剣聖への誓い ~ダンジョンで紡ぐ成長譚~ 全24話構成・完全版台本
全話まとめました。
第1話「最弱の少年と剣聖の邂逅」
シーン1:ダンジョン・第3層(冒頭)
暗く湿ったダンジョン。松明の明かりが石壁を照らす
ナレーション(主人公・蒼真の声):「この世界には、地下深くに広がる『無限迷宮』がある。冒険者たちは日々、この迷宮に挑み、富と名声を求める。でも、俺は――」
蒼真(16歳・黒髪・やや細身)が小さなゴブリンと対峙している。剣を構えるが手が震えている
蒼真:「く、来るな…!」
ゴブリンが襲いかかる。蒼真が剣を振るうが、軽々と避けられ吹き飛ばされる
蒼真:「うわあああっ!」
壁に叩きつけられ、剣が手から離れる
ゴブリン:「ギャアアア!」
ゴブリンが蒼真に迫る。絶体絶命の瞬間――
???:「――そこまでだ」
凛とした少女の声。一閃の光がゴブリンを両断する
シーン2:剣聖・エリシアとの出会い
蒼真の前に立つのは、銀髪碧眼の美少女・エリシア(17歳)。白銀の剣を携え、騎士装束に身を包んでいる
エリシア:「大丈夫か、少年?」
蒼真:「あ…ありがとうございます…」
エリシアが手を差し伸べる。蒼真がその手を取って立ち上がる
エリシア:「このダンジョンは第3層。君のような初心者が一人で来る場所じゃない」
蒼真:「すみません…でも、俺…強くなりたくて」
エリシア:「強くなりたい?」
蒼真:「はい。俺、冒険者学校でも最弱で…誰にも認めてもらえなくて。でも、諦めたくないんです」
エリシアが微笑む
エリシア:「その目…いいね。私はエリシア。『剣聖』と呼ばれている」
蒼真:「けん、せい…!? あの、最年少でAランク冒険者になった!?」
エリシア:「大げさな肩書きだよ。さ、地上に戻ろう。君の名前は?」
蒼真:「蒼真です。桐谷蒼真」
第2話「憧れの始まり」
シーン1:冒険者ギルド
賑やかなギルドホール。冒険者たちが酒を飲み、依頼書を眺めている
受付嬢・リナ:「蒼真くん、また無茶して…エリシア様に助けられたんですって?」
蒼真:「面目ないです…」
冒険者A:「ハハッ、最弱の蒼真がまた死にかけたのかよ!」
冒険者B:「もう冒険者辞めたら? 向いてないって」
蒼真が俯く。その時――
エリシア:「彼は諦めずにダンジョンに挑んだ。それだけで称賛に値する」
冒険者たちが静まり返る
エリシア:「実力がないことを笑う者は、努力する者の価値を理解できない愚か者だ」
蒼真:「エリシアさん…」
シーン2:特訓の申し出
ギルドの外。夕日が二人を照らす
蒼真:「あの…さっきはありがとうございました」
エリシア:「気にしないで。でも蒼真、本当に強くなりたいの?」
蒼真:「はい! 絶対に!」
エリシア:「なら…私が教えてあげる。剣の基礎から、ダンジョンでの戦い方まで」
蒼真:「えっ!? 本当ですか!?」
エリシア:「ただし、厳しいよ? 途中で諦めるかもしれない」
蒼真:「諦めません! お願いします、師匠!」
エリシアが笑顔になる
エリシア:「ふふ、師匠か…いいね。じゃあ明日から、地獄の特訓が始まるよ」
第3話「修行の日々」
シーン1:訓練場(朝)
蒼真が木剣を持ち、素振りをしている。すでに汗だく
エリシア:「まだ100回。今日のノルマは1000回だよ」
蒼真:「は、はい…!」(ゼェゼェと息を切らせながら)
エリシアが蒼真の構えを直す
エリシア:「足の位置がずれてる。剣は体重を乗せて振るもの。腕だけじゃダメ」
蒼真:「こう…ですか?」
エリシア:「うん、いい感じ。その調子」
シーン2:ダンジョン実戦訓練(第1層)
薄暗い通路。スライムが現れる
エリシア:「さあ、今日学んだことを使って倒してみて」
蒼真:「はい!」
蒼真が深呼吸して剣を構える。スライムが襲いかかる――蒼真が一閃、スライムを真っ二つにする
蒼真:「やった…! 倒せた!」
エリシア:「初めて自分の力で魔物を倒したね。おめでとう、蒼真」
蒼真:「エリシアさんのおかげです!」
エリシア:「いいえ、あなた自身の努力よ。さ、次に進もう」
第4話「新たな仲間・癒しの魔法使い」
シーン1:ダンジョン第5層
蒼真とエリシアが探索中、突然の罠で蒼真が負傷
蒼真:「うっ…!」
エリシア:「蒼真! 大丈夫!?」
奥から明るい声が響く
???:「あら、困ってる人発見~! 私に任せて!」
金髪ツインテールの少女・ルナ(16歳)が現れる。白いローブに杖を持っている
ルナ:「『聖なる光よ、傷を癒せ――ヒール!』」
柔らかな光が蒼真を包み、傷が癒える
蒼真:「治った…ありがとうございます!」
ルナ:「えへへ、どういたしまして! 私はルナ、旅の僧侶だよ!」
エリシア:「助かったわ。私はエリシア、こっちは蒼真」
ルナ:「え、エリシア!? 剣聖のエリシアさん!? わあ、本物だ! サインください!」
シーン2:パーティ結成
ダンジョンを抜けて、街の酒場
ルナ:「ねえねえ、私も蒼真くんたちのパーティに入れてくれない? 一人旅って寂しいの~」
蒼真:「え、俺なんかでいいんですか?」
ルナ:「もちろん! 蒼真くん、頑張ってる目をしてるもん。応援したくなっちゃった!」
エリシア:「いい子ね。蒼真、どう思う?」
蒼真:「俺は…嬉しいです。よろしくお願いします、ルナさん!」
ルナ:「やった~! これからよろしくね、蒼真くん、エリシア様!」
第5話「炎の魔術師との出会い」
シーン1:ダンジョン第7層・火炎地帯
溶岩が流れる灼熱の空間。三人が汗を流しながら進む
ルナ:「あっつい~! この層、苦手~!」
エリシア:「我慢して。この先に火竜の卵があるはず」
突然、巨大な火蜥蜴が現れる
蒼真:「敵だ!」
その瞬間、炎の矢が火蜥蜴を貫く
???:「その獲物、私のだ」
赤髪の少女・紅葉(べには/17歳)が魔法陣を展開している。黒いローブに身を包んだ魔術師
紅葉:「『業火よ――インフェルノ!』」
火蜥蜴が炎に包まれ、倒れる
エリシア:「強力な魔法…あなたは?」
紅葉:「紅葉。フリーの魔術師だ。邪魔をしたな」
蒼真:「いえ、助かりました!」
シーン2:誤解から友情へ
ルナ:「紅葉ちゃん、一人で探索してるの? 危なくない?」
紅葉:「私は一人で十分だ。人と組むのは…苦手でね」
蒼真:「そうなんですか…でも、さっきの魔法、本当にすごかったです!」
紅葉:「…ふん。お世辞はいらない」
エリシア:「お世辞じゃないわ。純粋な称賛よ」
紅葉が少し顔を赤らめる
紅葉:「…そうか。なら、受け取っておく」
ルナ:「ねえ紅葉ちゃん、よかったら一緒に行かない? 一人より楽しいよ!」
紅葉:「…少しだけなら、同行してもいい」
蒼真:「本当ですか!? よろしくお願いします!」
第6話「蒼真の成長」
シーン1:ダンジョン第10層
中ボス・ミノタウロスとの戦闘
エリシア:「蒼真、あなたがリーダーとして指示を出して」
蒼真:「え!? で、でも俺が…」
エリシア:「信じてる。やってみて」
蒼真が決意の表情
蒼真:「わかりました! ルナ、俺に強化魔法を! 紅葉さん、敵の注意を引く炎を左側に!」
ルナ&紅葉:「了解!」
ルナ:「『力よ宿れ――ストレングス!』」
紅葉:「『火炎球――ファイアボール!』」
ミノタウロスが炎に気を取られる。その隙に蒼真が懐に飛び込む
蒼真:「エリシアさんから学んだ技…今こそ――『疾風剣!』」
蒼真の剣が風を纏い、ミノタウロスの急所を貫く
ミノタウロス:「グオオオオ…!」
ミノタウロスが倒れる
シーン2:仲間の賞賛
ルナ:「やった~! 蒼真くん、すごい!」
紅葉:「…見事な指示だった」
エリシア:「素晴らしかったわ、蒼真。あなた、確実に強くなってる」
蒼真:「ありがとうございます…! でも、まだまだです。エリシアさんを守れるくらい、もっと強くなりたい!」
エリシア:「守る…?」
蒼真:「はい。エリシアさんには命を救ってもらった。だから今度は、俺がエリシアさんを守りたいんです!」
エリシアが優しく微笑む
エリシア:「…ありがとう。その日を楽しみにしてる」
第7話「影の暗殺者」
シーン1:街・夜
蒼真が一人で歩いていると、突然暗闇から攻撃
???:「――っ!」
蒼真が咄嗟に剣で防ぐ。黒装束の少女・影(かげ/16歳)が現れる
影:「…やるじゃないか」
蒼真:「誰だ!? なぜ襲う!?」
影:「試しただけだ。お前の実力をね」
影が暗闇に溶け込もうとする。その時、エリシアが駆けつける
エリシア:「待ちなさい!」
影:「…剣聖か。今日は引くとしよう」
影が消える
シーン2:影の再登場
翌日、ダンジョン第12層で暗殺者ギルドの襲撃
暗殺者A:「エリシアの首には賞金がかかってる。死ね!」
複数の暗殺者が襲いかかる
蒼真:「エリシアさんを守る!」
その時、影が現れ暗殺者たちを一瞬で無力化
影:「…邪魔をした」
エリシア:「あなた、なぜ?」
影:「私は暗殺者ギルドを抜けた。奴らは裏切り者の私も狙っている」
蒼真:「じゃあ、一緒に戦おう!」
影:「…なぜ、敵だったかもしれない私を?」
蒼真:「だって、今は敵じゃないでしょ? それに、一人は危険だ」
影:「…面白い奴だ。少しの間、同行してやる」
第8話「五人のパーティ」
シーン1:チーム連携訓練
ダンジョン第15層。五人での初めての本格的な探索
エリシア:「みんな、各自の役割を確認するわ」
蒼真:「前衛・攻撃」
エリシア:「前衛・指揮」
紅葉:「後衛・魔法攻撃」
ルナ:「後衛・回復と支援」
影:「遊撃・奇襲と偵察」
全員:「了解!」
シーン2:完璧な連携
巨大な岩石ゴーレムとの戦闘
影:「敵の背後に回る」
紅葉:「正面から魔法で注意を引く――『爆炎!』」
ルナ:「蒼真くんとエリシア様に強化魔法――『ヘイスト!』」
蒼真&エリシア:「行くぞ!」
二人が左右から挟み撃ち。完璧な連携でゴーレムのコアを破壊
全員:「やった!」
ルナ:「私たち、最高のチームだね!」
紅葉:「…悪くない」
影:「認めよう」
エリシア:「みんな、素晴らしかった。特に蒼真、的確な判断だったわ」
蒼真:「みんながいたからです!」
第9話「古代遺跡の謎」
シーン1:第20層・古代遺跡
石造りの神殿のような空間。壁には古代文字
紅葉:「この文字…『真なる勇者のみが、深層への扉を開く』と書いてある」
ルナ:「真なる勇者って?」
影:「罠の可能性もある。慎重に」
中央の祭壇に剣が刺さっている
エリシア:「これは…試練ね」
蒼真:「俺が行きます」
蒼真が剣に手をかける。突然、光が溢れ出す
謎の声:『汝、何のために剣を振るう?』
蒼真:「大切な人を守るために。そして、自分の弱さを乗り越えるために!」
謎の声:『…その心、偽りなし。進むが良い』
扉が開く
第10話「過去の傷」
シーン1:キャンプ・夜
焚き火を囲んで休息。エリシアが一人離れて座っている
蒼真:「エリシアさん、どうかしたんですか?」
エリシア:「…蒼真。私ね、実は『剣聖』なんて呼ばれるの、好きじゃないの」
蒼真:「え?」
エリシア:「昔…私のせいで仲間を失ったことがあるの。私が強すぎて、みんなが私に頼りすぎて…そして、私がいない時に全滅した」
蒼真:「エリシアさん…」
エリシア:「だから、あなたたちには強くなってほしい。私がいなくても戦える強さを」
蒼真:「わかりました。必ず、エリシアさんと並んで戦えるくらい強くなります!」
エリシアが涙ぐむ
エリシア:「…ありがとう、蒼真」
第11話「ライバル登場」
シーン1:ギルド
銀髪の青年・レオン(18歳)が現れる
レオン:「エリシア、久しぶりだな」
エリシア:「レオン…!」
蒼真:「知り合いですか?」
レオン:「俺はレオン。エリシアの元パーティメンバーさ」
エリシア:「レオン、あなた…生きていたのね」
レオン:「ああ。あの時、俺だけが生き残った。そして強くなった。エリシア、お前を超えるためにな」
シーン2:決闘の申し込み
レオン:「ダンジョン第25層で勝負だ。お前の新しいパーティと、俺のパーティでな」
蒼真:「待ってください! エリシアさんに勝手な――」
エリシア:「いいわ、受けましょう」
蒼真:「エリシアさん!?」
エリシア:「これはレオンと私の、決着の時なの」
第12話「激突! 因縁の対決」
シーン1:第25層・決闘場
広大な石造りの闘技場
レオン:「さあ、始めようか」
レオンのパーティメンバー(三人の熟練冒険者)が現れる
蒼真:「行くぞ、みんな!」
シーン2:激戦
壮絶な戦闘。蒼真たちは苦戦を強いられる
レオン:「エリシア、お前のパーティは弱すぎる!」
蒼真:「まだだ…! 俺たちは諦めない!」
蒼真が奮起。新技『螺旋剣』を発動
蒼真:「『螺旋剣!』」
回転する剣撃がレオンの防御を崩す
レオン:「何…!?」
エリシア:「蒼真…成長したわね」
最終的に引き分けに持ち込む
レオン:「…認めよう。お前のパーティ、悪くない。また会おう、エリシア」
第13話「中間点・絆の深まり」
シーン1:街・祭り
街で収穫祭が開催されている
ルナ:「ねえねえ、みんなで祭り楽しもうよ!」
紅葉:「…私は人混みは苦手だ」
ルナ:「いいから来て来て~!」
五人が祭りを楽しむ。射的、屋台料理、花火
シーン2:花火の下で
花火が夜空を彩る
蒼真:「綺麗だな…」
エリシア:「ええ。みんなといると、こんな平和な時間が愛おしく感じるわ」
蒼真:「エリシアさん、俺…」
エリシア:「ん?」
蒼真:「いえ…これからもよろしくお願いします!」
エリシア:「ふふ、こちらこそ」
他のメンバーも合流
ルナ:「二人とも、何話してるの~?」
影:「…まさか良い雰囲気だった?」
紅葉:「…ふん」
全員で笑う
剣聖への誓い ~第14話〜第23話 詳細台本~
第14話「深層への挑戦」
シーン1:ギルド・作戦会議室
地図が広げられたテーブルを囲む五人
ギルドマスター・ガルドス:「君たちに頼みたい依頼がある。第30層の調査だ」
蒼真:「第30層…! まだ誰も完全制覇していない領域ですね」
ガルドス:「ああ。最近、そこから強力な魔物が上層に現れ始めている。原因を突き止めてほしい」
エリシア:「わかりました。引き受けます」
ルナ:「え、ええ!? 即答!?」
紅葉:「…死にたいのか、お前は」
エリシア:「大丈夫。今の私たちなら、きっとやれるわ」
蒼真:「エリシアさんがそう言うなら! 行きましょう、みんな!」
影:「…仕方ない。付き合うとしよう」
シーン2:ダンジョン第28層・準備
装備を整える一行
ルナ:「ねえねえ蒼真くん、回復薬は十分持った?」
蒼真:「うん、大丈夫だよ」
ルナが蒼真のバッグを覗き込む。バランスを崩して蒼真に倒れこむ
ルナ:「わわっ!」
蒼真:「うわっ!」
ルナが蒼真の上に倒れこむ。顔が超至近距離
ルナ:「あ、あはは…ごめんね、蒼真くん///」
蒼真:「だ、大丈夫…///」
紅葉:「…まったく、緊張感がないな」(イラっとした表情)
影:「…若いな」(クスッと笑う)
エリシア:「ふふ、微笑ましいわね」
ルナ&蒼真:「違います!!」
シーン3:第30層突入
暗く、不気味な空気が漂う空間。壁には血のような赤い模様
影:「気配が…おかしい。何かいる」
突然、巨大な影が現れる。三つ首の地獄犬・ケルベロス
ケルベロス:「グルルルル…」
蒼真:「来るぞ! 陣形を!」
エリシア:「私と蒼真が前衛! ルナは後方で支援、紅葉は魔法攻撃、影は側面から!」
全員:「了解!」
シーン4:ケルベロス戦
三つの頭がそれぞれ炎、氷、雷を吐く
ケルベロス(炎頭):「ゴオオオ!」
蒼真:「炎が来る!」
紅葉:「『火炎障壁!』炎は私が防ぐ!」
紅葉が炎を魔法で相殺
ケルベロス(氷頭):「シャアアア!」
エリシア:「氷の息! 避けて!」
エリシアと蒼真が左右に分かれる
ルナ:「蒼真くん、エリシア様! 『神速の祝福!』」
二人の動きが加速する
蒼真:「ありがとう、ルナ! 今だ、影!」
影:「了解…『影縫い!』」
影が地面から飛び出し、ケルベロスの動きを封じる
エリシア:「決めるわよ、蒼真!」
蒼真:「はい!」
エリシア&蒼真:「「『双聖剣!』」」
二人の剣が交差し、ケルベロスの三つの首を同時に斬る
ケルベロス:「ギャオオオオ…!」
ケルベロスが倒れる
シーン5:奥への道
ルナ:「やった! みんなすごい!」
紅葉:「…まあ、悪くない連携だったな」
影:「奥に道がある。進むか?」
蒼真:「ああ。きっと答えはこの先に…」
奥から不気味な笑い声が響く
謎の声:「クックック…よくぞここまで来たな、人間ども」
エリシア:「誰!?」
黒いローブの魔術師が現れる
黒魔術師:「我が名はダークロア。貴様らの旅はここで終わりだ!」
蒼真:「お前が魔物を上層に送り込んでいるのか!?」
ダークロア:「その通り。だが、今日のところは撤退してやろう。次に会う時は…貴様らの命はない!」
ダークロアが煙と共に消える
紅葉:「逃げられた…!」
エリシア:「いえ、情報は得られたわ。明確な敵がいることがわかった」
蒼真:「次は必ず…捕まえる!」
第15話「封印された魔獣」
シーン1:ギルド・翌日
ガルドスが古い書物を広げている
ガルドス:「ダークロア…その名には聞き覚えがある。500年前に封印された邪悪な魔術師だ」
ルナ:「500年前!? じゃあ、なんで今…」
ガルドス:「封印が弱まっているのかもしれん。そして奴は何かを企んでいる」
エリシア:「何を企んでいるんですか?」
ガルドス:「おそらく…第35層に封印されている『混沌の獣』の解放だ」
蒼真:「混沌の獣…?」
ガルドス:「かつて世界を滅ぼしかけた伝説の魔獣。それを止めるには、君たちが先に封印を強化する必要がある」
シーン2:街・準備
武器屋で装備を整える
武器屋:「おう、蒼真! 新しい剣が入ったぞ!」
蒼真:「本当ですか!?」
武器屋が銀色に輝く剣を取り出す
武器屋:「『ミスリル製聖剣』。魔力伝導率が抜群だ」
蒼真:「すごい…でも、高そう…」
エリシア:「私が出すわ。あなたに必要な装備だもの」
蒼真:「え、でも…」
エリシア:「いいから。受け取って」
エリシアが優しく微笑む
蒼真:「…ありがとうございます、エリシアさん!」
ルナ:「あ! 私も蒼真くんに何か買ってあげる!」
紅葉:「なら私も…」
影:「…私は守護の護符を」
蒼真:「み、みんな…! ありがとう!」
感動する蒼真。その時――
ルナ:「ねえ、これなんてどう?」
ルナが派手なピンクの鎧を持ってくる
蒼真:「え、えっと…」
紅葉:「却下だ。趣味が悪すぎる」
ルナ:「えー! 可愛いのに!」
影:「…戦場で目立ちすぎる」
全員で笑う
シーン3:ダンジョン第35層・封印の間
巨大な魔法陣が描かれた部屋。中央に黒い繭のような封印がある
エリシア:「あれが封印…まだ無事ね」
蒼真:「でも、ヒビが入ってる…」
その時、ダークロアが部下の魔物たちと現れる
ダークロア:「待っていたぞ。封印を解くための生贄としてな!」
魔物たち:「ギャアアア!」
蒼真:「させるか!」
シーン4:封印防衛戦
大量の魔物との乱戦
ルナ:「『聖なる結界!』」
ルナが封印の周りに結界を張る
ルナ:「この結界が破られたら、封印に手が届いちゃう! みんな、絶対守って!」
蒼真:「わかった! 一匹も通さない!」
紅葉:「『紅蓮の壁!』」
炎の壁が魔物たちを焼く
影:「数が多い…!」
エリシア:「みんな、私に続いて! 『風神剣舞!』」
エリシアが回転しながら周囲の敵を薙ぎ払う
蒼真:「すごい…! でも、俺も負けてられない!」
蒼真が新しい聖剣に魔力を込める
蒼真:「みんなの思いを力に変えて…『光輝剣!』」
聖剣が眩い光を放ち、魔物たちを浄化する
ダークロア:「何…!? その力は…!」
蒼真:「これが、みんなとの絆の力だ!」
シーン5:ダークロア撤退
ダークロア:「クッ…今日のところは退くが、次こそ封印を解いてみせる!」
ダークロアが消える
ルナ:「やった! 封印を守れた!」
エリシア:「蒼真、素晴らしい技だったわ」
蒼真:「エリシアさんの技を参考にしました。まだまだですけど」
紅葉:「…謙遜するな。お前はもう、立派な戦士だ」
影:「同感だ」
蒼真が照れる
蒼真:「ありがとう、みんな」
その時、封印の繭から微かな声が聞こえる
微かな声:「…タス…ケテ…」
全員:「!?」
エリシア:「今の声…まさか、封印の中に誰かいるの?」
ルナ:「でも、混沌の獣が封印されてるんじゃ…」
蒼真:「もしかして、俺たちが知らない真実があるのかも」
紅葉:「…調査が必要だな」
影:「ギルドに報告しよう」
第16話「ルナの秘密」
シーン1:宿屋・夜
蒼真が眠れずに外を見ている
蒼真:「封印の中の声…一体何だったんだろう」
ノックの音
ルナ:「蒼真くん、起きてる?」
蒼真:「ルナ? どうしたの、こんな時間に」
ルナが部屋に入る。いつもより真剣な表情
ルナ:「あのね…実は、みんなに隠してたことがあるの」
蒼真:「隠してたこと?」
ルナ:「私…本当は、ルナリア王国の第三王女なの」
蒼真:「ええええ!? 王女!?」
シーン2:ルナの過去
ルナが話し始める
ルナ:「王宮の生活は窮屈で…いつも護衛に囲まれて、自由がなかった。だから、冒険者になりたくて、家を飛び出したの」
蒼真:「そうだったんだ…」
ルナ:「でもね、今、王国から追手が来てるの。私を連れ戻すために」
蒼真:「それって…」
ルナ:「みんなに迷惑かけたくなくて…だから、一人で王国に戻ろうかと思って…」
蒼真:「ダメだ!」
ルナ:「え…?」
蒼真:「ルナは仲間だよ! 一人で抱え込むなんて、させない!」
ルナの目に涙が浮かぶ
ルナ:「蒼真くん…」
蒼真:「明日、みんなに話そう。きっと、みんなも味方してくれるから」
ルナ:「…うん! ありがとう、蒼真くん!」
シーン3:翌日・全員集合
ルナ:「実は、私…王女なんです」
紅葉:「…知ってた」
影:「私も」
エリシア:「私もよ」
ルナ:「ええ!? みんな知ってたの!?」
エリシア:「あなたの魔法の純度、礼儀作法…王族特有のものだったから」
紅葉:「気づかないと思ったのか?」
ルナ:「うう…恥ずかしい///」
蒼真:「でも、王女でも、ルナはルナだよね?」
ルナ:「蒼真くん…!」
エリシア:「ええ。私たちの大切な仲間よ」
シーン4:王国騎士団襲来
街の広場に王国騎士団が現れる
騎士団長:「ルナリア王国第三王女、ルナ様。お戻りください」
ルナ:「嫌です! 私は自分の意志でここにいます!」
騎士団長:「では、力ずくでも…!」
騎士たちが襲いかかる
蒼真:「ルナを守る! みんな、行くぞ!」
エリシア:「ええ!」
シーン5:説得戦
戦闘が始まるが、蒼真が剣を収める
蒼真:「待ってください! 戦いたくない!」
騎士団長:「何…?」
蒼真:「あなたたちは、ルナを心配して来たんですよね? だったら、ルナの気持ちも聞いてください!」
ルナ:「団長…私は、みんなと冒険がしたいんです。王宮に戻っても、心は自由を求めてしまう」
騎士団長:「しかし…」
ルナ:「お願いです。私を信じて。必ず、成長して帰ります」
騎士団長が考え込む
騎士団長:「…わかりました。ですが、条件があります」
ルナ:「条件?」
騎士団長:「半年後、一度王国に顔を出すこと。そして、その時までに王女として恥じない成長を見せること」
ルナ:「はい! 約束します!」
騎士団長:「では、護衛として私の部下を一人…」
蒼真:「大丈夫です。俺たちが、ルナを守りますから」
エリシア:「命に代えても」
紅葉:「当然だ」
影:「…任せろ」
騎士団長が微笑む
騎士団長:「…良い仲間をお持ちですね、ルナ様。では、半年後に」
騎士団が去る
ルナ:「みんな…ありがとう! 大好き!」
ルナが蒼真に抱きつく
蒼真:「わわっ!」
ルナの柔らかい感触に蒼真が真っ赤になる
蒼真:「る、ルナ…///」
紅葉:「…このバカ」(ボソッ)
エリシア:「ふふ、仲が良いわね」
影:「…青春だな」
第17話「紅葉の過去」
シーン1:ダンジョン第32層・炎の遺跡
古代の魔法文明の遺跡。紅葉が壁の文字を読んでいる
紅葉:「この文字…『焔の一族』…」
蒼真:「紅葉さん、どうかしたの?」
紅葉:「…いや、何でもない」
紅葉の表情が暗い
エリシア:「紅葉、無理しないで。何かあるなら教えて」
紅葉:「…実は、この遺跡は私の一族に関係している場所なんだ」
シーン2:紅葉の告白
休憩中、焚き火を囲んで
紅葉:「私の本当の名は『紅葉・フレイムハート』。かつて炎の魔法で栄えた一族の生き残りだ」
ルナ:「生き残り…?」
紅葉:「10年前…私が7歳の時、一族は滅ぼされた。ある魔術師集団に」
蒼真:「まさか…」
紅葉:「その首謀者の名は…ダークロア」
全員:「!?」
紅葉:「奴は一族の秘宝『永遠の炎』を奪うために、村を襲った。両親も、兄弟も…みんな殺された」
紅葉の手が震える
紅葉:「私だけが、父が命をかけて逃がしてくれた…だから、ずっと復讐の機会を待っていた」
蒼真:「紅葉さん…」
紅葉:「今、奴がこのダンジョンにいる。これは運命だ。必ず、仇を討つ」
エリシア:「一人で戦うつもり?」
紅葉:「…これは、私の戦いだ。巻き込みたくない」
蒼真:「違う! 俺たちは仲間だ! 紅葉さんの戦いは、俺たちの戦いでもある!」
ルナ:「そうだよ! 一人で抱え込まないで!」
影:「…お前の復讐、手伝ってやる」
紅葉の目に涙が浮かぶ
紅葉:「みんな…ありがとう」
シーン3:遺跡最深部
『永遠の炎』が安置されていた祭壇。そこにダークロアがいる
ダークロア:「クックック…やはり来たか、フレイムハートの生き残りよ」
紅葉:「ダークロア…! 今日こそ、お前を倒す!」
ダークロア:「愚かな。お前一人で私に勝てると?」
蒼真:「一人じゃない! 俺たちがいる!」
ダークロア:「ほう…では、まとめて始末してやろう!」
シーン4:ダークロア戦・第一幕
ダークロアが黒い炎を放つ
ダークロア:「『冥界の業火!』」
紅葉:「その程度…! 『炎帝の盾!』」
紅葉が炎を相殺する
紅葉:「私は、あの日から魔法を極め続けた! お前を倒すために!」
ダークロア:「ならば、その力を見せてみろ!」
激しい魔法戦が繰り広げられる
蒼真:「影、ルナ! 紅葉さんを支援して!」
影:「了解」
ルナ:「『魔力増幅!』」
ルナの魔法で紅葉の魔力が増幅される
紅葉:「…これなら! 『紅蓮爆炎陣!』」
巨大な炎の渦がダークロアを包む
ダークロア:「グアアア…! だが、まだだ!」
ダークロアが影の触手を放つ
エリシア:「させない! 『聖光斬!』」
エリシアが触手を切り払う
蒼真:「今だ、紅葉さん!」
紅葉:「ああ! これが、一族に伝わる最強の技…『焔帝・最終奥義――紅蓮滅殺!』」
全ての炎が一点に集中し、ダークロアを貫く
ダークロア:「バカな…私が…!」
しかし、ダークロアは煙となって逃げる
ダークロア:「覚えておけ…次こそ…!」
紅葉:「逃がした…!」
蒼真:「大丈夫、必ず次は…」
シーン5:心の解放
遺跡を出て、夕日の下
紅葉:「…父さん、母さん。私、強くなったよ。でも、まだ仇は討てていない」
蒼真:「紅葉さん…」
紅葉:「でもね、わかったんだ。復讐だけが全てじゃないって」
紅葉が仲間を見る
紅葉:「みんなと一緒にいて、初めて気づいた。生きる理由は、復讐だけじゃない。守りたい仲間がいることも、生きる理由になるんだって」
ルナ:「紅葉ちゃん…!」
紅葉:「ありがとう、みんな。これからもよろしく」
紅葉が初めて、心からの笑顔を見せる
全員:「こちらこそ!」
第18話「影の正体」
シーン1:街・夜
影が一人で歩いていると、黒装束の暗殺者たちに囲まれる
暗殺者A:「見つけたぞ、裏切り者」
影:「…『影舞組』か」
暗殺者B:「組織を抜けた罰、受けてもらうぞ」
影が構える
影:「…来い」
その時、蒼真が駆けつける
蒼真:「影!」
影:「蒼真…! なぜここに」
蒼真:「後をつけてた。様子がおかしかったから」
暗殺者A:「邪魔をするな、ガキ!」
暗殺者が蒼真に襲いかかる
蒼真:「うおっ!」
蒼真が剣で受け止める
影:「蒼真! 逃げろ!」
蒼真:「嫌だ! 影は仲間だ!」
シーン2:影の過去語り
戦闘後、屋上で
蒼真:「影…あの人たち、何者だったの?」
影:「…話すか。私の過去を」
影が仮面を外す。美しい少女の顔
影:「私の本名は『夜叉』。暗殺者組織『影舞組』のNo.1暗殺者だった」
蒼真:「No.1…」
影:「6歳の時から殺しの訓練を受けた。感情を殺し、ただ命令に従う道具として」
蒼真:「そんな…」
影:「でも、ある日、殺すはずだった少女が私に言ったんだ。『どんなに辛くても、あなたは人間よ。道具じゃない』って」
蒼真:「その少女は…」
影:「結局、私は任務を遂行できなかった。そして、組織を抜けた。それ以来、追われている」
蒼真:「影…」
影:「だから、お前たちといつまでも一緒にはいられない。いずれ、別れが来る」
蒼真:「そんなことない! 俺たちが守る!」
影:「…優しいな、お前は」
シーン3:暗殺者組織のアジト突入
翌日、エリシアたちに事情を話す
エリシア:「つまり、影を救うには組織を壊滅させるしかないのね」
紅葉:「無謀だが…やるしかないな」
ルナ:「影ちゃんのためなら!」
影:「みんな…なぜそこまで」
蒼真:「決まってるだろ? 仲間だからだよ!」
五人でアジトに突入
シーン4:組織のボス・闇王との対決
アジトの最深部。巨漢の男・闇王が座っている
闇王:「よく来たな、夜叉。そして、愚かな仲間たちよ」
影:「闇王…」
闇王:「お前は組織最高の作品だった。それを手放すわけにはいかん。戻れ、夜叉」
影:「断る。私はもう、影として生きる。仲間と共に」
闇王:「ならば、力ずくで…!」
闇王が巨大な鎌を振るう
蒼真:「くっ、速い!」
エリシア:「みんな、散開!」
激しい戦闘。闇王は圧倒的な強さ
闇王:「無駄だ! 貴様らでは私に勝てん!」
影:「…ならば、私が」
蒼真:「待って、影! 一人で戦わせない!」
影:「でも…」
蒼真:「俺たちを信じて! 一緒に戦おう!」
影が頷く
影:「…わかった」
全員:「せーの!」
五人が同時に攻撃
蒼真:「『光輝剣!』」
エリシア:「『聖剣乱舞!』」
紅葉:「『業炎弾!』」
ルナ:「『聖なる槍!』」
影:「『影の奥義――夜叉滅殺!』」
五つの技が闇王を襲う
闇王:「グアアアア…! バカな…!」
闇王が倒れる
シーン5:自由への一歩
アジトから出て、朝日を浴びる
影:「…初めて見た。自由の朝日」
蒼真:「これからは、ずっと自由だよ」
影:「ああ…みんな、ありがとう」
影が初めて、涙を流す
ルナ:「影ちゃん、泣いてるの初めて見た!」
紅葉:「…人間らしくなったな」
エリシア:「これからも、一緒よ」
影:「…ああ。これからも、よろしく頼む」
五人が手を重ねる
第19話「蒼真の覚醒」
シーン1:ダンジョン第38層
これまで以上に強力な魔物が次々と現れる
蒼真:「くっ、数が多い!」
エリシア:「集中して! 一匹ずつ確実に!」
しかし、魔物の群れに押され始める
ルナ:「きゃあ!」
ルナが魔物の攻撃を受けそうになる
蒼真:「ルナ!!」
蒼真が飛び込み、ルナを庇う。深い傷を負う
蒼真:「うぐっ…!」
ルナ:「蒼真くん! 『ヒール』『ヒール』!」
しかし傷が深く、完全には治らない
エリシア:「蒼真! 下がって!」
蒼真:「いや…まだ戦える…!」
蒼真が立ち上がるが、足がふらつく
シーン2:絶体絶命
魔物の王・オーガロードが現れる
オーガロード:「グオオオオ!」
巨大な棍棒がエリシアに向かう
エリシア:「くっ!」
エリシアが防御するが、吹き飛ばされる
エリシア:「きゃあ!」
蒼真:「エリシアさん!!」
蒼真の脳裏に、初めて出会った日の記憶が蘇る
蒼真の心の声:『エリシアさんは、俺を救ってくれた。弱かった俺を認めてくれた。なのに、俺はまだ…まだエリシアさんを守れない!』
オーガロードが倒れたエリシアにとどめを刺そうとする
蒼真:「させるかああああ!!」
シーン3:覚醒
蒼真の体から強烈な光が溢れ出す
紅葉:「な、何!?」
影:「蒼真の魔力が…暴走している!?」
ルナ:「違う! これは…覚醒だ!」
蒼真の髪が一部白く変わり、目が金色に輝く
蒼真:「守る…絶対に、守る!」
蒼真の剣が巨大な光の剣に変化
蒼真:「『真・聖剣解放――エクスカリバーストーム!』」
圧倒的な光の奔流がオーガロードを飲み込む
オーガロード:「ギャアアアアアア!」
オーガロードが消滅する。同時に周囲の魔物も全て浄化される
蒼真が膝をつく。髪と目が元に戻る
蒼真:「はぁ…はぁ…エリシアさん…無事、ですか…?」
エリシア:「ええ…蒼真、あなた…」
エリシアが蒼真を抱きしめる
エリシア:「ありがとう…守ってくれて」
蒼真:「当然です…だって、俺の大切な…」
蒼真が気を失う
エリシア:「蒼真!」
シーン4:宿屋・回復
ベッドで眠る蒼真。周りに四人が集まっている
ルナ:「蒼真くん、まだ目を覚まさない…」
紅葉:「あれだけの力を使えば、当然だ」
影:「しかし、すごい力だった…」
エリシア:「『聖騎士の覚醒』…伝説にしか残っていない現象」
ルナ:「聖騎士の覚醒?」
エリシア:「守りたいという強い意志が、潜在能力を開花させる。でも、それができるのは本当に純粋な心を持つ者だけ」
紅葉:「…蒼真らしいな」
蒼真が目を覚ます
蒼真:「ん…ここは…?」
ルナ:「蒼真くん! 起きた!」
ルナが蒼真に抱きつく
蒼真:「うわっ! る、ルナ…近い///」
ルナ:「よかった~! 心配したんだよ!」
エリシア:「蒼真、体は大丈夫?」
蒼真:「はい…あの、俺、何を…?」
影:「お前は覚醒した。そして、全員を救った」
蒼真:「そうだったんですか…よかった、みんな無事で」
エリシア:「蒼真…あなた本当に強くなったわね」
エリシアが優しく微笑む
蒼真:「まだまだです。もっと強くなって、もっとみんなを守れるように…」
全員:「ありがとう、蒼真」
第20話「最深層への道」
シーン1:ギルド・緊急会議
ガルドスが深刻な表情で地図を広げる
ガルドス:「重大な報告がある。第40層で、空間の歪みが観測された」
エリシア:「空間の歪み?」
ガルドス:「ああ。ダークロアが何かを企んでいる。おそらく、第50層――ダンジョン最深層への扉を開こうとしている」
蒼真:「最深層…」
ガルドス:「そこには、この世界を滅ぼせるほどの魔物が封印されていると言われている」
紅葉:「その封印を、ダークロアが解こうと…!」
ガルドス:「君たちに頼みたい。第40層に行き、ダークロアを止めてくれ」
エリシア:「わかりました」
シーン2:準備・街
最強の装備を揃える一行
武器屋:「これが最後の依頼になるかもしれんな…」
蒼真:「縁起でもないこと言わないでください」
武器屋:「ハハ、すまんすまん。これを持ってけ」
武器屋が特別な剣を渡す
武器屋:「『勇者の剣』。代々、世界を救った勇者が使ってきた剣だ」
蒼真:「こんな大切なもの…」
武器屋:「お前になら、相応しい。頼んだぞ、蒼真」
蒼真:「…はい! 必ず、世界を守ってみせます!」
シーン3:最後の夜
宿屋の屋上。五人が星空を見上げている
ルナ:「ねえ、全部終わったら…みんなで旅行とかしない?」
紅葉:「…悪くないな」
影:「温泉とか行きたい」
エリシア:「ふふ、楽しみね」
蒼真:「絶対、生きて帰ろう。そして、その旅行を実現させよう!」
全員:「うん!」
その時、流れ星
ルナ:「あ! 流れ星! みんなでお願いしよ!」
五人が目を閉じて願う
蒼真の心の声:『みんなと、ずっと一緒にいられますように』
エリシアの心の声:『今度こそ、仲間を守り抜けますように』
ルナの心の声:『みんなが幸せでありますように』
紅葉の心の声:『この仲間と、ずっと…』
影の心の声:『この温かさを、失いませんように』
シーン4:第40層突入
薄暗く、不気味な雰囲気の層
影:「気配が…複数いる」
ダークロアが配下の魔物たちと現れる
ダークロア:「よくぞここまで来た。だが、ここが貴様らの墓場だ!」
蒼真:「させない! 俺たちが、世界を守る!」
ダークロア:「笑止! 『影の軍勢』よ、奴らを始末しろ!」
無数の影の魔物が現れる
エリシア:「みんな、最後の戦いよ! 全力で行くわよ!」
全員:「おー!!」
シーン5:影の軍勢戦
激しい戦闘が繰り広げられる
蒼真:「『烈光斬!』」
蒼真の剣が光を放ち、影の魔物を切り裂く
紅葉:「『獄炎陣!』」
炎が魔物を焼き尽くす
ルナ:「『聖浄化!』」
神聖な光が闇を払う
影:「『影分身の術!』」
影が分身し、複数の敵と同時に戦う
エリシア:「『天翔剣!』」
エリシアが空中から魔物を一掃する
しかし、敵は無限に湧いてくる
ルナ:「キリがない…!」
蒼真:「みんな、俺に力を貸して!」
全員:「!?」
蒼真:「覚醒の力を、もう一度…!」
エリシア:「蒼真、無理よ! 体が持たない!」
蒼真:「大丈夫! みんながいれば!」
四人が蒼真に魔力を送る
蒼真:「みんなの想い、受け取った! 『真・聖剣解放――ホーリーエクスプロージョン!』」
巨大な光の爆発が影の軍勢を全て消滅させる
ダークロア:「馬鹿な…!」
蒼真:「次は、お前だ! ダークロア!」
しかし、ダークロアが笑う
ダークロア:「クックック…時間稼ぎは成功だ。見よ!」
背後の扉が開き始める
ダークロア:「第50層への扉が開いた! さあ、最深層で決着をつけようではないか!」
ダークロアが扉に飛び込む
エリシア:「追うわよ!」
全員:「はい!」
五人が扉をくぐる
第21話「別れと再会」
シーン1:第50層・入口
暗く、重苦しい空気が漂う
ルナ:「ここが…最深層…」
紅葉:「魔力の濃度が、異常だ…」
影:「慎重に行こう」
進むと、突然襲撃を受ける
???:「そこまでだ!」
レオンと彼のパーティが現れる
蒼真:「レオン!?」
レオン:「久しぶりだな、エリシア。そして蒼真」
エリシア:「どうしてここに?」
レオン:「俺たちも、ギルドから依頼を受けた。ダークロアを止めろとな」
シーン2:共闘の申し出
レオン:「エリシア…前回の対決で、お前のパーティの強さは認めた」
エリシア:「レオン…」
レオン:「だが、ダークロアは強大だ。一つのパーティだけでは勝てないかもしれない」
蒼真:「つまり…」
レオン:「共闘しよう。今だけは、同じ目的のために」
エリシア:「…わかったわ。よろしく、レオン」
二人が握手する
レオンのパーティメンバー・剣士のカイン:「よろしく頼むぜ」
レオンのパーティメンバー・魔術師のリリア:「一緒に頑張りましょう」
レオンのパーティメンバー・僧侶のセリナ:「回復は任せて」
ルナ:「わあ、僧侶の先輩だ!」
セリナ:「あら、可愛い後輩ね」
シーン3:過去の清算
休憩中、エリシアとレオンが二人で話す
レオン:「エリシア…あの時のことは、お前のせいじゃない」
エリシア:「レオン…」
レオン:「俺たちが勝手に頼りすぎた。お前がいなくても戦える力をつけるべきだったんだ」
エリシア:「でも…」
レオン:「俺は生き延びて、強くなった。そして気づいたんだ。お前は誰よりも仲間想いで、誰よりも自分を責めてしまう人間だって」
エリシア:「…ありがとう、レオン」
レオン:「今のお前のパーティを見て、わかった。お前は、良いリーダーだ」
エリシアが涙ぐむ
エリシア:「レオン…やっと、前に進めそうよ」
レオン:「ああ。一緒に戦おう。かつての仲間として」
シーン4:中ボス戦・双頭魔竜
巨大な二つの頭を持つ竜が現れる
双頭魔竜:「ギャオオオオ!」
レオン:「来たか…! 作戦通りに!」
蒼真:「右の頭を俺たちが!」
レオン:「左は俺たちが引き受ける!」
二つのパーティが連携して戦う
蒼真:「『疾風剣!』」
カイン:「『雷神斬!』」
二人の攻撃が交差する
ルナ&セリナ:「『双聖治癒!』」
二人の回復魔法が重なり、全員を癒す
紅葉&リリア:「『紅蓮氷結!』」
炎と氷の複合魔法が竜を襲う
エリシア&レオン:「「『双聖剣・天地断裂!』」」
二人の剣が一つになり、竜を両断する
双頭魔竜:「ギャアアアア…!」
竜が倒れる
全員:「やった!」
シーン5:ダークロアの罠
さらに奥へ進むと、ダークロアが待っている
ダークロア:「よくぞここまで来た。だが、貴様らの旅もここまでだ!」
ダークロアが魔法陣を発動
ダークロア:「『次元分断!』」
空間が歪み、二つのパーティが引き離される
蒼真:「レオン!」
レオン:「くっ…! エリシア、後は頼んだ!」
レオンたちが別の空間に飛ばされる
ダークロア:「さあ、貴様らだけで私に勝てるかな?」
蒼真:「勝ってみせる! 俺たちの絆は、どんな魔法でも断ち切れない!」
ダークロア:「では、試してみるがいい!」
第22話「最終決戦前夜」
シーン1:ダークロア戦・第二幕
ダークロアとの激しい戦闘
ダークロア:「『冥界召喚!』」
無数のアンデッドが現れる
影:「数が多い…!」
紅葉:「『業炎掃射!』」
炎がアンデッドを焼くが、次々と復活する
ルナ:「『聖浄化!』」
聖なる光でアンデッドが消滅する
ルナ:「聖属性じゃないと効かない!」
蒼真:「わかった! 『聖剣・光の刃!』」
蒼真の剣が聖なる光を纏い、アンデッドを次々と斬る
エリシア:「蒼真、合わせるわよ! 『聖光波動!』」
蒼真&エリシア:「「『双聖浄化!』」」
二人の聖属性攻撃でアンデッドが全て浄化される
ダークロア:「小賢しい…!」
シーン2:ダークロアの撤退
ダークロア:「だが、私の真の目的は達成された!」
背後の封印が光り始める
ダークロア:「混沌の獣の封印が、もうすぐ解ける! その時、この世界は終わる!」
ダークロアが高笑いしながら消える
エリシア:「待って!」
しかし、間に合わない
紅葉:「封印が…崩れていく」
ルナ:「どうしよう…」
蒼真:「俺たちで、封印を強化する!」
影:「できるのか?」
蒼真:「やるしかない! みんな、力を貸して!」
シーン3:封印強化
五人が封印の周りに円陣を組む
エリシア:「私の魔力を!」
ルナ:「私の神聖な力を!」
紅葉:「私の炎を!」
影:「私の闇を!」
蒼真:「そして俺の光を! みんなの力を一つに!」
五人の力が封印に注がれる
しかし、封印のヒビは広がり続ける
ルナ:「ダメ…力が足りない…!」
その時、レオンたちが戻ってくる
レオン:「エリシア! 俺たちも手伝う!」
全員:「レオン!」
レオンたちも魔力を注ぐ
全員:「「「封印よ、繋ぎ止めろ!」」」
封印が一時的に安定する
エリシア:「これで…少し時間が稼げたわ」
レオン:「だが、完全には止められない。いずれ、封印は破れる」
蒼真:「じゃあ、どうすれば…」
シーン4:真実の発覚
封印から微かな声が聞こえる
声:「助けて…私を…助けて…」
ルナ:「この声…」
エリシア:「封印の中に…誰かいる?」
封印が一部透明になり、中が見える
そこには美しい銀髪の少女が眠っている
全員:「!?」
紅葉:「混沌の獣じゃない…人間!?」
レオン:「どういうことだ…」
古い石碑に文字が浮かび上がる
エリシア:「これは…『ここに封じられしは、混沌の力を宿した聖女。その力、世界を滅ぼすも救うも、聖女の心次第』…」
蒼真:「つまり、封印されてるのは魔獣じゃなくて、聖女…?」
影:「だとすれば、ダークロアの目的は…」
紅葉:「聖女を手に入れ、その力を悪用すること…!」
レオン:「なら、俺たちがすべきことは…」
蒼真:「聖女を救い、ダークロアから守ること!」
シーン5:決意の夜
封印の前で野営
エリシア:「明日、封印を解く。そして、聖女を保護する」
レオン:「だが、ダークロアも必ず来る」
蒼真:「なら、俺たちが守る。絶対に!」
蒼真とエリシアが二人きりになる
エリシア:「蒼真…」
蒼真:「なんですか、エリシアさん」
エリシア:「あなた、本当に強くなったわね。初めて会った時の、あの弱々しい少年の面影はもうないわ」
蒼真:「それは、エリシアさんのおかげです」
エリシア:「いいえ、あなた自身の努力よ」
エリシアが蒼真の手を取る
エリシア:「蒼真…もし、明日生き延びたら…私に伝えたいことがあるの」
蒼真:「伝えたいこと…?」
エリシア:「ええ。でも、今は言わない。ちゃんと生き延びてから」
蒼真:「…はい! 絶対に生き延びます! 約束です!」
二人が指切りする
エリシア:「約束よ」
第23話「深淵の魔王」
シーン1:封印解放
朝。全員が封印の前に集まる
エリシア:「これから封印を解く。準備はいい?」
全員:「はい!」
十人が魔法陣を展開
全員:「「「封印解除――アンシール!」」」
封印が光と共に消えていく
中から銀髪の少女――セラフィーナが現れる
セラフィーナ:「…ここは…?」
蒼真:「大丈夫、俺たちは敵じゃない」
セラフィーナ:「あなたたちは…」
その時、ダークロアが大量の魔物を引き連れて現れる
ダークロア:「よくやってくれた! セラフィーナ、私の元へ来い!」
セラフィーナ:「ダークロア…! あなたが私を封印したのね!」
ダークロア:「その通り。500年前、私はお前の力を恐れた愚か者たちに協力し、お前を封印した。だが今、時代は変わった。お前の力を使えば、私は世界の王になれる!」
蒼真:「させるか! セラフィーナさんは渡さない!」
シーン2:魔物軍団戦
無数の魔物が襲いかかる
レオン:「俺たちが魔物を食い止める! エリシア、お前たちはダークロアを!」
エリシア:「わかったわ! 頼んだわよ、レオン!」
レオン:「任せろ! 『雷神招来!』」
レオンのパーティが魔物の大群と戦い始める
蒼真:「行こう、ダークロアを倒す!」
シーン3:ダークロア最終決戦
ダークロアが真の姿を現す。巨大な闇の魔術師
ダークロア:「我が真の力、見せてやろう! 『闇の化身!』」
ダークロアの体が膨張し、巨大な闇の怪物になる
ダークロア:「500年の時を経て蓄えた魔力…全て解放する!」
紅葉:「なんという魔力…!」
影:「これは…勝てるのか?」
エリシア:「勝つしかないのよ! 『聖剣解放!』」
エリシアの剣が光り輝く
蒼真:「俺も! 『聖剣覚醒!』」
蒼真の剣も光る
ダークロア:「無駄だ! 『深淵の闇!』」
圧倒的な闇の波が襲いかかる
ルナ:「『聖なる盾!』」
ルナが結界を張るが、ヒビが入る
ルナ:「きゃあ!」
**紅葉**:「ルナ! 『炎の壁!』」
紅葉が炎で援護するが、闇に飲まれそうになる
影:「『影の盾!』」
影も援護に入る
セラフィーナ:「みんな…私のために…」
蒼真:「セラフィーナさん! あなたの力を貸してください!」
セラフィーナ:「でも…私の力は破壊しか…」
蒼真:「違います! 力に善悪はない! 使う人の心次第です!」
エリシア:「そうよ! あなたの心は優しい。その心で使えば、あなたの力は世界を救う力になる!」
セラフィーナ:「…わかったわ。みんなに力を貸す!」
シーン4:合体技
セラフィーナが魔力を解放
セラフィーナ:「私の全てを…あなたたちに!」
セラフィーナの力が五人に流れ込む
蒼真:「これは…すごい力…!」
エリシア:「みんな、合わせて!」
全員:「はい!」
蒼真:「『聖光剣!』」
エリシア:「『天聖剣!』」
ルナ:「『神聖波!』」
紅葉:「『焔帝!』」
影:「『影神!』」
全員:「「「「「合体奥義――五聖星エクスプロージョン!」」」」」
五つの力が一つになり、虹色の光がダークロアを貫く
ダークロア:「バカな…この私が…こんな若造どもに…!」
蒼真:「俺たちは一人じゃない! みんなの絆が、最強の力だ!」
ダークロア:「グアアアアアア…!」
ダークロアが光に飲まれ、消滅する
シーン5:勝利と新たな旅立ち
静寂が戻る
ルナ:「勝った…勝ったの…?」
紅葉:「…ああ、勝ったんだ」
影:「やったぞ…」
全員が抱き合って喜ぶ
レオンたちも魔物を倒して合流
レオン:「やったな、エリシア」
エリシア:「ええ…みんなのおかげよ」
セラフィーナ:「みんな…ありがとう。私を信じてくれて」
蒼真:「これからどうするんですか?」
セラフィーナ:「私…みんなと一緒に旅をしてもいい?」
ルナ:「もちろん! 仲間だよ!」
全員:「歓迎するよ!」
地上への階段が現れる
エリシア:「さあ、帰ろう。みんなが待ってる」
全員が階段を登り始める
蒼真:「エリシアさん、さっき言ってた『伝えたいこと』って?」
エリシア:「あ…///」
エリシアが照れる
ルナ:「ねえねえ、何何?」
紅葉:「…気になるな」
影:「教えろ」
エリシア:「も、もう! 後で!」
全員で笑いながら地上へ
シーン6:地上への帰還
ダンジョンの出口。眩しい太陽の光
ルナ:「わあ! お日様だ! 久しぶり!」
紅葉:「…生きて帰れたな」
影:「ああ…本当に終わったんだな」
セラフィーナが太陽を見上げる
セラフィーナ:「500年ぶりの太陽…こんなに温かかったんだ…」
涙を流すセラフィーナ
蒼真:「これからは、ずっとこの太陽の下で暮らせますよ」
セラフィーナ:「ありがとう…本当に、ありがとう…」
レオンが手を差し出す
レオン:「エリシア、今回は良い共闘だった」
エリシア:「ええ、レオン。あなたも強くなったわね」
レオン:「お互い様だ。また会おう」
レオンのパーティが去っていく
カイン:「じゃあな、蒼真! 次は負けねえぞ!」
リリア:「みなさん、お元気で」
セリナ:「ルナちゃん、またね!」
ルナ:「はい! ありがとうございました!」
シーン7:街での凱旋
街に戻ると、大勢の人々が出迎える
ギルドマスター・ガルドス:「おお! 帰ってきたか! よくやった!」
街の人々:「英雄だ! 世界を救った英雄だ!」
歓声と拍手が響く
武器屋:「蒼真! よくやったな!」
宿屋の女将:「みんな無事で良かった!」
蒼真:「ただいま戻りました!」
ガルドスが近づく
ガルドス:「君たちの功績は計り知れない。特別報酬として、各自10万ゴールドを授与する」
ルナ:「じゅ、10万!?」
紅葉:「…すごい額だな」
ガルドス:「それだけではない。君たち全員を、Sランク冒険者に昇格させる」
全員:「Sランク!?」
蒼真:「俺が…Sランク…?」
エリシア:「やったわね、蒼真! 最弱だったあなたが、ここまで…」
蒼真:「エリシアさんのおかげです! みんなのおかげです!」
シーン8:祝宴
ギルドホールで盛大な祝宴が開かれる
冒険者たち:「乾杯!」
音楽が流れ、踊りが始まる
ルナ:「ねえ蒼真くん、一緒に踊ろう!」
ルナが蒼真の手を引く
蒼真:「え、俺踊れないよ!」
ルナ:「大丈夫! 私がリードする!」
二人が踊り始めるが、蒼真が足を踏み外す
蒼真:「うわっ!」
ルナと一緒に転倒。蒼真がルナの上に覆いかぶさる形に
蒼真:「ご、ごめん!」
ルナ:「きゃっ…///」
超至近距離。二人の顔が真っ赤
紅葉:「…このバカども」(イライラ)
影:「ふふ、微笑ましいな」
エリシア:「あらあら」(少し寂しそう)
蒼真が慌てて起き上がる
蒼真:「ほ、本当にごめん、ルナ!」
ルナ:「う、ううん! 大丈夫だよ!///」
セラフィーナが興味深そうに見ている
セラフィーナ:「これが『恋』というものなのね」
紅葉:「違う」(即答)
シーン9:夜・屋上
祝宴が一段落。蒼真が一人屋上で星を見ている
蒼真:「終わったんだな…本当に」
エリシアが現れる
エリシア:「蒼真、ここにいたのね」
蒼真:「エリシアさん…」
エリシア:「みんなを探してるわよ。主役がいないと」
蒼真:「すみません…ちょっと一人になりたくて」
エリシアが隣に座る
エリシア:「何か考え事?」
蒼真:「はい…これから、どうしようかなって」
エリシア:「どうするって?」
蒼真:「ダークロアも倒して、目的は達成しました。でも…俺、まだエリシアさんと冒険を続けたいんです」
エリシア:「蒼真…」
蒼真:「エリシアさんを守れるくらい強くなる、って目標は達成したかもしれない。でも、まだまだ強くなりたいし、もっとみんなと一緒にいたい」
エリシアが微笑む
エリシア:「ねえ、蒼真。前に言った『伝えたいこと』、今なら言えるわ」
蒼真:「はい…」
エリシア:「私ね、あなたのことが…」
その時、ルナたちが現れる
ルナ:「あ! いたいた! 蒼真くん、エリシア様!」
紅葉:「二人だけで何してる」
影:「…良い雰囲気だったか?」
セラフィーナ:「お邪魔してしまった?」
エリシアが顔を赤くする
エリシア:「べ、別に何も!」
蒼真:「え、えっと…///」
ルナ:「もう! 二人とも真っ赤! 何話してたの~?」
紅葉:「…聞かなくてもわかる」
影:「青春だな」
シーン10:新たな誓い
五人と一人が円陣を組む
ルナ:「ねえ、これからも一緒だよね?」
紅葉:「…当然だ」
影:「どこへでもついていく」
セラフィーナ:「私も…みんなと一緒にいたい」
エリシア:「もちろんよ。私たちはずっと仲間」
蒼真:「じゃあ、新しい目標を立てよう!」
全員:「新しい目標?」
蒼真:「世界中を旅して、困ってる人を助ける。最強のパーティになる!」
ルナ:「いいね! 賛成!」
紅葉:「悪くない」
影:「面白そうだ」
セラフィーナ:「私、初めて世界を見るから楽しみ!」
エリシア:「じゃあ、決まりね。明日から、新たな冒険の始まり!」
全員:「おー!」
六人が手を重ね合う
シーン11:翌朝・出発
宿屋の前。旅支度を整える六人
宿屋の女将:「気をつけてね、みんな」
武器屋:「また装備が必要になったら戻ってこいよ!」
ガルドス:「君たちの活躍、期待してるぞ」
蒼真:「はい! 行ってきます!」
街の門を出る
ルナ:「どこ行く? 東の王国? 西の砂漠?」
紅葉:「北の雪山も面白そうだ」
影:「南の密林には珍しい薬草があるらしい」
セラフィーナ:「どこでもいいわ。みんなと一緒なら」
エリシア:「じゃあ、とりあえず東に向かいましょうか」
蒼真:「そうですね! 行こう、みんな!」
六人が笑顔で歩き出す
しかし、数歩進んだところで――
ルナ:「あ、忘れ物!」
ルナが走り出し、蒼真にぶつかる
ルナ:「きゃっ!」
蒼真:「うわっ!」
二人が絡まって転倒。今度は蒼真の手がルナの胸に
蒼真:「あ、あれ!? 柔らか…って違う!///」
ルナ:「そ、蒼真くん…///」
紅葉:「このスケベ!」
紅葉が蒼真の頭を杖で叩く
蒼真:「痛っ! わ、わざとじゃないって!」
エリシア:「もう、蒼真ったら」(クスクス)
影:「…相変わらずだな」
セラフィーナ:「これも『青春』?」
ルナ:「ち、違うよ! 事故だよ事故!///」
全員で笑い合う
蒼真:「さて、改めて! 行こう!」
全員:「おー!」
エピローグ・1年後
ナレーション(蒼真の声):「あれから1年。俺たちは世界中を旅して、数々の冒険をした」
様々な場所での冒険のフラッシュバック
雪山で雪男と戦う場面
砂漠でオアシスを発見する場面
海で海賊と戦う場面
森でエルフの村を救う場面
ナレーション:「そして、俺たちの絆はさらに深まった」
現在。豪華な宮殿
ルナ:「みんな、私の国へようこそ!」
ルナリア王国。ルナが約束通り帰国し、みんなを招待した
国王(ルナの父):「娘を守ってくれてありがとう。君たちには感謝してもしきれない」
蒼真:「いえ、ルナは大切な仲間ですから」
王妃(ルナの母):「まあ、立派な青年たちね」
祝宴が開かれる
ルナ:「ねえ蒼真くん、一緒に踊って!」
蒼真:「今度は転ばないようにするよ」
ルナ:「あはは、約束だよ!」
二人が優雅に踊る
紅葉:「…少しは上達したな」
影:「ああ、前より様になってる」
エリシア:「蒼真、本当に成長したわね」
セラフィーナ:「エリシア、あなたも踊らないの?」
エリシア:「え…」
セラフィーナ:「蒼真のこと、好きなんでしょう?」
エリシア:「な、何を…///」
紅葉:「バレバレだぞ」
影:「私たちには隠せない」
エリシア:「もう…///」
曲が変わり、蒼真がエリシアの前に
蒼真:「エリシアさん、次は一緒に踊ってください」
エリシア:「…ええ、喜んで」
二人が踊り始める
蒼真:「エリシアさん、前に言おうとしてたこと…まだ聞いてないんですけど」
エリシア:「…そうね。今なら言える」
蒼真:「はい…」
エリシア:「私…あなたのことが――」
その瞬間、ルナが割り込む
ルナ:「私も蒼真くんと踊りたい!」
紅葉とセラフィーナも
紅葉:「私も」
セラフィーナ:「私も!」
影:「…私も踊ろうか」
蒼真:「え、ええ!? みんな!?」
ワイワイと賑やかに
エリシア:「もう…///」(笑顔)
最終シーン・星空の下で
祝宴が終わり、宮殿のバルコニー
蒼真とエリシアが二人で星を見ている
エリシア:「蒼真、改めて聞くけど…これからも一緒に冒険してくれる?」
蒼真:「もちろんです! 一生、エリシアさんの隣で戦います!」
エリシア:「一生…?」
蒼真:「あ、その…言い方が変でした!?///」
エリシア:「ふふ、いいえ。嬉しいわ」
エリシアが蒼真に寄り添う
エリシア:「ねえ、蒼真。私の言いたかったこと、もうわかった?」
蒼真:「それは…」
エリシア:「私、あなたのことが大好きよ。冒険者として…そして、一人の男性として」
蒼真:「エリシアさん…! 俺も、俺もエリシアさんのことが大好きです!」
二人が抱き合う
その様子を物陰から見ている三人
ルナ:「あ~! ずるい! 私も蒼真くんのこと好きなのに!」
紅葉:「…私も、だ」
影:「私も、実は…」
セラフィーナ:「みんな…では、これからが本当の戦いね」
ルナ:「うん! 蒼真くん争奪戦!」
紅葉:「…負けない」
影:「私も」
セラフィーナ:「ふふ、面白くなりそう」
ナレーション(蒼真):「こうして、俺の冒険はまだまだ続く。最愛の人と、大切な仲間たちと。これからどんな困難が待っていようと、俺たちなら乗り越えられる。だって、俺たちには――」
全員:「「「絆があるから!」」」
タイトル:『剣聖への誓い ー第23話 完ー』
Cパート(次回予告風)
ルナが画面に向かって
ルナ:「次回、ついに最終回! 『剣聖を守る少年』!」
紅葉:「新たな敵が現れる」
影:「そして、蒼真とエリシアの関係に決着が…?」
セラフィーナ:「見逃せない展開が!」
蒼真:「みんな、最後まで見てください!」
エリシア:「次回、第24話。お楽しみに!」
次回、最終話「剣聖を守る少年」へ続く!
第24話「剣聖を守る少年」(最終話)
シーン1:第50層・玉座の間
巨大な魔王が五人の前に立ちはだかる
魔王:「よくぞここまで来た、人間どもよ」
エリシア:「みんな、これが最後の戦いよ!」
蒼真:「ああ! 行くぞ!」
シーン2:総力戦
五人が完璧な連携で魔王に立ち向かう
ルナ:「全員に最大強化――『グランドバフ!』」
紅葉:「最大魔法――『焦熱地獄!』」
影:「急所を狙う――『暗殺剣!』」
しかし魔王は強大。エリシアが大技を放とうとする
エリシア:「『聖剣解放――』」
その瞬間、魔王の攻撃がエリシアに向かう
蒼真:「エリシアさん!!」
蒼真がエリシアの前に飛び出し、攻撃を受け止める
蒼真:「うおおおお! 俺が…守る!」
蒼真の剣が光り輝く
エリシア:「蒼真…!」
蒼真:「エリシアさんが俺を救ってくれたように…今度は俺が、エリシアさんを守る!」
シーン3:究極の技
蒼真:「みんなの力を…一つに!」
仲間全員の魔力が蒼真の剣に集まる
蒼真:「『絆の剣――ユニティブレイド!』」
虹色に輝く剣撃が魔王を貫く
魔王:「馬鹿な…これが、絆の力…!」
魔王が消滅する
シーン4:エピローグ
地上に戻った五人。朝日が昇る
エリシア:「蒼真…あなた、本当に強くなったわね」
蒼真:「エリシアさんのおかげです。そして、みんなのおかげです」
ルナ:「これからも一緒だよね!」
紅葉:「…当然だ」
影:「面倒だが…仕方ない」
エリシア:「蒼真、あなたは私を守れるくらい強くなった。でもね…」
蒼真:「はい?」
エリシア:「これからは、一緒に戦おう。守る、守られるじゃなく、対等な仲間として」
蒼真:「…はい! よろしくお願いします、エリシア!」
五人が笑顔で握手。新たな冒険の始まり
ナレーション:「少年の冒険は続く。剣聖と共に、仲間たちと共に――」
タイトル表示:『剣聖への誓い ー完ー』
エンディングテーマ流れる
おまけシーン(Cパート)
ダンジョン入口
蒼真:「さて、次はどの層に挑戦する?」
エリシア:「第60層なんてどう?」
全員:「えええええ!?」
** ルナ**:「まだ上があるの!?」
紅葉:「…まったく、終わりがないな」
影:「…まあ、退屈はしないか」
蒼真:「よし、行こう! 新たな冒険へ!」
全員:「おー!」
五人が笑顔でダンジョンに向かう
THE END
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