表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そこから先はカオスです  作者: 乃木 今心
18/51

第1章 第18話 大統領暗殺未遂事件

エールパラダイスで飲食を楽しんでいた一行だが、

ツサロ共和国ディラン現大統領暗殺未遂事件に話がおよび、

ゴメスが重い口を開いた。


ゴメス:「もう気づいていると思うが、俺はシッセナ共和国の将軍直属の特殊騎士隊員だ」

エリック:「えっ、そうだったのか?」

サイギョー:「なんと、そんな高い身分だとは・・・」

ゴメス:「身分はそれほど・・・」

アリア:「カイト、そっちは?」

ベリアル:「シッセナの正規軍所属だとは思っていました」

ラミル:「特別任務で軍を離れていた、そんなところでしょ」

マイラ:「そうですの、冒険者として身分を偽って」

ゴメス:「そこまで分かっていましたか・・・」

カイト:「あのライアンという騎士も将軍直属の騎士隊員ですね」

ゴメス:「ええ、元ですが」

ベリアル:「一体何があったのですか?」



ゴメスが当時のことを語りだす。

ゴメス:「もう1年も前になるか・・・」



[回想シーン(始)]


ここは騎士団の訓練場、平時は騎士団員各自が自己鍛錬を行っている。

その中にゴメスとライアンもいた。

ゴメスはトマホーク、ライアンは剣の稽古をしていた。


ライアン:「来月、ツサロ共和国ディラン大統領の国賓訪問」

ライアン:「その護衛は、我ら将軍直属、特殊騎士隊が担うことになった」


2人は、将軍ルフバル直属の特殊部隊の配属されていた。

ルフバルはシッセナ共和国大統領エルラードから厚い信頼を得ていた。


ゴメス:「それは大役を仰せつかったな」

ライアン:「臆したか、ゴメス!」

ゴメス:「何を言う!どんなヤカラであろうと、ディラン大統領には近づかせない」

ライアン:「ハッハッ、お前らしいな!」

ライアン:「だが、いろいろときな臭い噂があってな」

ゴメス:「どんな噂だ?」

ライアン:「お前も知っているだろう、分離独立主義者」

ゴメス:「あぁ、シッセナ派とツサロ派で対立してるって言う、あれか」

ライアン:「そうだ、そのシッセナ派とツサロ派は共闘して、何か画策しているようなんだ」

ゴメス:「どこからそのような情報を?」

ライアン:「だから噂だ!」

ゴメス:「ライアン、お前の噂も聞いてるぞ」

ゴメス:「何やら善からぬ連中と関係してようだな!?」

ライアン:「どこからそんな噂が?」

ゴメス:「首都警備隊の連中だよ」

ゴメス:「ツサロ派とつながりのある連中と会っている所を見たとかでな」

ライアン:「ツサロ派のスパイが入り込んでいないか捜査しているだけだ」

ゴメス:「ただ、そんな司令は出たいないはず」

ライアン:「いや、ただ俺は・・・」

ゴメス:「分かっている、頭の切れるお前だから、考えがあってのこと、ただ・・・」

ライアン:「なんだ?」

ゴメス:「特殊騎士隊をよく思っていない連中もいるってことだ」

ライアン:「分かった、気をつけるようにする」


そこへ、ルフバルがやって来た。

部下の様子を確認することが、毎日欠かさず行っている日課である。


ゴメス:「将軍」


ゴメスとライアンは武器を納め、右拳を胸に当てる敬礼をした。


ライアン:「今回、我が隊が大役を仰せつかったと」

ルフバル:「流石に耳が早いな」

ルフバル:「近いうちに正式な命令がある」

ルフバル:「お前たちには期待している、鍛錬を怠るなよ」

ゴメス・ライアン:「はっ!」



そして翌朝、正式な命令の元、特殊騎士隊に招集がかかった。

特殊騎士隊は騎士団の訓練場に集まり、整列している。

もちろん、その中にゴメスとライアンもいる。

ルフバルがが現れ、壇上に上がった。

隊員全員が、右拳を胸にあて、敬礼する。


ルフバル:「諸君も知っている通り、来月、ツサロ共和国ディラン大統領が」

ルフバル:「我が国のエルラード大統領との会談のためシッセナシティを訪問する」

ルフバル:「両大統領の身辺警護を我が隊が行うことになった」

ルフバル:「シティ各所の警備は首都警備隊が中心となり、その他の部隊からも多数の応援が来る予定だ」

ルフバル:「また、ツサロからも大統領護衛の軍が我が国に入ることになる」

ルフバル:「我々は、彼らと連携し、ディラン大統領入国から出国まで、円滑にことを進めたい」

ルフバル:「現在、分離独立を掲げる者どもが、不穏な動きを見せている」

ルフバル:「今回の会談は、シッセナ共和国とツサロ共和国の連合が確固たるものであることを示す目的がある」

ルフバル:「諸君には、心して任務を遂行してもらいたい」

ルフバル:「詳細は追って知らせる」

ルフバル:「以上」

隊員達:「イエッサー!」



ルフバルの訓示が終わり、隊員は通常通り午前の訓練を行った。

ゴメスもライアンもいつもより、力の入った訓練となった。

そして昼、寄宿所に戻り昼食を取る。

この寄宿所は特殊騎士隊だけではなく、首都警備隊や首都周辺に駐留する部隊が共に使用している。

但しこの寄宿所では、特殊騎士隊は優遇されているため、他の部隊によく思っていない隊員は多い。

また、将軍直属の特殊騎士隊を良く思っていない者達からは軽蔑の意味を込めて『直隊』と呼ばれていた。


首都警備隊員A:「直隊様のお出ましか!」

首都警備隊員B:「邪魔にならないよう、俺らは退散、退散」


ライアン:「お前ら・・・」

ゴメス:「やめておけ!」


突っかかろうとしたライアンをゴメスが止めた。


ゴメス:「言わせたいヤツラには言わせておけ!」

ライアン:「しかし・・・」

ゴメス:「俺は今の部隊に配属されたことを誇りに思っているし、」

ゴメス:「将軍のことも信頼している」


ルフバル将軍は能力主義の軍人で、偏見なく実力があればそれに応じた階級や部隊に抜擢する人物だ。

ゴメスは地方部隊の小隊長であったが、合同軍事作戦の際、ルフバルに引き抜かれた。

ライアンは元首都警備隊員の一兵卒、同じくルフバルに引き抜かれた。

特にライアンは元首都警備隊員であったため、元同僚や元上官からは疎まれた存在である。


ライアン:「お前らしいな」

ゴメス:「それより、お前の言っていた分離独立主義者の話だが・・・」

ライアン:「将軍からもあったとおり、裏でかなりの画策が行われているようだ」

ゴメス:「お前、その情報をどこで・・・」

ライアン:「これからは情報の時代、いち早く情報を得たものが先手を取れる」

ライアン:「ああ、お前に言われた通り、十分に気をつけている」

ゴメス:「それなら良いが・・・」

ライアン:「そうだ、もしものときのため、お前には教えておきたい」

ライアン:「夕食後、訓練場の裏へ来てくれ」(小声で)

ライアン:「あそこなら、誰にも聞かれることはない」(小声で)

ゴメス:「ああ、分かった」(小声で)



夕食後、訓練場の裏で二人は会った。


ライアン:「これから言うことは、将軍にも内密に頼む」

ゴメス:「分かった」

ライアン:「分離独立主義者が目指しているのは、共和国連合の分断」

ゴメス:「中でもシッセナとツサロは強く同盟関係で結ばれている」

ライアン:「そう、関係も良好だ」

ライアン:「この2カ国の関係を悪化させるため、我が国の騎士に扮した分離独立主義者が」

ライアン:「ディラン大統領を暗殺する計画がある」

ゴメス:「大統領暗殺!?」

ライアン:「ゴメス、声がでかい」

ゴメス:「すまん」

ライアン:「分離独立主義者は両国民にアピールする必要がある」

ライアン:「おそらく、パレードから共同記者会見、この間だろう」

ゴメス:「なるほど」

ライアン:「そこで、俺は将軍に提案をした」

ライアン:「もちろん暗殺計画については、何も言っていない」

ゴメス:「暗殺計画についてしゃべるのはお前だけだ」

ゴメス:「分かった、それで将軍になんと?」

ライアン:「騎士の何人かを取材記者とし、大統領を警護する」

ライアン:「これなら、騎士団の目の届かない所も警戒できる」

ゴメス:「さすが切れ者ライアンだな、で将軍の反応は?」

ライアン:「それが大のりでな、『よし、おれも記者になろ』とな」

ゴメス:「なんと、将軍らしいと言えばそうだが」

ライアン:「記者に紛れるのは、将軍と俺、そして首都警備隊から数人だ」

ゴメス:「お前もか!?」

ライアン:「ああ、これで騎士に化けた暗殺者の化けの皮を剥がしてやる」



それから数日後、ゴメスに正式な命令が下った。

ゴメスは、現場の総指揮を任された。

総軍ルフバルはシティー内某所の司令室より随時司令を発する。

というていで、ライアンと数名の首都警備隊員と共に同行記者団として大統領を警護する。

なお、同行記者団については極秘事項でありゴメスと首都警備隊の上層部しか知らないことである。



そして、デュラン大統領訪問当日がやって来た。

国境までは、ツサロ正規軍がデュラン大統領を護衛していたが、

シッセナ国内に入国後はツサロの大統領警備隊を残し、シッセナ側に引き継がれた。

シッセナシティーまでは厳戒態勢の中、各地方軍が担当し、

シティーに入ってからは、首都警備隊と特殊騎士隊が担当した。

ルフバル達同行記者団に扮した警護隊は国境から同行、本物の記者さながらの取材を行っていた。


地方軍護衛隊指揮官:「第3方面軍所属、護衛隊指揮官ポールです」

ゴメス:「特殊騎士団所属、現場指揮官のゴメスです」

地方軍護衛隊指揮官:「ルフバル将軍ではないのですね」

ゴメス:「将軍は首都某所にて総指揮にあたられております」

地方軍護衛隊指揮官:「これは失礼しました」

ゴメス:「これより先、我々が警護を引き継ぎます」

地方軍護衛隊指揮官:「よろしくお願いします」


引き継ぎも無事終了し、デュラン大統領は首都シッセナシティーに入った。

それから、シッセナ共和国大統領官邸までの道のり、特に何事もなく無事到着した。


官邸では、シッセナ共和国のエルラード大統領とツサロ共和国のデュラン大統領が会談を行った。

もちろん共和国連合の体制強化である。

会談は粛々と行われ、両国間での合意がなされた。

明日の共同記者会見で合意した体制強化を大大的に発表する予定である。

晩餐会も和やかな雰囲気のなか終了し、後は翌日のパレードと共同記者会見を残すのみとなった。



そして事件はパレード後半に起こった。


民衆A:「中々見えて来ないなぁ」

民衆B:「まぁここは、記者会見場の直ぐ手前だからな」

民衆C:「分離独立主義者がどうのこうのって」

民衆D:「そりゃ、ゴシップ新聞の記事だろ」

民衆C:「それだけじゃないよ、最近始まった魔法放送でも」

民衆D:「シティには首都警備隊や特殊騎士団がいる」

民衆B:「そうだ、彼らの前では、やたらなことはできない」

民衆A:「おっ、見えてきたぞ」

民衆B:「おー、屋根も窓もない馬車に2人の大統領が座って、手を振っているぞ」

民衆達:「大統領バンザイ」

民衆達:「ツサロバンザイ」

民衆達:「シッセナバンザイ」


パレードの状況はシッセナ国内に留まらず、ツサロ国内にも魔法放送による映像が配信されていた。


パレードの警備は特殊騎士隊中心に、共同記者会見は首都警備隊中心に配置されていた。


ゴメス:(ここまでは、何もなかった)

ゴメス:(怪しいものも見当たらない)

ゴメス:(やはり、記者会見か・・・)

ゴメス:「気を抜かず、警戒を怠るな!」

部下達:「はっ!」

ゴメス:(暗殺者は記者会見場を警備する者達に紛れているのか)

ゴメス:(地方からの応援者だと、身元確認も不十分になりがちだな)

ゴメス:(我が隊の者もいるが、十分警戒することに越したことはない)


パレード隊は記者会見場に入り、2人の大統領は馬車から降りた。

パレード中、後方の馬車にいた同行記者団が後ろから追いかける。


記者A:「大統領、大統領」

記者B:「共同記者会見について」


記者たちが、共同記者会見場に入る2人の大統領に群がる。


ゴメス:「これでは警備が・・・」

ゴメス:「首都警備隊のヤツら、記者共を何とかしろよ」

ゴメス:「記者のヤツらも、これからの発表を待てないのか?」

部下A:「大統領の生の声を少しでも聞きたいのでしょう」

部下B:「共同記者会見での発表は、官僚どもが作った原稿を読み上げることになりますからね」

部下C:「これは通例で暗黙の了解みたいですよ」

ゴメス:「それではまずい」


ゴメスは人垣をかき分け会見場に向かった。

会見場前にいるエルラード大統領は、


エルラード大統領:「皆さん、これから発表しますので」


と歩みを止めずに進み、

デュラン大統領は振り返り、記者の方に向かって、


デュラン大統領:「慌てなくても、質問の時間も十分あります」


と足を止めた。

その時、記者に扮してその場にいたルフバルは金属が光るのを見た。


ルフバル:(何だアやつ、スルスルと動きが普通じゃな)

ルフバル:(刃物をもって、明らかにプロだ!)

ルフバル「ライアン!」


ライアンも気づき、その刃物を持った記者の方に向かう。

が次の瞬間、デュラン大統領と刃物を持った記者の間にルフバルが立っていた。

刃物がルフバルの腹部に刺さっている、かなりの深手だ。

記者に扮してデュラン大統領の暗殺を試みたが、同じく記者に扮したルフバルが自ら盾にして防いだ。


ライアン:「将軍!」

ルフバル:「構わん、追え!」


ライアンは逃げる暗殺者を追いかける。

暗殺者は路地に逃げ込む。

ライアンは追いかけるが、物陰から切りつけられる。


ライアン:「お前、ダン!」

ライアン:「間違えるな、暗殺者はこの先へ進んだ」

ダン:「問答無用だ」


ダンが切りかかって来た、やむなくライアンが剣を抜く。

暗殺者を追っているため、手加減できず、

切りかかって来たダンの剣を避け、袈裟斬りにする。


ライアン:「なぜだ、ダン?」

ライアン:(今は暗殺者を追わねば!)


ライアンは暗殺者の向かった方向に裏路地を進んだ。



暗殺者を追って首都警備隊がライアンの後を行く。

首都警備隊総司令のフランクとその部下4名だ。

路地に差し掛かったところで、ダンが倒れているのを見つける。


フランク:「おいっ、ダン、大丈夫か?」

フランク:「一体何があったのだ?」

ダン:「総司令・・・」


虫の息のダンが答える。


ダン:「ライアンが手引を・・・」


それを言うとダンは事切れた。


フランク:「ダン、ダン!」


部下A:「総司令」


部下Aは首を横に振った。


部下A:「ダンのことは、後続の者にまかせて我々は」

フランク:「分かった、ライアンを追うぞ!」

部下達:「はっ!」



ライアンはダンに時間稼ぎされたせいもあり、暗殺者を見失っていた。


ライアン:(こんなところまで、来てしまった)

ライアン:(ここは、シティの裏手、崖の上)

ライアン:(崖の下は急流、隠れるようなところはなさそうだが)

ライアン:(どこへ行った、他に逃げ道はなかったはず)


ライアンは崖の上から下を覗いていた。

そこへ、フランクとその部下達が現れた。


フランク:「追いついたぞ、ライアン!」

フランク:「この国賊め」

ライアン:「何のことだ?」

フランク:「あの暗殺者を手引したにはお前だな」

ライアン:「何を言う」

フランク:「記者に扮する作戦を立案したのもお前だと聞く」

ライアン:「それは、暗殺者が騎士に扮して記者会見場に・・・」

ライアン:「その裏をかくために」

フランク:「その情報をどこで?」

フランク:「それは後でゆっくり聞くこととして、」

フランク:「それになぜダンを切った?」

ライアン:「それは・・・」

フランク:「お前の最近の行動、ゴメスも訝っておったしな!」

ライアン:「ゴメスが・・・」

フランク:「話はここまでにして・・・」


その時、崖が崩れ、ライアンが崖の下に落ちる。

近寄るフランク達、崖の下を覗こうとするフランクを部下が抑える。


部下A:「総司令、危険です」

フランク:「ライアン・・・」

部下A:「この高さでは、助からないでしょう」

部下B:「崖の下一体では魔獣の出没も多く、遺体が見つかるかも」

フランク:「我らはこれより帰還する」

フランク:「捜索は後日行う」

部下達:「はっ!」



一方記者会見情では、2人の大統領による記者会見が始まろうとしていた。


エルラード大統領:「ルフバルを早く病院に!」

特殊騎士隊員A:「はっ!」

デュラン側近:「記者会見は中止に・・・」

デュラン大統領:「予定通り実施する」


予定通り記者会見は実施され、デュラン大統領は異例の演説を行った。


デュラン大統領:「私の命を狙うものは多い」

デュラン大統領:「我々共和国連合の結束を壊そうとする者達による不当で卑怯な行為」

デュラン大統領:「これは断じて許されることではない」

デュラン大統領:「そして今日も」

デュラン大統領:「だが勇敢で平和のためなら、自らの命さえいとわない」

デュラン大統領:「崇高な精神のシッセナ騎士に救われた」

デュラン大統領:「彼のおかげで、我ら共和国連合の結束は更に深まった」

デュラン大統領:「私は、今日の英雄」

デュラン大統領:「シッセナ共和国ルフバル将軍を称えると共に、彼の1日でも早い回復を切に願う」


民衆から大歓声が起こる。

それはいつまで経っても鳴り止まなかった。


[回想シーン(終)]


ゴメス:「ライアンはデュラン大統領暗殺未遂事件の首謀者の独りとして騎士の称号を剥奪され罪人となった」


ゴメス:「数日後、崖の下の捜索が行われたが」

ゴメス:「ライアンの遺体は発見されなかった」

ゴメス:「魔獣の出没も多く、ゴブリンの目撃例もある」

ゴメス:「遺体はゴブリンに持ち去られたであろうということで」

ゴメス:「捜索は打ち切られた」

ゴメス:「結果的に、共和国連合の結束は堅固なものになったが・・・」

オースティン:「ゴメス、あなたは未だにライアンが首謀者の独りとは信じていない」

ベリアス:「だが現に、敵として現れました」

カイト:「それにあの力、騎士とは相容れない闇の力」


ゴメス:「ライアン・・・」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ