とても短編もの――暖炉：忘れ物

　俺はとある有名なサイトで映画を見ている。暖炉の中に、暖かくて引っ込めて、携帯で映画を見る。

　すると、電話が鳴った。表示を見ると、母からだ。

　母は時々忘れ物をするから。そういう時、よく俺に連絡してくる。映画が中断されたことに少し不満だが、母のことだから、あまり無視できない。

　俺はコロッと身をめくり、うつ伏せな感じに電話を出た。

「母さん、なんか忘れたか？」

　しかし、電話中、母がずーと話さなかった。

　正確に言うと、変な呼吸音が聞こえた。

「母さん？」自分の耳を疑いながら、もう一度確認してみたが、やはり何も聞こえなかった。

「……何もないなら切るね？」

　やはり返事がない。

　少し怖かったから、俺は電話を切った。

　母さんはこんないたずら電話をするのか？俺はもう一度表示を見て、やはり母さんからだった。

　まあ……いいか。

　俺は考えるのをやめて、このことを後にした。

「映画、映画。」暖炉から出たくないから、俺は軽く身をひっくり返して、座り込みの姿にした。

　そして、携帯を横にして、映画のサイトにタップする……ところ、また母さんから電話が来た。

「……やっぱりなんか忘れたのか？」少しイラッとしたが、俺は渋々と電話を出た。

「母さん？」

　はぁ……はぁ……

　でもやはり、変な呼吸音だった。

「なんだよ母さん！ふざけないでよ！」俺は少し怒っている感じで電話の母に言った。

「……忘れ物したのなら、早く言ってよ！映画を見ているんだよ！」

　だがやはり返事がない。

「……もう切る！」世の中には悪い冗談があるだろう！

　俺は怒っていて、携帯を置いた。

　さすがにちょっと気分悪くなったので、厨房に行って水を飲むつもりだった。

　暖炉から出て、ウォーターサーバーの近くに行って、俺は水を飲んだ。

　水を飲んだ後、若干冷静になった。

「……後で母さんに文句を言おう――」と俺は少し心に決めていた時、一つのものを見つけた。

　すると、鳥肌が立った。まさに真冬にふさわしく、ひどい寒さが背筋に走っていた。

　俺が見つけたものは、ウォーターサーバーの隣に置いてあった母の携帯だった……