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日誌7


さて本日の相談者は

英雄ヘラクレス

ゼウスと人の間に生まれた子供で数々の苦難の試練を受ける。

その後神となる。半人半神の英雄との事なのだが俺も名前は有名であるし元人という事なので話しやすいかもしれないと期待している


ドーン!


会議室3の戸が勢いよく開けられる

今までで一番勢い良く開けられた。


「俺はヘラクレスよろしく」


全盛期のシュワちゃんみたいな男性が作業着みたいな服装で現れた。


「安井ですよろしくお願いします。あと戸を開ける時は静かにお願いします」

俺はいつものように呆気に取られるが顔に出さずに笑顔でかえす。少し顔は引き攣ってたかもしれない


「嫁から聞いてるぞ!安井はとても青春浪活男児らしいな」

青春浪活男児ってなんだよ。突っ込まないぞ


「ヘラクレスさんの嫁とは誰でしょうか」


「ハハハ知らんのか。前に相談したヘーペだ。いや安井には保健のアオ先生だったかな」


痛い思いでである。ヘーペさんが奥さんだったのか

そんな内容旦那に話さないで下さい。恥ずかしい


「そうなんですね。とりあえず話しましょうか」

俺は席をヘラクレスさんに勧める。恥ずかしい話しからなんとか離れなければ



 ◇◇◇◇



「それでヘラクレスさんの本日の相談内容を教えてもらって良いですか?」

俺はコーヒーをヘラクレスさんに勧めるとヘラクレスさんは一気に飲み干す


ドン!


ヘラクレスさんが右手で軽くテーブルを叩く

「俺は試練が人を育てる覚醒させると信じてる。

俺が人の身で神になったなら俺の存在が可能性の証明だ!世界を創生し人々に試練をかしたのだ。しかし試練がつよすぎて一度世界は滅んだ」


「世界が滅んだんですか!?それならもう終わりなのではないのですか?」

世界創生って滅ぶこともあるんだと俺は軽く驚く


「滅んだら始祖カオスに世界を一度返す。

そして新たに無となった世界を作り直す。

試練が足りないのか俺は悲しい!

俺は悲劇を受け試練を受けた時イッたのだ!

そう衝撃が頭から股間に突き抜けた

忘れられない!」

 

イッたって何?至るの聞き間違いだろうか。ヘラクレスさんは続ける


「なのに試練がない!義理母である。女神ヘラ様は俺に試練を与えた。俺は何度も挫折した。一度は死のうとすら考えた。そんな絶望にひたる日々であった。神を恨む事はなんどもあった。だが!今はどうだ!」

ヘラクレスさんは天をあがめるように顔を上げて独白し続ける。

自分の世界にひたる。慣れてきてきているな俺


ヘラ様の愛娘ヘーペを娶り

美しくも明るく朗らかな妻

天界にて困る事なき生活

足りないのだ!

試練をかさねば

世界に

俺に

あの衝撃を最高のイッく!を!


「分かるか安井ー!」


「分かりません!共感できるか!」

こっちに急に話しを振らないでください。

なんだ、なんだ特大の変態が来たぞ


「それでは相談内容は試練なのですか?」


「そう!試練!試練が足りないのだ!」


「私は試練を考えるのでしょうか?」


「試練は神が与えるもの。人である安井には期待していない。ただ義理母ヘラ様は最近嫉妬がない。それは世界にとっては良い事かもしれんが物足りないのだ」


「ではヘラ社長に頼まれてはどうですか?」


「駄目だ!試練とは時に理不尽。考えては駄目だ。相手を想いだけで殺すという気持ちが体現して現れてこそなのだ。その理不尽さが人を変える」


「理不尽な試練が人を変えると言いましたがヘラクレス様は一度世界を潰してしまったのでは?」


「それもまた試練だ。簡単に越えられては試練ではない。何度も繰り返すのだ」


「でしたら試練の世界を創生して、そこでヘラクレスさんも転生したらどうですか?一人の人間として。そしてクリアした人に特典をあげる。挑戦者は色んな世界から集めたらどうですか」


「安井貴様天才か!妻ヘーペが誉めるから。俺は貴様に嫉妬していたが。今度は貴様の才能に嫉妬しそうだ良いだろう。その世界の最初の挑戦者として安井を招待しよう!」


「お断りします。それよりどんな世界が希望で、どんな特典がつけられるんですか?」


「無欲な男だな。俺はそれは誉だと思うが英雄にはなれんぞ」


「英雄はいりません。私はここで働けるだけで満足です」


「世界かできる限り理不尽であり難しい世界がいい」


「難しい世界かんね。とりあえず、それで考えるとして他の世界から人の募集ってできるんですか?」


「俺だけでは無理だが他の世界の管理者たる神々が同意すれば人を送るぐらいのパイプラインは繋げれよう」


面白い事を聞いた。世界そのものは難しいかもしれないがお互いの神が同意する場合は出来るのか考えや、やり方によっては可能性が広がりそうだ。

「では希望者はなんらかの形で募るとして特典とかできるんですか?」


「人が求める特典は何か分からんが俺のように試練を超えれるなら神に至ることも可能性はある」


神に至る可能性か凄い特典だと思うが人を募るならもっと分かりやすいものが良いかもしれない


「凄い特典ですね。ところで募った希望者を元の世界に戻すことはできるのですか?」


とりあえず肝心な事を確認せねば。元の世界に戻れないなら希望者なんて犯罪者か精神異常者の集まりになりかねない。理不尽な世界を希望すると言っても異常な世界を求めるわけではないだろうし


「元に戻すことはできるが行かせるより難易度が難しい。特典の一つとしてつけるぐらいのことではないと安易に帰ることはできん」


「分かりました。では希望者にそう伝えていきましょう。他に金銭や能力アップみたいなものはできるのですか?」


「金銭なら貴重な宝石や金属を生成して与えることは世界創生においては簡単だ。能力アップというが試練を超えること自体が常人ではあり得ないではないか」


「確かにそうですね。ですが特典でつけることはできるですか?」


「なら世界に来た時に力を得れるようにしよう。そしてそれで宝石と力を持って帰れたら、どんな世界であれ英雄であろう」


「なるほど素晴らしい考えですね」


「そうだろう。神となるか英雄となるか素晴らしい特典ではないか!」


「確かに人が集めれそうですね」


「よし!安井理不尽で難しい世界を考えろ。それでいて人が集まるような世界だ」


理不尽で難しい世界

それで集まる人気な世界

どおみても反対である



俺は閃いた世界観をヘラクレスさんに伝えてみた。




後日

ヘラクレスさんが創生した世界は正真正銘理不尽で難しい世界である。

だが色んな世界きら希望者が集まり試練を求めることになる

元になった世界観はソウルゲームである

理不尽な難しさと生死感でありながら

何度死んでも立ち向かい挑戦していく世界観のゲームを俺がヘラクレスさんに伝えたらヘラクレスさんはその世界にハマっている。

ヘラクレスさん自身もその世界に転生とはいかないが通常の参加者と同じ力のアバターを作成し試練を味わっている。

その世界では一度死ぬとエネルギーの粒子となり再度特定のスタート時点で生き返る為何度でも挑戦して何度でも色んな作戦を試す事ができる。

後エネルギーを吸収する事で自身が強化することも可能なのだとか上限はあるみたいだけど。基本人間の可能性の限界値らしい

その為力や技が劣る人達でも協力や工夫で試練を超える事ができるのである。

ヘラクレスさんは意外とそこらの工夫が上手くいかず苦戦しているとのこと

試練クリアした人はもう一つ選択肢があり

世界に還る権利を他人に譲り強くなった世界をもう一回挑戦することである

意外なことにヘラクレスさんみたいに理不尽な世界に残って自ら試練を受ける人が後を立たないとのこと

理不尽なヘラクレスさんの世界は今の所盛況で試練内容を逆に難しく求められるたりするのだとか。

簡単すぎると暴動が起こるのだとか理解に苦しむことであるがある意味修験者は神に至る領域なようになってるのだがら恐ろしい。

間違っても俺は絶対に行きたくない世界である

確認するが振りではない

補足

ゼウスと人の女性から産まれた英雄ヘラクレス

産まれた時から女神ヘラの嫉妬で命を狙われる事に

後に12の試練を超えて神と至る英雄



普通のオッサン、ソウルライクな世界に巻き込まれる


誰か書いてほしいですね。


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