱性を問われて中止にされていた。
何もかもが背徳的だな。ふとそんなことを思ってしまい、ふと笑えてきた。
はてさて、王の下す結末とは。
蒼い残光を煌めかして、白虎は力強く着地した。
砕けて舞い上がるコンクリートの粉塵が光を受けて輝く先に、静かに待ち構えていた重厚な鎧。ナツミの外骨格強化兵装〈玄武〉が、紅蓮の光の傷痕を全身に描いていた。
なおも、余裕そうに、仮面の内にあるその顔は嘲笑っている。そんな風に思えてならなくて。
「あんたの、そういうところがっ——」
涙で滲む。決して届かず聞こえない、慟哭に乗せた言葉。言葉とともに青龍を振るう。
氷塊を散らすプロペラブレードを振り下ろす。玄武は手に持った鳳凰の大剣を中段に構え、右足を一歩下がり、大剣のジェットを噴射し、床を削って胴に斬りかかる。
刃と刃が噛み合い、鍔迫り合う。
「Rイチフタサン、T固定、発射」
右腕部の三門の機関銃を起こし、一斉に連射。暗闇の陽炎によって引き起こした熱帯夜の景色が、銃光にかき乱される。
玄武が突如ジェットを止めて、こちらの勢いを削ぎながら鍔迫り合いから退く。
やはりね。あいつは機関銃の音が怖いんだ。
青龍を構えたまま、離れていく玄武に両腕をまっすぐ構える。
「RLイチフタサン、T固定追尾、発射」
銃声が地を叩く。足が遅いから追いやすく、すぐに金属を叩く音がした。流石にヴェールを食いやすいか。しかし装甲が異様に硬い。
逃げ腰の分際で、しぶとい。
「待ってよ、逃げるの? 行かないで」
この言葉は届かない。届かなくていいから、歯止めが利かなくなっていってる。
銃光に支配された視界の中で、連続して突き抜けるような音とともに玄武から煙が舞い上がるのを見る。
上部の端に警告を表示。スズナはすぐさま頭上を見上げた。
いくつもの小型ミサイルが、頭上から直下して降り注ぐ。苦々しく舌打ちをして、エネルギーフィールドを展開。全排気口からヴェールを噴射し、ヴェールの粒子が星空に変わる。
それらは全て小型ミサイルを呑み、そのたびに粒子が散っていく。処理が追いつかず、反撃を始めるまで手間がかかり、エネルギーフィールド圏外を動けない現状でどうにかするのは難しかった。
この性格の悪い攻撃のやり方。なにかにつけてちょっかいをかけてくるあの頃のようで。
『こんな濁りきった都会の中に、輝く星が見えるなんてね』
「ふざけないで」
『きっとスズナちゃんとこうして出会えたから、こんな奇跡が起こったのかも。なんてね』
「……真面目にやって」
小型ミサイルの雨は止む。スズナは聞こえない声でただ叫ぶ。
「なんで、なんで! 真剣に向き合ってくれないの? なんで!」
怒ったり、憎んだり、けなしたり。そんなこともしない。
怖かった。そんな感情を抱かれもしない感情の正体を、あたしは知らなかったから。
無線はいまだ繋がれないまま。送信しているが、返ってくることはない。
玄武に身を包んでいるナツミの身体に刻まれた、幾何学的な紋章がさらに熱くなる。本能からか、下手をすれば過ちを犯すような気がして、気を確かに保つことにただ精一杯だった。
話さないと。
「ようやく気づいちゃったんだ。あの日、あの人とわたしが出会わなかったら、お互いこんなに苦しむこともなかったかな、なんて……」
左の親指と人差し指を立てて銃をかたどり手首を跳ね上げる。サインに反応して左腕部が花弁のように開き、中から対物級特性銃を作動・展開する。
接近戦は難しい。判断したナツミは伸縮杖に装着した鳳凰を見つめて、
「鳳凰武装転換、伸縮杖から玄武へ」
伸縮杖から朱雀が離れ、鋼鉄の怪鳥が空に翻る。白煙の中、断続したマズルフラッシュが貫くのを見る。
重い図体を走らせる。機動が間に合わず、装甲を小粒が叩く音と金属の砕ける音、甲高い警告音が鳴る。
左脚部をやられた。機動はさらに遅まっていく。
バランスを崩してくずおれそうになった時、翻った怪鳥が背部に合流し、伸縮杖を落としてそのままジェットで飛行する。
今のわたしはどこまでも無尽蔵で、だからこそ狂えてしまう。溺れる前に、壊す前に、止めないと。
「M拡大」
狙いをつけ、
「T固定、対象HAN」
コッキングレバーを引く。
照準が定まるのを確認して、
「発射」
爆発する音とともに、渦巻いた熱線が向こうを貫く。同時に白虎の右背部ミサイルポッドが煙を吐く。もし特性銃同様の特性武装だとしたら。
スズナが本気か、その答えが知りたかった。
「好きだったよ」
命中するのを確認すると同時、ミサイルが着弾。砕けた音とともにモニターの視界が暗転する。
急激な重力を感じ、凍えていくコクピットの中、満足げに目を閉じる。
動揺させようとして言ったその言葉に、感情が揺れそうになった。
熱線に単眼をやられ、モニターのブルースクリーンを前にスズナが叫ぶ。
「白虎解除!」
ハッチが開かれ、解除された各部の枷からするりと身を抜き、コクピットから這い出る。
もつれそうになる身を走り出しながら無線を繋げる。玄武に、ナツミに駆け寄る。
「なんで、そうやって——」
薄氷をかき分け、ハッチの溝を見つける。ヒールの先でこじ開けようとし、
「人の気も知らずに——」
隙間に見えたナツミの姿を確認し、隙間から一気にハッチを蹴り飛ばす。ひどい形にひしゃげたハッチをよそに、霜がかって眠るナツミを引っ張り出す。緊急脱出のために枷が外れていた。
「そんなの、もっと早く聞きたかったのに……」
重くしな垂れるナツミの身体を、ひざまずいて抱きしめる。ヴェールの過負荷によってくらくらする視界の中、自然と言葉を口にした。
「あたしも同じ、だった」
ビルの階段通路の扉が開かれる。機動隊がすぐに追いついた。
「怒って、憎んで、殺してくれるんじゃないかってずっと待ってた。でも期待した通りになってくれなくて、理由を知る時はもう殺してしまった時で……」
ヴェールが尽きるのも時間の問題だ。このまま特殊犯罪者として射殺されるなら、いっそそうしてほしい。そう思った。
向こうの世界はきっと幸せだろうか。ナツミがいるなら、きっと。
『本心が聞けて何よりだよ』
「えっ」
辺り一面の銃声。それらは全て熱に妨げられた。
抱える腕を解いて即座に態勢を整え、近場に落ちていた伸縮杖を拾う。
「それじゃ、早速逃げよう」
「……最低」
「解除されてないことに気づかないスズナちゃんが悪いんじゃない? その迂闊なとこ好きだよ」
「あたしあんたのそういうとこが嫌い!」
「話はあとでね」
ナツミはスズナの手を引っ張り、警官の間をかいくぐる。銃弾と催涙ガスの霧の先を目指して走る。
ナツミが振り返る。
「PGで褐色烈風機に電話かけて!」
「つまり、飛び降りるの?」
「多分、そうなるね。バイクの上か、アスファルトか」
「そういうの、もっと早く聞きたかったんだけど!」
「早く!」
霧が晴れる。目の前のフェンスを伸縮杖で払って火球で溶かし、その先へと飛び出す。
しがらみが消えたこの日の、飛び出したその先を思う。
今までの気持ちも、過去も、兄への気持ちも言い訳に過ぎないと、おのずと答えが出せるようになっていた。




