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ポセイドンからの書簡

 

 アテナは書簡を読む

 冒頭からポセイドンは己の事を称賛する自画自賛を綴ってある。アテナはこめかみに怒りを出すが我慢して読み進める。

 ポセイドンが冒頭に自分の偉大さを綴り、その偉大なる自分を負かした相手としてアテナを認めると書いてあった。

 アテナは衝撃を受ける。

 あのポセイドンが自ら負けたと記したことに、実際には負けたと素直に書かず文章には俺は弱き民の言葉を聞かなかった。アテナは弱き民の言葉を聞いた。これは俺の間違いである。であるからと言い訳をつらつら書いてあるが最終的に認めると書いてある。

 だが最大の賛辞をポセイドンなりにアテナに送ったことになる。

 一切負けを認めないポセイドンの心境の変化にアテナは戸惑う、が、これは本題ではない。

 長く争ったゆえにポセイドンは他者から見ると無法者である。だがただの無法者とは違う信念を持っているのは分かっていた。それは力のみを信じるだけでなく守護者のみが分かるシンパシーの様な感覚である。ポセイドンもアテナも同じく守護するものがある守護者である。それゆえに分かる。ポセイドンの行動に今まで幾度か少し不可解なとこがあった。それは、勝手気ままに動くポセイドン観からすると違和感を誰も、もちはしないが近い立場故に感じる事があった。

 アテナはポセイドンは苦手であったが嫌悪をすることはなく好敵手としてみなしていた。それはポセイドンも言葉にしないが同じであろうと。

 書簡の中身を読み進んでいく。

 混沌の種子という言葉が出てくる。

 アテナに緊張が走る。

 そのワードには守護する神にとって大事なワードであった。

 それは神の世界にて密やかに囁かれる言葉

 どんなに忠実な配下や眷属の神ですら

 何故か戦いを好まぬ者が急に戦いを主張したり又は直接主張せずとも周りをそそのかしたりする。事が起き大乱へと最終的には繋がる事が過去に起きていた。

 勿論考えすぎというみかたもある。大概の神はそんな眉唾なことを信じない。人も神も変わる者であるし、人物像など他者からみて実際の本人像とは違う者だ。 だが眷属を持つ主神クラスになると、ある程度は配下や眷属となる神に力を行使できる。それなのに予想外のことが起こり、それは大きな流れとなり誰も止められなくなる。 

 戦いに生きる神のみが本能にのみ分かるのだ


 這い寄る混沌 


 誰も口にしないが何かの意思を皆感じている。

 世界に強い影響も持つ神ですら及ばない力。

 それは認めるわけにはいかないのである。

 神より上の意思があるなど

 そして、それら心変わりするものを

 混沌の種子と言って恐るのであった。

 何かの意思を感じて恐るのだ



 恐ろしさを感じるアテナ

 今までのポセイドンとの戦いの流れにそれを感じるというポセイドンの言葉

 混沌の種子

 這い寄る何かがあるのではという警告

 アテナに配下を疑えと


 ポセイドンは誘導されていると感じた様だ配下の者に

 そしてアテナ自身まそうではないかと危惧している。

 最後に地上は任せる

 それはポセイドンがアテナを誰よりも地上の守護者の一人として認めたものだ

 もし何かを感じるのなら丁度いい人物を俺は知っている

 ある一人の日本人に知恵を借りろとかいてある。偉そうに書いてある。

 ポセイドンの力の残滓をおうとしよう。

 それは長き戦いをした二柱だけわかるサインを記してる

 アテナは配下のものに黙って聖域を離れるのであった。

 書簡を燃やす誰にも知られるわけにはいかない。

 確認せねば

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