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今もしも一角獣(いっかくじゅう)と遭遇したら

作者: 藤乃花

朝寝坊してしまい、電車を二本も乗り過ごしてしまいました。一本だけだったなら、ギリギリ出勤時間前にタイムカードの打刻に間に合っていた事でしょう。家を出て最寄り駅を目指します。実は今月二度目の遅刻です。必死で走り出勤すれば、その熱意を認められ上司に許されるかもしれません。駅に着きました。定期を出そうとしたその時、駅の裏の道に何故か一角獣いっかくじゅうが現れました。現実世界にまさかの一角獣いっかくじゅうです。子供の時、誰もが一度は思った筈です。不思議な生き物を見てみたいと。幼い年や、まだ高校時代だったなら追いかけた事でしょう。しかし今は社会人。しかも完璧遅刻のありさまですよ!追いかけて仲良くなるか、スルーして会社に行くか。万一一角獣いっかくじゅうと仲良くなっても自身は不思議の世界で暮らすわけじゃないので、遅刻して叱られしかも二度と一角獣いっかくじゅうには会えないわけです。一角獣いっかくじゅうをスルーしてギリギリ駆け込めば会社員としての仕事を任せられ頑張り次第で出世するかもしれません。頑張ればですが。分岐点に戻ります。駅の裏の道で一角獣いっかくじゅうを発見しました。あなたならどうしますか?


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