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日報1


創生の卵というものが存在する

いつから存在するかは誰も分からない。

ただ一つ分かっているのは、その時代の最高神に常に受け継がれている。

創生の卵その力は文字通り世界を一から生み出す。

神が神力を流す事で世界が卵の中で産まれる。

そして力を流した神はその世界の調停者として管理する義務が産まれる。

その世界の可能性は調整者に委ねられる。


現在の最高神はゼウス

その創生の卵の管理を自らの子供達に委ねていた。



  ◇◇◇◇



派遣会社 神の右手


最近設立した派遣会社である。

ただ最近設立した派遣会社であるが大手のグループの子会社に属している訳ではないのに取引先には大手の会社の名前が連ねる。

登録人数は、そこまで多くないが多数の優秀な人材。異才を放つ人材が在籍していた。


俺は安井

この派遣会社にて社内キャリアコンサルタントととして働いている。表向きは少数の優秀な人材が在籍し他者との差別化をしている個性ある会社である。そのため在籍してる人材は個性の強いものが多いため社員向けのキャリアコンサルタントは多岐に渡るため仕事が多いと思われてる。

確かに個性強い人材が多い。

だが、それは人ではなく神であった。

派遣会社 神の右手

それは名前通り神の手を貸している

在籍しているものは普通の人もいる。

だが神が人の世でお金を稼ぐ手段として実際に神が派遣されるのである。

神が働いてる事は秘密である

では、何故俺が知っているかというと

俺は神様にアドバイザーなどの役割を見込まれた

神のキャリアコンサルタントだからだ

ちなみに俺は神様の相談役をするぐらいなら凄い人なのかというと‥‥。

普通の人である。

これはそんな普通の中年オッサンが特殊な環境で働く話である。

あっ、普通のオッサンだが自慢したい事はある

可愛い年下の彼女がいる事だ。いつも尻に引かれてるけどね。





さて今日の相談者である。


俺専用となっている会議室3の部屋

そこの扉が勢いよく開けられる


「俺の名前はアレス。相談があって来た」


浅黒い肌で筋肉質な金髪の男性が入ってくる。だが上半身は裸である。社内だよアレスさん

神は自由である。


「アレスさんですね。予定時間より早いですが他の予定もないですし、どうぞお座りください」


予定時間より1時間早いのだが実は俺はここに勤務してから暇なのである。

相談者は一週間で一人いるか、どうかである。

今は設立間もないので来られる人は少なく社内の人も俺を見る目が痛く感じる。

今は自主的に社内の部署別社員データや何かあったときの外部での連絡先などを作成しているので、相談者はありがたいのである。

人であればという注釈がつくけど

今回の相談者はアレスさん

どおみても神様である

厄介の種しか感じないのであるがこれが俺の本業である。

可愛い彼女との未来のために頑張るのだ俺は


「キャリアコンサルタントをしております。安井です。よろしくお願いします」


「うむ、父ゼウスから聞いている。我ら神の相談役であると、人の世にて人を使うのは人の金がいる。そのため、ここで働いている。俺が一番実績を出しているからな。他の兄弟よりも先に相談させてもらうぞ」


神様からの相談がないと思っていたが、どおやら相談するためのお金を稼がせるために働かさせてるみたいだ。

ヘラ社長恐ろしい


「あのう、一応言っときますが神のキャリアコンサルタントと言われてますが、キャリアコンサルタントなので、あまり期待しないでくださいね」


「何を言っている安井!君は俺が敬愛する叔父のポセイドンが認める漢。期待しているぞ!」


よりによってポセイドンさんを敬愛している方かぁ

話が通じない予感がする


「安井よ我々ゼウスの子供達が創生の仕事をしているのは知っているか!」


この会社に勤めるにあたってヘラ社長から簡単に説明を受けてはいたが、創生の仕事と言われても俺の理解の範疇を超えてるので詳しくは聞いてない。

何にしても俺の仕事は、その都度の悩みを聞き考えようと思って思考を放棄していた。


「はなしぐらいはですが」


「そうか!なら、まずは俺の世界なのだが戦いを繰り返す事で、その世界に住まう人間の進化を進めている。だが、最近は住まう人間の数も減り分明も進まん。すまんがアドバイスが欲しい!」


「アドバイスと言われましても、どのような状況なのか具体的に教えてもらえますか?」


「うむ!そういうと思って準備しておいた」


アレスさんは、そおいって見たこともない黒曜のような漆黒の石?を持っていたカバンから取り出す。

サイズはダチョウの卵大である。

よく見ると銀河の渦みたいなのがゆっくり回転しているのが見える。

神秘的で美しい。


「本来持ち出しは厳禁なのだが俺が最初だからな、今後の為にも実際に安井にも能力を知ってもらった方がいいだろうと考えて持って来た」


俺は神秘的なその石を見ようと椅子から前屈みで見る


「ふむ、では安井まずは俺の世界をみてきてくれ」


えっ!


俺は気がつくとその石に吸い込まれてゆく


「では、感想を楽しみにしてるぞ!」






補足

軍神アレス

ゼウスとヘラの子供

戦闘時の狂乱を神格化

荒ぶる神のとして畏怖の象徴

性格は粗野で不誠実であるが凄い美貌の男性

かなり我儘であるが手酷くやられるエピソード多い神様

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