表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

未完の笑みを鏡に映す

作者: 秋葉竹

(短歌十首)


ワイシャツを壁際に吊り明るめのライトブルーの壁紙をみて



愛を乞う姿に意味はないだろうお金に意味がない世界では



神さまが在籍しない海の上どこまでも飛ぶトビウオの目よ



この写真ふたりで笑う君の目の中に微かに映る死神



振り絞る声は木霊と成り帰る絶望みたいな苦い絶叫



音信が不通になって二年経つなぁ風に乗り帰って来ないか



ある夜に小蛇がイブにキスをして過去を燃やして脱皮を始めた



犬が吠え嫌いをアピールするような未完の笑みを鏡に映す



花は咲き花は乱れて花は枯れ花の姿をアースに還す



人の身の煩わしさが少年のころみた夕焼け色を血とする






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ