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ダンジョンスプラウト

 ミニチュア・ダンジョンスプラウト。

 学名:ミニラビリンタス・ナスケンティス。


 日本名は迷宮芽(めいきゅうが)。植えると小さなダンジョンができる。

 中に住むのは『ラビリミン』と呼ばれる小さな生き物で、直径は約1センチ、消しゴム一個分ほどの重さしかない。

 半透明の丸いボディに手足がそれぞれ一対で、人のように立って歩く。目が二つ、ω型の口がある。感情や役割で形や色が変わる。超自然的な存在で、物は食べず、死ぬと身体は空気中に消え失せる。


 ラビリミンは道端の石や土、草や木の枝、鉄くずなどを使い、ダンジョンを形成する。

 ダンジョン内には想像上のファンタジー世界観のモンスターであふれている。このモンスターはダンジョン内でしか生息(せいそく)できず、自然界で生きていけるような強さはない。


 ダンジョン同士が近づくと、それぞれの入り口から数匹のラビリミンが出てきて、お互いのダンジョンの攻略を始める。この行為は、他の植物で言う、受粉の役割を持つ。

 攻略のログはダンジョンに磁力で刻まれており、読み取ることで何があったか知ることができる。


 最奥部には黄金色のコアがあり、これを傷つけるとダンジョンもラビリミンも死んでしまう。

 およそ五百年前にアマゾンの奥地で発見され、世界各地で栽培が始まった。

 それぞれのダンジョンを攻略させあう遊びをダンジョンレイド、ダンジョンスプラウトを育てる者たちをダンジョンガーデナー。迷宮庭師と呼ぶ。

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