やらかしました〜再び砂漠を密かに走るタチアナ〜
短いのでもう3話連続。 1/3
——さて月から再びカーリへ、そしてタチアナさんの隠されてきた能力に焦点が当てられてくる訳ですが
タ「ええ、そうですね」
——ここでもレッドアウトの危険性はそのままでした
タ「これはもう、軍用施設という事で勘弁してもらえたら、と」
——でもですねぇ(怒)
タ「まあ、まあ。落ち着いて下さい。それより、もっと面白い話があるんですよ」
——それは?
タ「カーリから月への時もそうだったんですが、姿勢がおかしいんです」
——姿勢、ですか?
タ「はい、姿勢です。カーリから月への打ち上げは真夜中0時付近です。そして今回の月からカーリへはそこから32時間後です。それぞれの月面上での立った時の姿勢とカーリでの立った時の姿勢を比べてみて下さい」
——真ん中に地球を置いて、その外側に月の軌道を描きます。月の軌道は円としますね。
タ「はい」
——最初、0時付近ということですから、カーリは地球の一番上、月面表は月の一番下に位置します
タ「その通りです」
——カーリ─月ではレッドアウトの危険性を犯してますから、タチアナさんは頭を月に向けていました。けれど、月に到着した時は足を地面に向けていた……変ですね。あれ?
タ「その通りです。変なんです。最初から」
——月─カーリの時は32時間後ですうからえーと? カーリは朝の8時位ですか?
タ「その通りです」
——カーリは地球の左横から更に2時間後ですから30°は下に移動してますよね。月は32時間後には16°くらい軌道を進んでますから、この時レッドアウトしたという事は……
タ「という事は?」
——地面に対して仰向けに近い姿勢になってませんか?
タ「その通りなんです! でもどちらの場合でもわたしは、足を下にしてるんですよね……どんなマジックが使われたんでしょうね……」
——ああ、これは、まごうかたなく、やらかしてますね……
タ「はい、弁解の余地なく、やらかしてます」
——……
タ「……。まっ、でも『重力に引かれる事が無い分、負担が少ない』なんて、わたしの名誉を回復するような台詞も頂けましたし……」
——そんな事で絆されてはいけませんよタチアナさん。今迄の作者の無理無体を考えれば、もっと怒っても良いと思いますよ!
タ「ふふふ、でもわたしを世に出して下さった訳ですから、そこまでする必要も無いと思いますけどね」
——タチアナさんは優しいですね
ありがとう、タチアナさん……orz




