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そこから先はカオスです  作者: 乃木 今心
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第1章 第19話 ツサロの状況

そして話は、現在の状況に移った。


オースティン:「ライアンの件ですがルフバル将軍は?」

ゴメス:「遺体が発見されていないので、生きている可能性は考えていたようだ」

ゴメス:「ただ・・・」

ゴメス:「イシュワラ教会との関係を懸念しておられて」

オースティン:「やはり、そうですか」

サイギョー:「イシュワラ教会が悪というわけではない」

オースティン:「もちろん、分かっています」

オースティン:「元々は人との関わりを捨て、闇を研究する組織」

オースティン:「我が師、メルガー司祭もそのように」

オースティン:「ただ、キラナ教会内ではイシュワラ(イコール)悪」

オースティン:「そう考える人も多いのが事実」

サイギョー:「確かに教主を名乗り、おかしなグループを作っている者も存在する」

オースティン:「メルガー司祭は教主を中心とする集団、非常に危険視しておられました」

ゴメス:「ライアンとブルーノ、そしてもう1人いた男、彼らについては軍部でも調査するそうだ」

オースティン:「教会側でも教主とその集団について調査するそうです」


カイト:「ツサロの件は?」

オースティン:「国境封鎖のことですよね」

ゴメス:「公式には流行り病の蔓延、ということになっていうようだ」

ゴメス:「しかし、その裏になにかある、と将軍は睨んでいる」

カイト:(ライアンやブルーノ達と一緒にいたガズを殺した者がツサロのザザビに・・・)

カイト:(いやこの件、今は伏せておこう)

ベリアス:「カイト、何か?」

カイト:「いや、今のツサロとライアン、ブルーノ」

カイト:「何か関係があると思いますか?」

ゴメス:「直接の関係は、まだ何とも・・・」

オースティン:「そうですね、関わりは薄いかと思います」



そこへゴメスの同僚が慌てた様子で現れた。


ゴメスの同僚:「おー、ゴメス!」

ゴメスの同僚:「ここにいたか!将軍がお呼びだ」

ゴメスの同僚:「飲んでいる場合ではないぞ!」

ゴメス:「まだ、全然飲んでおらん!」

ゴメスの同僚:「それは良かった」

ゴメス:「良くはない」

ゴメス:「だが、将軍のおよびとあらば」

ゴメス:「皆、悪いが俺はこれで失礼する」


ゴメスは同僚と共に店を出ていった。


マイラ:「何があったですの?」

アリア:「こんな事初めてだな」

オースティン:「重大な事が起こったんだと思います」

ラミル:「まぁ!」

オースティン:「僕もこれから教会に行って見ます」

オースティン:「メルガー司祭なら何か知っているかも」

アリア:「キキ、アタイらは家に帰って待機だ」

アリア:「そうですね、ここにいては、いざって時に」

サイギョー:「私もロイ殿のところへ」

ベリアス:「そうですね、我々はゴメスさんが取ってくれた宿に行くとしましょう」

オースティン:「ゴメスが取った宿はどこですか?」


カイトはオースティンに宿の場所が書いてあるメモを渡した。


オースティン:「わかりました」

オースティン:「何かあったら、ここへ連絡します」



一行はそれぞれ家路についた。

カイト達もゴメスの取ってくれた宿に向かった。


宿のフロントでベリアスがチェックインの手続きをしている。

チャッピーは宿の裏にある小屋に泊まることになった。


カイト:「ビエール、半分も飲めなかったなぁ〜」

ラミル:「あれ、癖になりますね」

マイラ:「確かにですの」

カイト:「だろ!」

ベリアス:「ビエールは美味しいですが、今、そんな状況では」

ベリアス:「チェックイン、済みましたよ」

ベリアス:「はい、これが皆さんの部屋の鍵ですよ」


とその時、1匹の蝿がカイトの耳たぶに止まった。


???:「大魔王様、大魔王様」

???:「突然の連絡、失礼いたします」

???:「エニュオです、グライス3姉妹の」

カイト:「何があった?」

エニュオ:「急ぎ、お知らせしたいことが」

カイト:「分かった、ちょっと待ってくれ」


カイトはベリアス、マイラそしてラミルに向かい、


カイト:「俺の部屋に集まってくれ」

3人:「はい」



4人はカイトの部屋に集まった。


カイト:「ベルゼ、他の3人もエニュオと通信できるようにしてくれ」

ベルゼブブ:「はい、かしこまりました」

マイラ:「エニュオ?グライス3姉妹の!?」

ラミル:「何であんなヤツが、直接カイトに!」(怒)

マイラ:「そうですの!?」(怒)

ラミル:「久しぶりに気が合ったわね」

ベリアス:「今はそんな場合ではありません」


ベルゼブブの使い魔が他の3人の耳たぶに止まった。


エニュオ:「聞こえてましたよ、ラミル!」

エニュオ:「あなたに、あんなヤツ呼ばわりされる筋合いはないわ」

ベリアス:「エニュオ、あなたも!」

ベリアス:「知らせたいことがあるんでしょ!」

エニュオ:「大変申し訳ございません、大魔王様」

カイト:「今はカイト、呼び捨てでいいよ」

エニュオ:「はっ、承知いたしました」

エニュオ:「では、失礼してカイト」

カイト:「急ぎ知らせたいこととは?」

カイト:「ツサロでのことだな」

エニュオ:「はい、流行病による国境閉鎖」

エニュオ:「それには裏があります」

カイト:「やはりそうか!」

エニュオ:「ええ」



[回想シーン(始)]


ガズを殺した暗殺者が森の中を行く。

それを追っているエニュオ、彼女に耳たぶに1匹の蝿が止まる。


???:「エニュオ、エニュオ、聞こえる?」

エニュオ:「デイノ?」

デイノ:「ええ、そうよ」

エニュオ:「これは?」

デイノ:「ベルゼブブの使い魔」

エニュオ:「こんな使い方が・・・」

デイノ:「大魔王様の発想だそうよ」

デイノ:「そんなことより、今はどこ?」

エニュオ:「首都チュメニ近くの森の中よ、あの暗殺者の女を追って」

デイノ:「もう、そんな所に!?そいつ只者ではないわね」

エニュオ:「特殊な訓練のを積んでいるみたい」

エニュオ:「1日中、異常な速さで走っているわ、人間としてはね」

エニュオ:「それに、闇の気配が感じられる」

デイノ:「ちょっと厄介ね」

エニュオ:「チュメニの門が見えて来たわ」

デイノ:「分かった、後で連絡ちょうだい」

エニュオ:「ええ」


通信は切れた。


エニュオ:(それにしても、どおやって門の中に入るのかしら)



チュメニへ入る門の前では、番兵が検閲を行っていた。

陽はだいぶ傾いていた。


番兵A:「現在、チュメニに入るには、特別許可証が必要です」

番兵A:「特別許可証をお持ちの方は、こちら1列に並んでください」


チュメニ住民A:「おい、どういうことだ、俺はチュメニにすんでいるんだぞ」

番兵B:「どちらに居住していても特別許可証がなければ、今はチュメニへ入ることはできません」

チュメニ住民A:「なんだと、ふざけるな!」

番兵B:「それ以上騒ぐと逮捕することになりますが!」

チュメニ住民A:「どうすれば良いんだよ・・・」


チュメニの住民らしき男は途方に暮れ、どこかに姿を消した。



門から一番近い木の陰に暗殺者の女は全身タイツの格好で隠れている。

そのすぐ後ろの木の陰には、メイド服を着たエニュオが隠れている。


エニュオ:(さて、お手並み拝見といきましょうか)


すると、暗殺者の女は、おもむろに木の陰から出て、門に近づいていった。


エニュオ:(なに、隠形?)

エニュオ:(そんなスキルを!)


門の前にいる人達には暗殺者の女の姿は見えなかった。

そして、番兵の横を通り、門の中へ入っていった。


番兵A:「今、何か通らなかったか?」

番兵B:「そうだな・・・」

番兵B:「誰もいない」

番兵A:「気のせいか」


それを見ていたエニュオは、


エニュオ:(気配を感じられるとは、まだまだね)


と、エニュオも門の前にいる人達に姿が見えないようにし、

番兵の横を通り、門の中へ入っていった。

番兵は何事もなかったように作業を続けている。


エニュオ:(これが私の『隠形』、あなたとの差ね)

エニュオ:(そもそも、私はあなたの姿が見えて、あなたは私の姿は見えていない)

エニュオ:(ふふふ)


エニュオは暗殺者の女の後を追った。



暗殺者の女は公園の木陰に隠形のまま隠れていた。

エニュオも近くの木陰で隠形のまま隠れていた。


エニュオ:(当分動きそうにないわね)

エニュオ:(今ならデイノを呼べそうだわ)


公園内の別の場所に移動し、隠形をといた。


エニュオ:「デイノ、聞こえる?」

デイノ:「聞こえるわ」

エニュオ:「これから転移を使うわよ」

デイノ:「分かったわ」


エニュオが日輪印(のような手の形)、デイノが智拳印(のような手の形)をした

スーッとエニュオの前にメイド姿のデイノが現れた。

2のメイドは隠形を使って姿を消し、暗殺者の女そばまで行き監視を行った。



夜半近くに暗殺者の女は動いた。


暗殺者の女は路地裏にあるボロボロの家の前で立ち止まった、

壁が所々崩れ吹きさらしの家である。

暗殺者の女は崩れた壁の隙間から中に入った。中には数人の男がいた。

暗殺者の女:「ブルーノ様はどちらに?」

リーダっぽい男:「ポーラか!?」

リーダっぽい男:「相変わらず音もなく現れおって」

ポーラ:「ジェフ、ブルーノ様はどちらか、と聞いている」

ジェフ:「もう、行かれたよ」

ジェフ:「ライアンとハーゴブを連れて」

ポーラ:「そうなの」

ジェフ:「それからこれな」


ジェフはポーラにメモ紙を渡した。

ポーラはメモを読むと、その紙を燃やした。

ポーラは歩きながら、崩れた壁に向かい毒針を放った。


家の外で『うっ』という呻きと人が倒れるような『バタッ』という音がした。

ポーラは外に出て、辺りを確認した。


ポーラ:「他にはいないわ」

ポーラ:「誰か付けられていたようね」

ジェフ:「すまない」

ジェフ:「だが、もうこの場所は不要だ」

ポーラ:「私は行くわ」

ポーラ:「今度は付けられないようにしてよね」

ジェフ:「あぁ分かっている」


ポーラは隠形を使い家を出て、どこかへ去った。

が、その後を追うものがいた。


家の中では、


ジェフ:「俺も行く」

ジェフ:「お前ら2人は外で倒れているヤツ、片付けておけ」

ジェフの部下AとB:「はい」

ジェフ:「しかし、この辺は蝿が多いな」

ジェフ:「あそこの生ゴミのせいか、臭くてかなわん」


残ったジェフの部下が外で倒れている男に近づく。

その刹那、2人共、背後から首筋を強打され、気を失い倒れる。


エニュオ:「もういいわ」

倒れていた男:「すいません、助かりました」

倒れていた男:「私はギルバートと申します」

ギルバート:「身分としては軍関係者としか」

エニュオ:「おそらく、ご同業ね」

エニュオ:「私は、エニュオ」

ギルバート:「メイド服姿で、ご同業!?」

ギルバート:「いえ、すいません」

ギルバート:「本当にあなたがいなかったら・・・」


[その時の回想シーン(始)]


壁に身を隠し、崩れた壁の隙間を覗くギルバート、


ギルバート:(あのメモ、何が書いてあるんだ)


次の瞬間、毒針がギルバートの首筋めがけて飛んでくる。

ギルバートは気が付かない。

その時ギルバートは突然口を塞がれ、


ギルバート:「うっ」


と叫んだ。

口を塞いだ者はギルバートの首筋近くで何かを親指と人差し指の間にはさんでいる。


女の声:「死にたくなかったら、その場に倒れて、死んだフリしててちょうだい」


と耳の元で囁く声が聞こえた。

ギルバートはその声にい従った。


[その時の回想シーン(終)]


ギルバート:「私のせいで、あの2人に、逃げられてしまいました」

ギルバート:「お詫びのしようもありません」

エニュオ:「大丈夫です、ちゃんと手は打ってありますから」

ギルバート:「えっ?」


エニュオ:「さてと、この2人、どうしましょう?」

ギルバート:「もうすぐ、交代が来るはずです」

ギルバート:「そのものと、我らのアジトへ運びたいのですが・・・」

ギルバート:「あっ、もちろん、あなたも我らのアジトへ」

エニュオ:「いいわ、そこで尋問するのね」

エニュオ:「尋問はあなた方に任せるわ」

エニュオ:「それに、これからはお互い、情報共有をしません?」

エニュオ:「目的は一緒だと思うの」

ギルバート:「わかりました、命を助けて頂いた恩もありますので」



その後、ギルバートの同僚が現れ、ジェフの部下2人をギルバート達のアジトには運んだ。

ギルバート達のアジトについてからエニュオはある部屋に通された。

程なくして、ギルバートが隊長と呼ぶゴドウィンと共に部屋に入ってきた。


ゴドウィン:「私はゴドウィンだ」

エニュオ:「エニュオです」

ゴドウィン:「ギルバートのこと、感謝しています」

エニュオ:「成り行き的にそうなったまでです」

ゴドウィン:「ギルバートから聞いている、まずこちらの情報から提供しよう」

エニュオ:「よろしくお願いします」

ゴドウィン:「あの家にいたジェフという男、副大統領ダグラスの側近だ」

ゴドウィン:「胡散臭い人物でな、はっきりとした素性がわからん」

ゴドウィン:「常に大統領に対し批判的で、ダグラスに何やら吹き込んでいるようだ」

エニュオ:「今回の流行り病と国境閉鎖については?」

ゴドウィン:「突然わいて降ってきたような話で、国全体が混乱している」

ゴドウィン:「世間では大騒ぎとなっているが、調査の結果」

ゴドウィン:「直接流行り病が原因で死亡者は1人もいない」

エニュオ:「なるほど、何者かによるプロパガンダ工作ですか」

ゴドウィン:「そうなんだ、さらにだ」

ゴドウィン:「その発生元は副大統領に近い者達だということが分かった」

エニュオ:「副大統領とイシュワラ教会との関係は?」

ゴドウィン:「ゴシップ的な噂はあるが、何か?」

エニュオ:「ジェフという男ですが」

エニュオ:「イシュワラ教会のブルーノという盲目の老人の配下と思われる暗殺者と会っていました」

エニュオ:「名前はポーラ」

ギルバート:「さっきの家で会っていた女!」

ゴドウィン:「そして殺されそうになったところエニュオ殿に助けてもらったわけか」

ギルバート:「ええ、まぁ」

エニュオ:「ブルーノの配下の者を我が機関の者がブルジンで捉えたのですが」

エニュオ:「尋問の前に暗殺されました」

エニュオ:「暗殺したのがポーラです」

ゴドウィン:「口封じに殺したわけか」

エニュオ:「キュゴーウを拠点に活動するテロリストとのつながりもあるようです」

ゴドウィン:「分かった、情報の提供、感謝する」

エニュオ:「いえ、こちらこそ」

ゴドウィン:「今夜はこちらで宿の手配をする」

ゴドウィン:「何かあれば、フロントの男に何でも言ってくれ、我が手の者だ」

エニュオ:「わかりました、ありがとございます」



エニュオはゴドウィンが手配した宿にチェックインした。

部屋に入ったエニュオは、デイノに連絡をした。


エニュオ:「デイノ、聞こえる」

デイノ:「ええ、聞こえるわ」

エニュオ:「そっちはどぉ?」

デイノ:「ポーラに目立った動きはないわ」

ベルゼブブ:「ベルゼブブだ、話に割り込ませてもらう」

エニュオ:「はい、何でしょうベルゼブブ様」

ベルゼブブ:「ジェフに付けた使い魔からだ」

ベルゼブブ:「この流行病、大した病ではない」

ベルゼブブ:「一時的に流行したようだが、実際は直ぐに終息した」

ベルゼブブ:「だが、この流行を利用し、副大統領がクーデターを計画している」

ベルゼブブ:「実際は副大統領と言うより、その側近のジェフだが」

ベルゼブブ:「まず流行病が全国的に蔓延したことを理由に国境封鎖、情報が外部にもれないようにする」

ベルゼブブ:「大統領が流行病に感染したという情報を流し、国民に不安を煽る」

ベルゼブブ:「国民を先導し大統領に感染検査を行わせる世論を作る」

ベルゼブブ:「世論に押され検査のため病院を訪れる大統領を病院で監禁状態にする」

ベルゼブブ:「当然、副大統領派によって買収された病院は、感染、そして容態悪化を発表する」

ベルゼブブ:「大統領が職務不可能となり、副大統領に職務権限が移譲され」

ベルゼブブ:「近いうちに副大統領が大統領に昇格する」

ベルゼブブ:「そして共和国連合脱退、完全独立しシッセナ共和国との対立を深めていく」

ベルゼブブ:「こういう計画だ」

エニュオ:「わかりました、ありがとうございます」

ベルゼブブ:「うむ」

エニュオ:「デイノを見張って、私はジェフに張り付くわ」

デイノ:「分かったわ」


そして翌日、ジェフにはエニュオ、ポーラにはデイノ張り付き見張っている。

ジェフもポーラも目立った動きはない。

だが、夕方にはどこからともなく『大統領感染』の噂が、そしてすぐさま国中に広まり始めた。


エニュオとデイノは夜半近くに連絡を取った。


エニュオ:「デイノ、そっちの動きはどお?」

デイノ:「特に目立った動きはないわ、そっちは?」

エニュオ:「こっちもないわね」

デイノ:「ベルゼブブのおっしゃっていた通り『大統領感染』、噂になっているわね」

エニュオ:「動くとしたら、明日ね」

デイノ:「ええ、私もそう思う」


そして、夜が明けた。

朝から国中が騒がしく、大統領を心配する声、大統領を批判する声等様々な情報が飛び交う。

慌てた大統領府は昼過ぎに正式な発表をした。


大統領府発表『本日の執務が終わり次第、大統領は首都中央病院にて流行病に関する検査を行う』


[回想シーン(終)]



エニュオ:「デュラン大統領は首都中央病院に向かう途中、拉致されたようです」

カイト:「首都中央病院に関して、その件で情報はないのか?」

エニュオ:「ツサロの諜報機関からの情報ですと」

エニュオ:「『重症の疑いがあるので別の病院に移送した』とのことです」

カイト:「国民の安心、大統領の安全を考え、別の場所に移送したことは伏せている」

エニュオ:「そのとおりです」

エニュオ:「その上、大統領府から、『副大統領による重大発表あり』の情報が・・・」

カイト:「ベルゼの言っていた通りの計画か!」

デイノ:「大統領の居場所がわかりました」


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