表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13

エピローグ

 人類は、さまざまな天災により、故郷を空に求め浮遊大陸を発見し、空中文明を築いた。

 だが、戦争の火種はいつもくすぶり続けていた。

 世界は正統王国、帝国、同盟、フェンメルの四大勢力によって統治され、もはや一世紀以上が経過した。

 そして、時代は変化を求めた。

 そのような時代に翻弄されるともしらない、二人の若者がいた。フラーゼ・フォン・クロイツェル、エルンスト・フォーゲルである。

 フラーゼは帝国第三航空艦隊司令を務めており、初の女性艦隊司令でしかも三十歳という若さであった。彼女は、身長が百八十三センチもあり、他者を圧倒した。

 彼女は白銀の長髪の持ち主で、冷たい瞳に情はなく、美しさは刃のように鋭い。部下には公平に接し、艦隊戦術の腕は右に出るものはいないと言われるほどだった。

 エルンスト・フォーゲルは、帝国ベール回廊兵站部、補給部長を二十六歳で任命された。

 彼は、小柄で華奢な体つきであった。笑顔は人畜無害に見える。笑顔で毒を吐いた。愛嬌は仮面で無知への毒を包むといったところだろうか。

 彼らは、いつ終わるかわからないが、日常となった「反乱軍」の殲滅にいそしんでいた……




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ