『塵が積もると、山積する資格』・・・『詩の群れ』から
『塵が積もると、山積する資格』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺は思うに、塵は積もると、偉大なものになる気がする木なんだ、だろうだ。
だろう、世界には、太陽が照れば塵も輝く的な、言葉があるからね、だろうだ。
一体誰がそんなことを、言っていたんだい、だろうだ。
ゲーテだったと思うよ、それにしても、塵が積もると、本質的には、どうなるんだ、え?
㈡
だろうだ、不可思議な夢の中に居るように感じるんだろうかね、ええ。
そうか、そんな資格も、塵にはある訳なんだな、だろうだ。
だろうだろうだ、そして、塵には、山積する資格もあるだろう、だろうだ。
成程な、塵も積もれば山となる的な発想原理か、そうだろう。
㈢
だろうだ、塵が積もると、山積する資格、しかし、述べてきた塵とは、大きな人生の知的財産だったりしてな。
だな、それほど、美しいものはないよ、人生における、最大の価値さ、だろうだ。