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舞台


安井「なんだって!」


魔法少女「この世界は一見したら自由です。束縛もなく。誰でもが誰にもなれる。ある意味私の望んだ全ての人に平等かつ公正な世界です。ですが、この世界は生も死もなく。性の壁すらなくなりました。今は想像力が世界を促進させてますがいづれ行き詰まります。その後に来るのは自我の喪失。他者との壁がなくなり原始の液体となります。」


安井「よくワカんナイケドどおしたら良いんだ?」


魔法少女「皆と話し合ってください。」


安井「何を話せば良いんだい?」


魔法少女「それを考えましょう」


安井「そんなべェーナスちゃんの力でどうにかしてくれないか?」


魔法少女「残念ながら私はフォローは出来ますが力の権限は現在ヘルメス神になってます

とにかく急いでください 」


ドン!

勢いよくベランダの扉が開く。


謎の美女「話は聞かせてもらった!世界は終わる!」


安井「あなたは!」


謎の美女「安心しなさい。私は貴方の理解者よ」


ポン!

煙を立てて姿が変わる。


安井「ヘスティアさん!ヘスティアさん。良かった無事なんですね」


ヘスティア「ええ、大丈夫よ安井」


安井「でも、他の神のように影響うけてないんですか?」


ヘスティア「影響の度合いはわからないけど。僕は安井を加護する女神だから。安井の危機にはかけつけるのよ」


安井「ヘスティア様!!」

ヘスティアに抱き着く。傍からみると大の大人が幼女に抱き着いている。親子としたら微笑ましい姿なのだが・・。


魔法少女「事情は分かりました。ヘスティア様。これからどうしたら世界の崩壊を防ぐためにうごきましょうか?」


ヘスティア「・・・・僕にもわからないことはあるさ」


安井「・・・・」


魔法少女「・・・・」


バン!!!

今度は窓が開く


謎の美女「話は聞かせて貰った。私の出番のようね」


安井「あなたはアルテミスさん!どおして」


アルテミス「私も分からないわ。ただ安井、ヘスティアと同じく世界改変においてかれた存在ね」


ヘスティア「アルテミスも無事だったのは心強いわ。とりあえず魔法少女さん。私達にも話をもう一度聞かせて」


魔法少女「話を聞いていたのではないのですか?」


ヘスティア「ノリよ」


アルテミス「・・ゴホン、同じく」


安井「結構人の社会に染まってますね」


魔法少女「わかりました。私のわかる限りのことになりますが・・」


狭い安井の部屋にて事情が説明される。


アルテミス「私は、もしかしら創生の卵をアポロと結合して任せているから影響がよわいのかも」


ヘスティア「なら、話のオリジンの力は厄介ね。対抗するには同じくオリジンの力が必要だわ。相手が世界の維持に力を使ってる以上、全く同じではなくてもある程度の力があれば対抗できる可能性があるかも」


安井「そんな力あるのですか?」


アルテミス「私の考えではカギは創生の卵。創生の卵を集めるのよ。最低でも7つ集めれば、なんとかなるかも、ウッ!」

頭を抱えるアルテミス


安井「大丈夫ですか?」


アルテミス「どうやら、私も影響が出たみたい。多分、今の私は持たない。安井、これは私の勘だけど私たちは今、誰かの決められた流れに流されてる。例えるなら一つの劇の中の登場人物、私も、その舞台装置にしかならない」


ヘスティア「何を言ってるんだアルテミスさん。気をしっかり持ってください」


アルテミス「この物語の主人公は安井。だけど、もし、物語の変更の鍵を握るのは女神ヘスティア、あなたの、アぃ」

倒れるアルテミス


安井「どおしたら良いんだ。べェーナスちゃん」


魔法少女「これが流れだとしても乗っていくしかないわ。集めましょう。7つの卵を集めるのよ」


安井「でもどこに?」


魔法少女「教えてスティック」

魔法のスティックが光る。そして場所を先照らす


安井「この光る場所に行けば行けば良いんですね」


ヘスティア「行こう安井」


安井「どうやって行きます」


魔法少女「想像して安井、ここでは想像が力。でも、決して自分を見失うことはしないで」


安井「わかりました」

安井は神棚にある。ヘスティアのお守りを握りイメージする


  出でよ!どこでも扉!!


目の前に扉が出現する。


安井「行きましょう」




◇◇◇




司会「さあ、始まりました天下一武道会。今回は誰が前回のチャンピオン。アレス様を倒すのか。挑戦者よ現れよ」


アレス「俺はいつ、いかなる時でも挑戦を受け付けよう。かかってこい。俺に勝ったものは優勝トロフィーとチャンピオンベルトを授けてやる」


大きなコロシアムにて沢山の人々の熱狂が渦巻く。


ヘスティア「あの優勝トロフィーは創生の卵です。でもなんで?」


魔法少女「おそらく世界改変の折に姿を変えてるのでしょう。都合がいいです。大会に参加して勝ちますよ」


安井「俺は戦うなんて無理だ。役にたたないぞ」


魔法少女「大丈夫ですここは、なんでもアリの世界です。任せてください」

魔法少女はステックを掲げてウインクする。



◇◇◇



司会「さあ大会はついに決勝です。なんと波乱の展開でしょうか!突然の参加者の芳王と名乗る人物が絶対王者アレス様と戦う展開誰が想像したでしょうか?これは新しい王の誕生を我々は見たいのかもしれません」


アレス「貴様、芳王などと名乗りながら安井だな。どうやって来たか知らんが身の程知らずが星のチリにしてくれるわ」


観客「最高です。アレス様、いえお兄様!愚か者に鉄拳を食らわせて」


安井「すいませんがアレス様、優勝トロフィーが欲しいので勝たせていただきます」


アレス「たやすく奪えると思うなよ」


司会「バトル開始です」


アレス「まずは小手調べだ。我が火と血の炎拳を食らえ」


安井「本当すいません」

安井が頭を下げると拳が炎が通過する。


アレス「ならば我が戦車を見せてやる」

アレスの前に黒い軍馬が引っ張る戦車が現れ。空を跳んで襲ってくる。


安井「戦いの空気潰して申し訳ない。」

再度安井が謝ると空から光がアレスにかかる


ソーラーレイ


巨大なレーザーがアレスを焼き尽くす。


アレス「それはきたない・・ぞ」

アレスは黒焦げになって倒れた。


司会「優勝は芳王だ」


魔法少女「まずは一つね」


安井「戦いにレーザーとか暗殺、ガスは汚いような気がします」


ヘスティア「いいじゃない。次に行きましょう」


魔法少女「魔法の杖よ次の行先を教えて」


光の先をイメージして、どこでも扉!



◇◇◇



鬼娘「ダーリン、浮気は許さないちゃ!!!」

激しい電撃が走る


青年「グワーッ、浮気は男の解消だ許せ。へら」


ヘラ「ダメ!ダーリンは私だけ見てればいいの」


ゼウス「おお、そこにいるのは安井ではないか。逃げるのに協力してくれ」


安井「ええ。ゼウスさんですか?」


ゼウス「今はナンパ中でな。ヘラがヤキモチをしていてな。動けんたすけてくれ」


ヘスティア「・・ゼウス。まあいいわ。創生の卵の場所を教えて、そしたら私がヘラをどうにかしてあげる」


ゼウス「ヘスティアか、お主も可愛いな」

ヘスティアがじろりとゼウスを睨むとヘラに向かって何か言おうとする


ゼウス「分かった。助けてくれ。わしの持つ卵は部屋に置いてある。持っていけ、しかし今はあれはなんの力を持たないものだぞ」


安井「かまいません。助かります」


ゼウス「チョットまて、そこの魔法少女」


安井「ベェーナスちゃんに用ですかナンパはやめてください」


ゼウス「そうではない。なにか前にあったことなどないか」


ヘラ「ダーリン!!」


安井「では行きましょう。みんな」


叫ぶゼウスを無視して扉で移動する


そして7つの卵が揃うとき




ヘルメス「やれやれ。安井なら気にってくれるとおもったんだけどね」


安井「悪いですが元の世界に戻らせてもらいます」


ヘルメス「・・あんただけの意見という気はしないが、ここでの揺り返しは想定のウチさ」

安井、ヘスティア、魔法少女を交互に見渡し意味深に言う



劇場の舞台は整った。




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